09/01/19 02:42:28
>>258
うんうん。
恋愛感情をごまかすために武官としてのオスカルを否定し、
反抗し続けて来たけれど、武官として認めちゃった瞬間
恋愛感情、尊敬、憧れ全てを自覚しちゃって、
「アラン・ド・ソワソン、オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェ准将に
全面降服いたします。」
で、白旗掲げたのがあの突撃チュー。
もう全身全力、一世一代の命をかけたチューだったんだろうな。
私には、ベルばらに限らず、映画、漫画、全ての中で
一番エロいキスシーンだよ。
260:名無しさん@ピンキー
09/01/19 06:52:24
アンドレはアランをからかいながらも、
アランの気持ちに気付いていたと思う。
オスカルもアランと同じで恋愛感情までは分からないけれど、
特別な存在として意識はしてたんだろうな。
そんな二人の怪しげに静かに進んでいる気持ちを
アンドレは分かっていたから嫉妬して、
何かとアランにも反抗的だったのかな。
261:名無しさん@ピンキー
09/01/19 11:22:10
>>259
アンドレはオスカル以外の選択肢がない状態で始まってて、
それはそれで閉じた特別さがあるんだけど、
アランは自らそこにハマり込んでいくところがエロい。
262:名無しさん@ピンキー
09/01/19 11:44:00
>>259
あのシーンは、二人はもしかして立ったままやっちゃんたんじゃないかと思うくらいエロい。
263:名無しさん@ピンキー
09/01/19 18:00:02
一度見つめてから両手を掴んで。
両手を掴んだ瞬間に突撃チュー。
その時のアランの顔もまたエロいんだよね。
264:名無しさん@ピンキー
09/01/19 18:33:33
手首つかまれたまま、必死で顔背けたオスカルを追って
しっかりまたキスするアラン。
エロかったな。
265:名無しさん@ピンキー
09/01/19 19:12:22
唇を奪いながら腰もしっかりと密着させていたから
きっと硬くなった股間をグリグリと押し付けていたに違いない。
オスカルは上と下から攻められて落城寸前。
アンドレが止めに入らなければ最後までやっていただろう。
ああエロい。
266:名無しさん@ピンキー
09/01/19 21:06:48
逃げても逃げても追って来る唇に密着した腰。
唇は首まで下がって来たところで
アンドレが止めに入る。
本当に余計な事してくれたアンドレを殴りたいw
267:名無しさん@ピンキー
09/01/19 21:13:45
シーン最後オスカルがバツが悪そうにしてたのはそういう事情ですかww
268:名無しさん@ピンキー
09/01/19 21:17:58
オスカル、本気で嫌がってたのなら、
アランの股間に膝蹴り入れられるチャンスはいくらでもあった。
バツが悪そうというより、アンドレめ、余計なことを・・・に見えるw
269:名無しさん@ピンキー
09/01/19 21:28:45
無言なのがまたエロい。
吸いつくようなチューなんだよね。
お嬢様で初心なオスカルには衝撃的だったろう。
270:名無しさん@ピンキー
09/01/19 21:44:31
オスカルは、アランのキスのテクニックに
相当参ったような顔をしてるんだよね。
初めてだったんだろうなあ、あんなエロいシチュ&エロいキスはw
271:名無しさん@ピンキー
09/01/19 21:55:40
>>270
キスだけで越し抜けたような感じだもんね。
272:名無しさん@ピンキー
09/01/19 22:36:26
エロイカを読んでないからその後の展開は分からないけど、
自覚してないだけで、アランの方がアンドレより
ずっと深くオスカルを愛していたように感じる。
273:名無しさん@ピンキー
09/01/19 23:05:31
>>265
百合背負ったシーン、しっかりと腰を密着させてるよね。
キスだけでこのテクニックだから、
やっちゃった時なんて、前戯だけで
オスカルを5回は失神させてるだろうな。
274:名無しさん@ピンキー
09/01/19 23:12:51
濡れたかな
275:名無しさん@ピンキー
09/01/19 23:19:45
>>267
あの気まづそうな表情はアランとの<事後>に見えた。
276:名無しさん@ピンキー
09/01/19 23:21:18
>>274
絶対に濡れてる。
処女で初心なお嬢様の最初の相手がアランだったら
もう他の男じゃ満足しなくなるよ。
277:名無しさん@ピンキー
09/01/19 23:29:02
「は・・・な・・・」
のシーンも嫌がっているように見えるけれど、
感じすぎて思わず「はなせ・・・」って言ってるように見える。
278:名無しさん@ピンキー
09/01/19 23:37:10
泣きながら「だから、だから」と迫ったアンドレにはキモさを感じたけど
百合背負ったアランのキスにはエロを感じた。
279:名無しさん@ピンキー
09/01/19 23:45:18
ギロチン覚悟で言う。
あれだけエロいキスシーンがありながら、
すぐにアンドレと結ばれるのは納得行かない。
280:名無しさん@ピンキー
09/01/19 23:52:44
私の中では、と言うか妄想w
オスカルと結ばれたのはアンドレではなくアラン。
激しく情熱的に。
だから今この場を借りて謝ろう。アンドレファンごめんw
281:名無しさん@ピンキー
09/01/20 00:16:15
一世一代の勢いで、セックスなら5回は失神させるだけの実力をもってしての、
「キスだけ」だからあんなにエロいんだよ!
どんなに惹かれ合っても結ばれない上官と部下の一瞬は永遠的な、
282:名無しさん@ピンキー
09/01/20 00:52:26
>>280
ナカーマがいて嬉しい。
私も今、この場を借りてアンドレファンに謝る。
ごめん、アンドレファン。
283:名無しさん@ピンキー
09/01/20 01:28:53
私は、リボンアンドレの頃は
アンドレ頑張れ、絶対にこの愛は報われるぞって
応援してたんだけど、
衛兵隊に入隊してからアンドレが自己中の
どんどん痛いキャラになって行くし、
アランというエロいキャラが登場するしで
妄想の中ではビリビリの後、アンドレ失踪、
アランとエロく情熱的に結ばれてしまいました。
本当にごめんなさい、アンドレファン。
284:名無しさん@ピンキー
09/01/20 03:33:03
アランにチューされた夜、
オスカルは眠れなかっただろうな。
285:名無しさん@ピンキー
09/01/20 06:41:51
>>270
相当参ってるよね。
アンドレが来なければエロいキスが続き、
アランのキステクニックで膝がガクガクになり
その場にヘタレ込んでいたと思う。
ヘタレ込んだオスカルをアランが抱き起こし、
力が抜けてアランに持たれかけ、アランに抱きしめられたところへ
アンドレ登場だったら、雨の中、一目散に草むしりに行ったと思う。
286:名無しさん@ピンキー
09/01/20 09:15:02
しかしアランのキスはなんて大胆でエロいんだ。
相手は上官、しかもどう見たってそういう経験なんて全く無いような
初心な年上の美人。
自由を奪い(ここ重要)初っ端から舌を入れ激しく絡ませ、
吸うようなキスをするなんて。あれは罪に値しないのかw
剣の勝負で負けたあの時から
アランの心にオスカルは住みついちゃったんだね。
287:名無しさん@ピンキー
09/01/20 09:26:17
>>284
アランも眠れなかったと思うんだけど、でも後悔はなさそうw
寸止めにしたアンドレに、アランはどんな感情を持ったのかな?
※普通の人間の場合
あんな場所で最後までいかずに済んだのだから、感謝の念を持っている
※変態エロ妄想者の場合w
飛び出さずにこっそり見ていて欲しかった
288:名無しさん@ピンキー
09/01/20 10:44:30
>>285
アンドレめ余計なことしやがって
…と初読当時から思ってまひた。
289:名無しさん@ピンキー
09/01/20 11:14:24
>>284
その夜アンドレに告ってるんだけど
水さしてゴメン!
でもアランがエロいのは間違いない
290:名無しさん@ピンキー
09/01/20 12:20:07
そう言えばその夜だw
「おまえも報われない愛に永い時の営みを耐えるのか」って同情したのに自分はすぐに報われたのね。
それにしても、作者本人はページ数が中途半端だったからとりあえずの勢いで入れたって言ってて、
実際その後の関連描写が物足りないくらいないのに今になると大事なシーンなんだよな。
もう少しストーリーに絡ませるつもりで考えた結果があのシーンなら
いったいどんなエピソードができていたんだろう?
見てみたいなー
291:名無しさん@ピンキー
09/01/20 12:28:58
今のダラダラ長引かせる漫画に比べると、唐突すぎるくらい場面転換早いよね。
週刊誌のイキオイまかせじゃなくて、
もうちょっとじっくり話を練ってたらどうなってたのかは気になるな。
292:名無しさん@ピンキー
09/01/20 12:43:20
っていうか、週マっていう子供向けの雑誌じゃなくて
大人向けに書いたらもっとエロ展開多かったかも。
293:名無しさん@ピンキー
09/01/20 13:18:32
描いたのが20代半ばのことだしね。
離婚後だったらどんなベルばらになってたことやら。
294:名無しさん@ピンキー
09/01/20 13:46:55
愛に夢や希望がいっぱいだったからこそだあね
295:名無しさん@ピンキー
09/01/20 14:47:05
>>292
オル窓は、後に月間セブンティーンに移ったけど
勢いも萌えもエロもいまひとつだったような
御大は、あまり深く考えないで描いた方がいのかもしんない・・ボソ・・
296:名無しさん@ピンキー
09/01/20 14:56:28
先生のほかの作品かなり読んだけど
本当はあんまりエロ好きじゃないような気がする
っつーか、恋愛ものが苦手なのか?
297:名無しさん@ピンキー
09/01/20 16:00:29
そうじゃなくて時代が恋愛にしても純愛ものばっかりで
エロ描写のある漫画なんか男性週刊誌くらいだったんじゃないの?
ベルばらの8巻のあの場面でも編集者に苦情が来たって話だし。
298:名無しさん@ピンキー
09/01/20 16:13:24
ベルばらベッドシーンは萌えた
以後はオル窓ふくめてダメだ・・
御大初期の章子の~とか桜京のほうがエロかった
299:名無しさん@ピンキー
09/01/20 16:13:40
ある日の司令官室 その1
アラン:「隊長、男は狼だって言葉をご存知ですか?」
オスカル:「いきなり何だ。おまえもそうなのか?ってか、おまえが言うな」
アラン:「答えになってません」
オスカル:「おまえになら襲われても平気だぞ」
アラン:「だから、リアル過ぎるって(汗」
300:名無しさん@ピンキー
09/01/20 17:24:36
>>299
ごめん おもろない
301:名無しさん@ピンキー
09/01/20 17:35:45
>>298
ドーイ
「沈丁花」のエロさには笑えたよ
「章子の~」とか「桜京」は、時代を考慮すれば納得
「ベルばら」以降は、御大は結婚もしているし大人の雑誌に描いているけど
エロ描写があってもちっともエロさを感じないんだなぁ
302:名無しさん@ピンキー
09/01/20 17:36:41
「ベルばら」外伝のピクニックシーン
オスカルとアンドレの見詰め合いはエロかった
303:名無しさん@ピンキー
09/01/20 17:39:30
でも絵があれだから萎えた
304:名無しさん@ピンキー
09/01/20 17:52:59
ヅカアランは隻腕の設定だったそうだけど
そうなった原因はバスティーユでオスカルを庇って受けたあの一撃だったら萌える。
305:名無しさん@ピンキー
09/01/20 18:00:26
隻腕のアラン、隻眼のアンドレと3Pをするオスカル
306:名無しさん@ピンキー
09/01/20 21:40:04
過去ログ見ると、オスカル×アンドレばかりなんで
アランファンはごく少数だと思っていたけど、
沢山いてとても嬉しいよ。
307:名無しさん@ピンキー
09/01/20 22:00:28
OAのファンサイトのSSで
どーーみても原作アンドレらしからぬ強引なワイルドアンドレのH描写が
少なからずあって、なんか違うなーーと思っていたが
アランだったらこんなワイルドでもOKだよね
>>306
アランファンが沢山いるというより
ワイルドな男が好きな人が沢山いるのかも
308:名無しさん@ピンキー
09/01/20 22:14:24
出動前夜、アンドレとのHだったから
馬に乗って出動できたけれど、
アランとだったら、出動どころか、歩けなかっただろう。
309:名無しさん@ピンキー
09/01/20 22:33:13
>>307
>アランだったらこんなワイルドでもOKだよね
OK、OK。全く問題無い。
OAサイトのSSアンドレって全身ティムポみたいで
原作アンドレまで変に見えちゃう。
310:名無しさん@ピンキー
09/01/20 22:51:00
>OAサイトのSSアンドレって全身ティムポみたいで
そうそう
マイルドアンドレが好きな私には、イヤンなアンドレが多かった。
なのに掲示板などでは絶賛されてて
なんでだ?と不思議だった。
だけどそのイヤンなアンドレ役がアランだったらOK。OK。問題ない。
むしろ萌えるかも・・?
311:名無しさん@ピンキー
09/01/20 23:18:55
>>310
>だけどそのイヤンなアンドレ役がアランだったらOK。OK。問題ない。
むしろ萌えるかも・・?
萌えるよ。
オスカルのことを隊長じゃなくて、「オスカル・・・」
と呼んだだけでも萌える。
312:名無しさん@ピンキー
09/01/20 23:25:08
アランってさー、言葉は乱暴なままで、普段の気遣いとかHとか実はアンドレより優しかったりして。
アンドレは一応好きだけど、愛するあまりか、時々粘着質で暑苦しいんだよね。
313:名無しさん@ピンキー
09/01/20 23:33:40
>>312
アラン、言葉や態度は乱暴だけど、
何かと隊員の面倒見たり、仕切ったりしてるし、
「俺とかわれ」の場面だってアランの方が正論だし、
不器用なだけで優しいしマメなところあるよ。
アンドレはオパーイとか下半身とか
オスカルの女の部分だけを執拗に攻めそうだけど、
アランは全身をあの唇技で攻めそう。
314:名無しさん@ピンキー
09/01/20 23:42:14
アランは実は、妄想の中でさえ、オスカルを大事にしてオカズにも出来なさそうなタイプでは。
で、全くタイプの違う商売女のとこへ行って発散。
アンドレは商売女のとこへは行かずに、オスカルを妄想で犯しまくりっぽいw
315:名無しさん@ピンキー
09/01/20 23:57:00
SSのアンドレも一個一個はさほど変なわけじゃないんだろうけど、
なんせOAは数が多いから、気がつくと色んな人のフィルターを通した
アンドレを大量に摂取しちゃってて、暑苦しい気分になってるのかも。
一応、他にも色々考えることのあったアランと違って、
アンドレは存在理由がオスカルだからさー、キャラとして深くはなっても広がらないだろうし。
ふと原作を読み返すと思ったほどウザくないアンドレにビックリ。
316:名無しさん@ピンキー
09/01/21 01:30:28
>>312
そうなんだよね。アランは相手の反応を考えながら
優しくHしそうなんだけど、
アンドレは20年以上の思いと愛する勢いで
馬車馬のように突っ走りそう。
317:名無しさん@ピンキー
09/01/21 04:19:33
アンドレはすぐ泣くからヤダ
318:名無しさん@ピンキー
09/01/21 04:34:09
「アラン、やっと二人きりになれたな。」
オスカルはゆっくりとアランに近付くと手を伸ばし、
白い人差し指をアランのモミアゲに絡めながら、
残された指で首筋をすーっと撫ぜた。
「たっ隊長、何をなさるんですか。」
「どうしたアラン。何を赤くなっている。
そんなおまえのカワイイ顔を見ると食べてしまいたくなる。」
「何をおっしゃるんですか隊長。」
アランは1歩後ろへ下がった。
「准将とただの兵卒が、誰もいない司令官室でいけません。」
アランが1歩下がるとオスカルが1歩前で出る。
「ここは嫌がっていないぞ。」
「隊長、どこ触ってるんですか。止めて下さい。
ダメです。いけません。隊長、隊長ぉぉぉぉぉ‐‐‐!」
319:名無しさん@ピンキー
09/01/21 09:41:51
SSのアンドレは、全身ティムポ表現が的確で笑ってしまった。
原作のコレといって取り得のない従僕が最期にはお嬢様に愛される展開が面白かっただけに
SSのアンドレの、平民だけど特別 な描写には辟易。
320:名無しさん@ピンキー
09/01/21 15:26:21
男社会で生きるオスカルを想い
「たまには女に戻ることも必要だと思います」と言って
寡黙に、ただ激しいセックスのみに終始するアラン。
321:名無しさん@ピンキー
09/01/21 18:02:33
>>320
萌える。
322:名無しさん@ピンキー
09/01/21 18:18:34
>>316
初めてで恐怖に固まってるオスカルに
「今日の演習はここまでにしようぜ、隊長さん」
アランならそう言ってオスカルを労わりそう。
323:名無しさん@ピンキー
09/01/21 18:43:57
>>322
憧れのご馳走を目の前にしてるのに(しかも味見した状態で)
途中でやめてしまえるアランに萌え。
324:名無しさん@ピンキー
09/01/21 21:05:02
「こわい・・・」
もアンドレは「こわくないから」て突っ走ったけど、
アランならら言葉を聞いたら黙って部屋を出て行きそう。
325:名無しさん@ピンキー
09/01/21 21:25:47
アランは寡黙なところがエロいんだよね。
326:名無しさん@ピンキー
09/01/21 21:29:25
アランなら「こわい」と言われたら
「そうか。そりゃそうだな」と応じて
「まぁ、今夜はとりあえず飲むか」
そう言って酒盛りしそう。
327:名無しさん@ピンキー
09/01/21 21:37:11
アンドレは先に死んじゃったからいいけどさ、
アランは銃弾を受けてるオスカルに飛び込んで、
自分も腕に銃弾を受けていながらも、
血まみれオスカルを抱きかかえて安全な場所へ連れて行くという
冷静な判断が出来てるんだよね。
アンドレが生きていたとしても、アンドレは俺のオスカルと騒ぐか
固まってるだけで、結局はアランが同じことしそう。
328:名無しさん@ピンキー
09/01/21 21:42:53
エロ対決はいいと思うけど
有能無能とか比べるのはやみょうよ
アランもアンドレもそれぞれにいいとこあんだからさ
329:名無しさん@ピンキー
09/01/21 21:45:54
>>326
アランなら、「あとで私の部屋へ。」
と言われた時点で何を意味しているのか察して
ワインの瓶を持って行くだろうな。
「こわい」と言われて>>320の展開になり、
上手くリラックスさせてから、
「それじゃあいくか。」
ベッドへ連れて行きそう。
330:名無しさん@ピンキー
09/01/21 21:49:34
隊長より酒が強そう>アラン
酔いつぶれたオスカルを寝かせて
「やれやれこんちきしょうめ」と顔見つめてそう
331:名無しさん@ピンキー
09/01/21 21:54:10
自分内設定ではアンドレはカナーリ有能。ルックスもイケてる。
でも性格が温和だから、ひけらかさないし、変な野心を抱いたりもしない。
常に分をわきまえて控えめ……オスカルに関すること以外は。
あと例え目的を達成してもエロという土俵ではアランに勝てない。
332:名無しさん@ピンキー
09/01/21 21:57:25
>>330
オスカルはちゃんとベッドに寝かせて、
自分は椅子とかで寝ちゃうんだろうな。
エロい。
333:名無しさん@ピンキー
09/01/21 22:02:37
オスカルの「怖い」は
アンドレだから言ったんだと思うw
オスカルに「痛い…」と言われた場合の各キャラの反応
フェルゼン=有無を言わさずテクを駆使して強引に入れてしまう。
アラン=全部入れたいのを我慢して少しだけ挿入。
ジェロ=「最初は誰でも痛いものですよ」と巧みな話術で入れてしまう。
アンドレ=「痛くないから…」と言って挿入してしまいそう。
334:名無しさん@ピンキー
09/01/21 22:03:35
>>332
イザークと同じでんがな
335:名無しさん@ピンキー
09/01/21 22:05:17
>>333
アラン 少女マンガ的にはステキだけど現実だったら役立たず?
336:名無しさん@ピンキー
09/01/21 22:08:25
酔いつぶれたオスカルを抱きかかえ、ベッドに運ぶ途中に
アンドレと間違えられてキスされてしまうアラン
337:名無しさん@ピンキー
09/01/21 22:09:47
>>335
そんな事はない。
「痛い」と言われて、全部入れたいのを我慢しながら
あの唇技で痛いのを忘れさせて上手く挿入。
338:名無しさん@ピンキー
09/01/21 22:16:49
挿入時の痛みはキスで麻痺させる(byアラン)
原作のアンドレはしてなさそうw
339:名無しさん@ピンキー
09/01/21 22:18:36
アランの場合、前戯だけで何度もイカされ
失神寸前だから、痛いも無く挿入されそう。
340:名無しさん@ピンキー
09/01/21 22:38:27
剣の勝負後の衛生室で
アランがあのエロいチューをしていたら、
オスカルはどうなっていたんだろう。
341:名無しさん@ピンキー
09/01/21 23:26:17
>>331
>例え目的を達成してもエロという土俵ではアランに勝てない。
アランってキス意外、これといってエロいことしてないけど
エロいんだよね。
342:名無しさん@ピンキー
09/01/21 23:30:47
あのキスが全てを物語ってるからね。
キスひとつでその全部を持ってった男だよ、アランは。
343:名無しさん@ピンキー
09/01/21 23:45:07
しっかりと見つめてから両手を掴み、
壁に押しつけて目を閉じて・・・
エロい。エロすぎる。
344:名無しさん@ピンキー
09/01/21 23:47:48
アランだったら、先にオスカルを脱がせるのか、
自分から先に脱いじゃうのかどっちだろう。
345:名無しさん@ピンキー
09/01/22 00:04:21
まずオスカルを裸にしてから自分も脱ぐ、に一票。
服を脱ぐだけでもエロい。
346:名無しさん@ピンキー
09/01/22 00:07:06
>>341
まあしかし、アンドレが相手じゃないとマンガとしてはやっぱりダメだよね。
アランだったら、正直もう革命なんかどうでもいいじゃないか。
アンドレという白ごはんに革命というカレールー、彩りの福神漬けアランって感じ。
347:名無しさん@ピンキー
09/01/22 00:27:24
>>346
そうかな。アンドレをブラビリ後に失踪させるとか
ロザリーとくっつけるとかしてFOさせておけば
革命という舞台で盛り上がるアランとオスカルが見られたかも。
ジェローデルvsアランの会話も、アンドレみたいな暗い雰囲気にならず
「私はかつてあの方の部下であり、そして今は婚約者なのですよ」
「奇遇だな。俺もあの人の部下なんだ。そして恋人だ」
こんなおもしろいやりとりだったかも。
348:名無しさん@ピンキー
09/01/22 00:31:55
>>347
それ面白いかも。ジェローデルvsアランは思いつかなかったなあ。
そんな展開のSSが読みたいw
349:名無しさん@ピンキー
09/01/22 01:00:04
>>347
>ジェローデルvsアラン
私は一人妄想して楽しんでたよん。
アニメのシーンみたいに衛兵隊に乗り込んで来たジェロに
「近衛隊ってのは暇なんだな。」
毒づくアランとか。
わかめヘアーを掴むアランと
モミアゲを掴むジェローデルの乱闘とか。
350:名無しさん@ピンキー
09/01/22 01:32:19
見合い舞踏会にアランが先頭に立って乗り込んで
メチャクチャにした挙句、
中庭でジェローデルがオスカルを口説いているのを見て、
「うるせえ男だな。男ってのはな、好きな女には
黙ってこうするんだよ。」
あのエロいキスを早くも披露していたかもしれない。
351:名無しさん@ピンキー
09/01/22 01:47:38
>>347
うん、アンドレは失踪させたほうがいいw
強姦未遂の直後に主人の命令とはいえ、
転職先にもやる気満々でノコノコついてきて、見苦しいったら。
この辺の展開はアニメの方が好きだったりする。
352:名無しさん@ピンキー
09/01/22 01:57:37
>>346
そんなことない。
貴族でありながら、平民以下の暮らしをするアランから
貧しさを学び、その中で頑張って生きる姿に打たれ、
アランは憎むべき大貴族でも理解してくれる、
そんな人間がいるのかと、
お互いに人間革命を起し、恋愛へと変化する。
その背景にフランス革命なんて展開だったら
それこそ少女漫画の世界だよ。
アランは飾りの福神漬じゃないな。タマネギだ。
353:名無しさん@ピンキー
09/01/22 03:57:19
>>345
オスカルを脱がせてるアランより、
自分で脱ぐアランの方がエロく感じる。
354:名無しさん@ピンキー
09/01/22 04:08:31
シチュ的には「オスカルに自分で脱がせる」方が萌える。
「私も脱ぐから、お前も脱げ!」byオスカル
もしくは「自分も脱ぎますので、隊長も脱いでください」みたいなw
355:名無しさん@ピンキー
09/01/22 04:32:50
>>354
>「自分も脱ぎますので、隊長も脱いでください」
ぴんく板でも引っかかりそうなぐらいエロすぎる。
356:名無しさん@ピンキー
09/01/22 05:07:59
>>350
このシチュで、
反抗的だったアランが・・・私のことを・・・
ドッキンドッキンの逆アンドレ状態になっちゃって
ある日、司令官室(どこでもいいが)で二人きりになり、
お互いに穏やかでは無い空気が流れて行く中、
「アラン、おまえのモミアゲを見るたびに、
私の奥の方から女がこみ上げて来て・・・
私を女として愛してくれるか?」
オスカルが自分から脱ぎ始め、脱ぎ終わり
アランの服に手をかけると
「隊長、自分で脱ぎます。」
こんなのを妄想してしまった。
357:名無しさん@ピンキー
09/01/22 05:44:15
アンドレが存在しないベルばらだったら
オスカル×ベルナールよりは
オスカル×アランの方がしっくりするな
御大がまったく想定していなかったカップリングだけど
突撃チューは、ページを埋めるための成り行きだったみたいだし
358:名無しさん@ピンキー
09/01/22 10:02:33
でも、オスカルの男装だって、連載するための成り行きだったんでしょ?
全部、神様のお導きw 作者は単なるよりしろだな。
359:名無しさん@ピンキー
09/01/22 11:52:21
見合い舞踏会に乗り込み、軍服姿のオスカルに堂々とダンスを申し込むアラン
躊躇するオスカルに「無礼講の舞踏会なんだろ」とムスッとして言うあらん。
ニヤリとオスカルは笑って、二人は中央へ。
「剣の名手だけでなく、ダンスの名手でもあったんだな」
「これでも士官学校出てるんだぜ」
二人は華麗にターン
「あんた、男にリードされて踊ったことが以前にもあったな」
それには応えないオスカルは、華麗にステップを踏もうとするが
アランはオスカルを持ち上げて「軽いな、やっぱり女だ」。
二人を三白眼で睨みつけるワカメヘアーと隻眼黒髪。
360:名無しさん@ピンキー
09/01/22 21:12:30
アランはオスカルのどこから攻めるんだろう。
361:名無しさん@ピンキー
09/01/22 21:32:17
まずは、真っ直ぐに顔を見詰めてから、
首にチューで始めそうだな。
362:名無しさん@ピンキー
09/01/22 21:56:58
>>359
アランとオスカルのダンスって萌えるな。
363:名無しさん@ピンキー
09/01/22 22:12:30
>>349
>「近衛隊ってのは暇なんだな。」
毒づくアランとか。
想像したら萌えて今晩は不眠になりそうw
364:名無しさん@ピンキー
09/01/22 22:47:10
ジェローデルvsアラン
「アラン・ド・ソワソン、私の大切な方を一日もこんなところに・・・
私は初めて会った時からオスカル嬢を女として・・・」
延々とオスカルに対する愛を語るジェローデルを
ギロっと睨みながら、
「ジャロだかジェロだか知らねえが、おまえさん、童貞か?」
一言だけ言って去って行きそう。
365:名無しさん@ピンキー
09/01/22 22:59:18
ジェローデルvsアラン
「まちたまえ、アラン・ド・ソワソン。
あなたのような男はせいぜいパリの下品な娼婦を買う程度で
美しいご婦人方を口説くことなどなさらないでしょう。」
「何だと、テメエ・・・」
「図星ですか、アラン・ド・ソワソン」
いきなり司令官室へかけこんで、
「隊長、自分を男にして下さい。」
オスカルを困らせそう。
366:名無しさん@ピンキー
09/01/22 23:35:11
アランは衛兵隊内しかないから、
なかなかオスカルと二人きりになれるシチュが無いので
それがまたエロさを引きたてるんだよね。
367:名無しさん@ピンキー
09/01/22 23:55:21
夜勤での飛びだしフェルゼン。
オスカルが振られた後じゃなくて、
その時に女装がバレて振られてしまうのを
アランが目撃してしまうのもエロいな。
368:名無しさん@ピンキー
09/01/23 00:05:37
泣いてフェルゼンの前から走り去ったとこで、庭でアランとばったり、とか。
まあ、一応貴族でも舞踏会には行かないだろうけどな。
369:名無しさん@ピンキー
09/01/23 00:16:29
>>368
そこで会場周辺の警備ですよ。
370:名無しさん@ピンキー
09/01/23 00:21:05
個人の屋敷でしょ。アルバイトでか?w
それって、アラン以外もいそうで嫌だ…
371:名無しさん@ピンキー
09/01/23 00:37:29 f0My0qwv
それにしても、アラン、あれをやるのに成功したのはいいが、オスカルのあまりの’貧乳’
にショックを受けるのではないだろうか?
アランは、いつも、場末の豊満な女性ばかりを相手にしていたので・・・・・。
372:名無しさん@ピンキー
09/01/23 01:26:48
ガサっと怪しい音がする。
「俺はこっち見てくるから、おまえらは裏に回れ」
とアラン一人で様子を見に行くと、
フェルゼンとオスカルが只ならぬ状況なのでひとまず隠れる。
ー振られる場面ー
走り去るフェルゼンを泣きながら見ていたオスカルだが
崩れ落ち、なかなか立ち上がらない。
心配になって様子を見に行くアラン。
(ここで、オスカルには弱ってもらおう。弱らないと暴れるし、
素直にならないから)
熱を出して倒れてる。
抱き上げて仮眠室に連れて行く。
軍服を脱がせたとき、「本当に女だ・・・」
顔を赤らめて見ないように脱がせるアラン。
時間的に軍医もいないし、「世話のやけるお嬢様だ」
と毒づきながらも一晩中世話する。
世話しながら、目撃したことや、女のオスカルを見て悶々とするアラン。
とかどうでしょう。
373:名無しさん@ピンキー
09/01/23 01:43:15
>>368
ダグー大佐に、どうしても出なくてはいけない舞踏会に
代りに出てくれと頼まれて出席していたという手もある。
374:名無しさん@ピンキー
09/01/23 01:55:44
>>370
フェルゼンがベルサイユの舞踏会を見せてやりたいと
言っているから、個人宅では無いと思う。
ダグー大佐に頼まれて代りに出席し、
泣いて走って来るオスカルとバッタリ。
泣いている婦人(夫人)を見て放っておけないアランは
話しを聞いてあげる。
オスカルもまだ衛兵隊隊長では無いので
行きずりの見知らぬ人だと話をして落ちつく。
その後、衛兵隊隊長になり、アランを見てオスカルはびっくり。
アランは気付いていないが、>>372の展開になって
あの時の女性が・・・
375:名無しさん@ピンキー
09/01/23 02:08:41
>>374
採用
376:名無しさん@ピンキー
09/01/23 05:19:27
エロわくわくする話しになりそうだ。
377:名無しさん@ピンキー
09/01/23 08:41:36
オカズをフェルゼンからアランに替えるオスカル
378:名無しさん@ピンキー
09/01/23 09:51:25
ダグー大佐も案外悪く無いかも。
379:名無しさん@ピンキー
09/01/23 11:41:50
ダグー大佐で妄想も萌えまする
380:名無しさん@ピンキー
09/01/23 12:03:29
ダグー大佐でイッてください
381:名無しさん@ピンキー
09/01/23 13:06:30
黒い騎士出没を警戒し、治安維持のために逮捕を願う
近衛隊と黒い騎士逮捕のために内偵を進めていた衛兵隊
招待客の一人として礼装していたジェローデル
警備兵として内偵をアランは
その舞踏会で、正体不明の外国から来た伯爵夫人が王妃の恋人と踊る姿を目撃する
382:名無しさん@ピンキー
09/01/23 13:26:51
もうそろそろアランはおなかいっぱいになってきた
383:名無しさん@ピンキー
09/01/23 16:44:02
懇親会だと称して、また飲み会が開かれた。
飲み会と聞いてダグー大佐に不安が走る。
様子を見にやって来たダグー大佐が目にしたものは、酔い潰れて眠るアンドレとアランの姿だった。
何も毎回ここまで飲まなくても…。そう思いながら目にした光景に唖然とする。
この二人、酒癖が悪いから飲み過ぎないように隊長を見張っているとか言ってたはずなのに
このありさまだ。
「隊長?隊長?しっかりして下さい」揺すっても起きない美貌の上官に困惑の目を向けると
「このまま放置しておくわけにはいかない」オスカルを抱き上げ、ダグー大佐は仮眠室へと向かった。
抱えた体をベッドに下ろそうとした時だった。
年下の上官が不意に首に手を巻き付けしがみ付いて来たのだ。
「な…」突然過ぎて言葉を失う。人違いをしているのか、それとも単に寝惚けているのか。
どちらでもいい。これから起ころうとしていることが何なのか、男なら判断がつく。大変だ。
「隊長、起きて下さい。困ります。こ…」
けれども柔らかな白い肌、半開きの馨しい唇、少し酒臭いが甘い息にそそられて、副官という立場を忘れそうになる。
まわされた腕を振りほどくことも出来たのに、脱ぎかけた軍服を着せることも出来たのに、それらの行為が出来なかった。
破滅と背中合わせの、この危険な状況にすっかり神経を麻痺させてしまったダグー大佐は
そのままオスカルと一夜の快楽を共にしてしまうことに。
翌朝の司令官室に、少しの罪悪感とかなり得した気分が混在した顔で朝の挨拶にダグー大佐はやって来た。
「お、おはようございます」
オスカルは何もなかったかのような済ました顔で昨夜の非礼をわびる。
「おはよう。昨夜はすまなかったな。重かっただろう?」
「え?昨夜のことをご存知で?あ…」
意外だった。絶句した。ダグー大佐は心臓が飛び出るほど驚く。
隊長がまさかあれを憶えていたとは。結構大胆にその…つまり…。
動揺を隠せないでいる副官にオスカルは続けた。
「私を仮眠室に運んでくれたのは君だと聞いたのだ。ありがとう」
「あ、はい。いいえ」
やはり隊長は昨夜のことは何も憶えていないのだ。思わず安堵のため息が漏れる。
そうだ、憶えていないほうがいい。隊長のためにもそのほうが。
いい思いをさせて頂いたのは私のほうなのに、お礼の言葉など…とは口が裂けても言えず。
健康のためにもお酒はほどほどにされたほうが宜しいかと…とも言えず。
「では、これで失礼します」
それだけ言ってダグー大佐は司令官室をあとにした。
384:名無しさん@ピンキー
09/01/23 16:59:07
何でもアリだなw
385:名無しさん@ピンキー
09/01/23 17:08:59
意外にやるな、ダグーの親父さん。
386:名無しさん@ピンキー
09/01/23 18:11:35
飲み会か・・・
酒癖の悪いオスカルがアランにからみ、
「好きな女のタイプはどんな奴だ。」
「初体験はいつだ。」
セクハラしまくるのもエロい。
387:名無しさん@ピンキー
09/01/23 19:08:19
そうか、あのエロチューはセク質の報復だったのか。
388:名無しさん@ピンキー
09/01/23 21:52:06 f0My0qwv
意外にも、ルイ16世、オスカルに’萌える’こと、なかっただろうか????
389:名無しさん@ピンキー
09/01/23 21:56:15
>>388
ルイ16世は無さそうだけど、過去ログにルイ15世にってのはあったよ。
390:名無しさん@ピンキー
09/01/23 22:18:51
萌える女性が少ないんだよね。
まだ嫁いでいない設定で、
ロザリーがオスカルのところに来てアランに襲われる。
エロの王道アランをもっても萌えない。
ロザリーで萌えるとしたら、
ブラビリの後、勢いでアンドレに襲われるぐらいだな。
391:名無しさん@ピンキー
09/01/23 22:34:48
ジャンヌがいる!
392:名無しさん@ピンキー
09/01/23 22:46:16
私はフェルゼンとアランをダブルで持って来るのが
一番エロくて萌える。
393:名無しさん@ピンキー
09/01/23 22:50:24
>>392
実は私もそれに萌えるw
どんなシチュがいいだろう。
394:名無しさん@ピンキー
09/01/23 22:53:23
>>393
私は>>374のシチュに期待していた。
395:名無しさん@ピンキー
09/01/23 23:15:54
女装舞踏会、飛びだしフェルゼン、暴動フェルゼン
原作に沿うとこの3つしか無いんだよね。
シチュをつくるとしたら、
アランを連れてアントワネットに会いに行き、
ベルサイユの廊下でバッタリフェルゼン。
飛びだしフェルゼンで、オスカルが気付かず、
アランが逮捕しちゃって連行して来て
あたふたするオスカルとか。
396:名無しさん@ピンキー
09/01/23 23:41:55
>>383 詳細は~???飛ばさないでよう。
397:名無しさん@ピンキー
09/01/24 01:19:10
>>377
アランでオナヌするオスカルってものすごくエロいんですけど。
398:名無しさん@ピンキー
09/01/24 03:45:39
「俺様が、こんなチャラチャラした服を着せられて
ベルサイユの舞踏会なんぞ、場違いもいいところだぜ。
まあ仕方無いか。ダグーの親父さんにはカリがある。
あの時、ダグーの親父さんが訴えてくれなければ今頃は銃殺だ。」
アランは舞踏会を抜けだし、中庭で大きな伸びをすると
いきなり背中に頭突きをくらった。
「いてぇなこの野郎・・・」
そこには舞踏会で見た、王妃の恋人と噂される男と
優雅にダンスをしていたマダムが驚いた表情をして立っていた。
ダンスをしていた時のうっとりした幸せそうな顔とは一変して
美しい青い瞳には涙をいっぱい溜めている。
「おっとこれは失礼、マダム。」
アランが手を差し伸べるとマダムは両手で顔を覆い、
肩を震わせて泣きはじめた。
「マダム、どうせ知らない者同士だ。
辛いことがあるのなら、俺・・・いや、私に話してみてはいかがですか?
少しは楽になりますよ。」
花壇の前にあるベンチにマダムを座らせると
自分の上着を脱ぐと、寒い風に曝されている
マダムの白い肩にそっとかけた。
399:名無しさん@ピンキー
09/01/24 03:47:09
ブロンドの髪を結い上げ、サファイアの瞳を持つ
美しいマダムの話しはこうだった。
何年もの間、打ち明けられず恋慕った男性が「いた」と言う。
決してかなう事の無い恋だと知りながらも愛し続けたと。
それでも何かしら気付いて欲しいと大きな決心をして
この舞踏会に出席したが、諦めるしか無いと悟ったと。
「マダム、しばらくの間は辛いかもしれませんが、
新しい恋をすればいい。新しい恋が忘れさせてくれますよ。」
マダムは静かにうなずいた。
「舞踏会には戻れないでしょう。馬車まで送ります。」
オスカルは馬車の中で大きなため息をついた。
これで諦められる・・・
ベルサイユでは見ない顔の男だ。仕草からしておそらく軍人だろう。
あの男に全てを話したおかげで楽になった。
これで・・・これで・・・諦められる・・・
続き、お願いします。
400:名無しさん@ピンキー
09/01/24 04:37:29
>「マダム、どうせ知らない者同士だ。
>辛いことがあるのなら、俺・・・いや、私に話してみてはいかがですか?
ワロタ
全然関係ないけど、リボンの騎士の海賊ブラッドとアランが妙にカブる。
サファイヤとの距離なんかも特に。
401:名無しさん@ピンキー
09/01/24 10:32:31
美女を押し倒さずに、慰めて馬車に送っちゃうのがやっぱりアランて感じw
でもアランっていい服が似合わなさそう…。やっぱ、もみあげとレースは相容れない。
誰か即押し倒しちゃうバージョンもよろしく。
402:名無しさん@ピンキー
09/01/24 14:13:07
>>401
多分、ヅラ着用かと。
403:名無しさん@ピンキー
09/01/24 16:19:52
>>399
あれから月日は流れ…
礼装のオスカルがアランに手を引かれて馬車に乗る。どこか妙な光景だった。
話は今をさかのぼること半月前。
高貴な女性の宝石ばかりを狙う窃盗団が再びパリに現れた。
オスカルは、かつての部下だったジェローデルから囮捜査を頼まれる。
〝女装して舞踏会に潜入する〟と言う今日はその計画実行の日で、二人はパリ郊外の古城へと向かっていた。
なぜアンドレではなくアランか?と言うと、彼は先日階段から転げ落ち、不運にも骨折。
診断した医師に『暫くは安静に』と、ドクターストップを掛けられてしまったとの事だった。
護衛を買って出たのは、これまで数々の狼藉でオスカルに迷惑を掛けて来た問題児アラン。
『その腕があれば自分で自分の護衛くらい朝飯前だろうが』と減らず口を叩いていたにもかかわらずだ。
そして馬車の中
そのアランはオスカルと目を合わせようとはせず、ただ投げられた質問にだけトツトツと答えたいた。
今夜のオスカルは、男装を止めて本来の白い肌もあらわな女性の姿をしている。
軍服姿しか知らないアランは、オスカルのドレス姿が眩しくて、まともに目を見ることが出来ないでいるのだ。
そうとも知らないオスカルは、アランの態度を気にして問い掛ける。
「そんなに変か?私だって、好き好んでこんな格好をしているのではないぞ。ドレスなんぞ窮屈なだけだ」
女の格好をした上官の語る言葉など効力は薄めである。どうしてもオスカルに女を意識せずにいられない。
「別の人といるみたいで、なんか調子が狂うな。それにしてもその言葉遣いはそれでいいんですか?」
「ああ、なんとかなるさ」
「本当に大丈夫なのか?」
アランは、女の格好であるのに男言葉を話す特殊な上官を案じた。と同時に疑問が生じる。
「あの…その…、そんな格好をするのは初めてなんですか?」
悪戯か本心か、そんな質問をされてオスカルの脳裏にあの苦く苦しかった思い出がよみがえる。
忘れたはずの、フェルゼンの腕の中でダンスを踊ったあの時の記憶が鮮やかに。
「仕事でもない限りこんな…こんな…」
オスカルの目に涙が滲む。
それを目に留めてアランはハッとした。この瞳とどこかで会ったことがある。そう遠くない過去で。
だがいつ?どこで?
「そんなに見つめるな。照れてしまうではないか」オスカルは目を逸らした。
そうか、思い出したぞ。「舞踏会…伯爵夫人…外国の…」
オスカルの顔色が変わった。二人の記憶が重なった瞬間だった。
「そうか、以前俺はあんたと会ってるんだ。そんな格好をしなかったら思い出すことはなかったかもしれない」
「おまえがあの時の男?まさか…」
そのまさかだ。アランもオスカルも驚きを隠せない。あの時のマダムが隊長だって言うのか!?
知らない人物だったから心を許したのだ。もう会うこともないと思ったから気持ちを預けた。
オスカルは、アランという男に自分の過去の中に封じ込めた苦しかった恋の思い出を知られてしまっていることに
今さらながらショックを隠しきれないと言う表情をして見せた。
「ア、アラン…」
「隊長…」
目に見えない大いなる力の前に、二人は言葉を見つけられないでいた。
何かが起こる気配に包まれながら、任務と私情の狭間で心を揺らすオスカル。
そんな間にも馬車は古城へと近付いていた。
続き、もしあるとしたら
次回は「古城での出来事」?
どなたかお願いします。
404:名無しさん@ピンキー
09/01/24 22:12:14
>>403
古城に到着すると、古びた外見とは似つかず
中では優雅な音楽と共に豪華な衣装と宝石に見を包んだ
貴婦人と紳士たちが華麗にダンスを披露している。
アランはドレスに身を包んだオスカルの手を取ると
ダンスの輪の中へ入って行った。
「何をするアラン。遊びに来たのでは無いぞ。」
アランの手を振り解こうとするオスカルの手をしっかりと握り
耳元でアランは囁いた。
「隊長、その身に着けている首飾りや耳飾を見せびらかさなくてどうするんです。」
「そっそれもそうだな。」
アランの肩に手をかけ、腰に回された手に身をゆだね
二人は音楽に合わせてステップを踏む。
「アラン、おまえはダンスの腕も大したものだ。」
オスカルの質問には答えず、想像以上に細い腰と
剣や銃を持ち、自分を張り倒したとは思えない白く細いしなやかな手に
神経は行ってしまう。視線は自然と大きく開いたドレスの胸元へ行ってしまう。
ターンをする度に目の前の隊長からは甘い女性の香りが漂う。
任務も舞踏会であることも忘れ、思いきり抱きしめたくなる衝動を
必死に抑えながらアランはダンスを続けていた。
オスカルの美しさとアランの華麗なステップは注目の的になっている。
「少し休むか。」
アランはオスカルの手をひいて、ダンスの輪から離れた。
「族はまだ現れないようだな。」
「しっ!隊長、声がデカイですよ。」
アランはシャンペンの入ったグラスをオスカルに手渡した。
「マダム、よろしければ一曲お相手を・・・」
声の主を見たオスカルの手からシャンペングラスが落ちる。
ただの金欲しさで高貴な女性の宝石ばかり狙う窃盗団では無かった。
王室へ反感を買う者たちが王室を潰そうとテロや暴動を起すための
資金源になっている。
その裏には大きな組織が動いているとの情報から
陸軍総司令官であるブイエ将軍が仕掛けた
大掛かりなおとり舞踏会であることをオスカルは知らない。
陸軍連隊長であるフェルゼンもこの舞踏会に来ていたのだ。
再び三人の記憶が重なる。
コンティエ大公姫のあの舞踏会。
続き、お願いします。
405:名無しさん@ピンキー
09/01/25 00:33:03
>>397
壁押しつけ舌絡ませフレンチキスのあとを想像して
隊長その晩自分のベッドでひとりHとかええなー
現代だったらアランはテレフォンセクすだけでオシカルをいかせてそうなほどエロさを感じる
406:名無しさん@ピンキー
09/01/25 01:59:45
>>404
その時、オスカルに出来たことは、
差し伸べられたフェルゼンの手を拒み
その場を離れることだけだった。
オスカルの後を追うフェルゼン。
アランが廊下で見たのもはいたたまれない隊長の姿だった。
「オスカル、あの時の伯爵夫人はやはりおまえだったのか。」
凍り付き、言葉を返せないオスカルに
なおもフェルゼンの残酷な言葉が続く。
「もし、初めて会った時、おまえが女性だとわかっていたら、
二人の間はもっと違ったものになっていたかもしれない・・・」
舞踏会へと戻って行くフェルゼンの姿を
ただ青い瞳に涙を浮かべながら見ていることしか出来ない隊長の姿。
自分の前を通り過ぎて行くこの貴族野郎の手を掴み
殴りつけてやりたい衝動をアランは必死に抑えていた。
「アラン・・・私は大丈夫だ。」
青い瞳に涙をいっぱい溜めながらもなお、毅然とし、
上官であろうとするオスカルの姿にいたたまれなくなったアランは
オスカルを強く抱きしめていた。
白い肩を震わせ自分の胸に身を委ねているのは上官ではない、
ブロンドの髪に青い瞳を持つ美しい女性の姿だった。
「ドレスを着ているばかりが女じゃない。
固い軍服を着ていようと、いい女だって俺は思うけどな。」
「ありがとうアラン。いまさらおまえに隠し立てしようとしても無駄だな。
あの時、話しを聞いてもらっただけで私は諦めることができた。
それが今、はっきりしただけのことだから。」
女として受けとめてくれる男の胸にすがりたかっただけなのだろうか。
その幻想をフェルゼンに求めただけだったのかもしれない。
顔をうずめるその胸は何もかも知っている。
アンドレにさえ話すことが無かった苦しみの全てを。
オスカルの心の中から何かが落ち、新しいものが生まれようとしていた。
「隊長さんよ、あの男のことなんか、俺が忘れさせてやるぜ。」
この先、古城の一室でエロエロ展開になるか、
盗賊が現れて乱闘になるか
何事も起きず戻って行くのか・・・
次、お願いします。
407:名無しさん@ピンキー
09/01/25 13:22:41
>>406
「忘れさせる?どうやって?」
「泣くことだけが方法じゃない」
そう言うと、アランはオスカルの手を引き、人目を避けるように城の西側にある控えの間を目指した。
「待て、どこへ行く?」
抗おうと思えば出来ないことはない。だがオスカルには何故かそれが出来なかった。
「涙を乾かす場所だ。その顔、ブイエにでも見られたら言い訳が必要だろう」
そう言われてオスカルは白い手袋をはめた手で慌てて涙を拭う。
「そんなに酷い顔を私はしているのか?」
アランは返事をしなかった。
「諦めたつもりなんだろうが、あんたはまだ忘れちゃいない」
控えの間と称された部屋に着くなりアランが言った。
オスカルは図星を指されて視線を逸らす。肩先は微かに震えている。
その体をアランの胸が再度優しく抱き締めた。
そして少し間を空けてから、改めるように言葉を紡ぐ。
「俺が隊長の新しい恋の相手ではいけませんか?」
恭しい敬語がオスカルに新鮮な風を運ぶ。
「私はおまえのことを…」
「言わなくていいです。今は何も…」
言うな否やアランは、地位も身分も今のこの状況さえも超越するかのような情熱的な口付けを始めた。
割り入れた舌を絡め合い、まるで口内を犯されるような激しい口付けに
オスカルは気が遠くなりかけて、立っているのがやっとになる。
「そろそろ広間に戻らなければ」
オスカルが素直な思いを口にしたのは、長い口付けを終えたアランの唇が首筋に下りた時だった。
官能に身を委ねながらも任務のことが頭から離れない上官に、アランは言葉を被せた。
「作戦会議をしていたことにすればいい」
首筋から続いて胸元へと唇を這わせながら、アランは尚も念を押す。
「そうこれは重要な打ち合わせ…」
アランの無骨な、けれども軍人にしては意外に綺麗な手が、オスカルのドレスの胸を肌蹴た瞬間。
その時だった。
廊下をけたたましく走る大勢の軍靴の音がして空気が切り裂かれた。
「こっちだ、こっちに逃げたぞ」
続いて兵士たちの声もする。
騒動の先に視線を向けるとオスカルは、それまで愛撫に任せていた身をさっと翻し飛び出す準備を始めた。
「隊長?」
「賊は一人ではないようだ。アラン、続きはあとだ。武器を持ってついて来てくれ」
「まさかあんな格好で捕り物をしようって言うんじゃ…。いくら強いからと言っても無茶だ」
さっきまでの甘い時間が嘘のように遠くに流れていく。
女隊長のこの一連の行動を、スローモーションのように見ていたアランもようやく事態に追い着きあとに続いた。
続く
408:名無しさん@ピンキー
09/01/26 00:40:34
「隊長さんよ、あの男のことなんか、俺が忘れさせてやるぜ。」
「俺が隊長の新しい恋の相手ではいけませんか?」
エロすぎる。(*´д`*)ハァハァ
409:名無しさん@ピンキー
09/01/26 04:59:58
>>407
オスカルが控えの間のドアを開けると
騒動が過ぎ去った廊下は不気味なぐらい静まり返っている。
二人は様子を伺いながら壁伝いにゆっくりと進んで行く。
庭、東翼へと分かれ、そして階段へと続く広いホールへ突き当たった。
「やけに静かだな。」
オスカルが階段に背を向けたとき、階段に隠れていた
族の一味が飛び出し、オスカルに襲いかかった。
「テメエら、俺の隊長に指1本触れてみろ、ぶっ殺してやるからな。」
アランは剣を抜くと族の中に飛び込み
オスカルに襲いかかろうとする族たちを次々と切りつけて行く。
「そんな格好では戦えないだろ。ここは俺に任せてこれを持って逃げろ。」
アランはオスカルにピストルを投げた。
「おまえを置いて、私だけが逃げるわけには行かない。」
「いいから逃げろ。こんな雑魚など俺一人でじゅうぶんだ。」
アランは剣を振り、オスカルの逃げ道を広げて行く。
「この野郎・・・」
倒れた族の一人がアランに銃口を向けた。
「危ない、アラン!」
オスカルのピストルが火を吹いた。
「何だ?今の銃声は。」
追い込まれた族を待ち構えるために城門を囲っていた陸軍に銃声が届いていた。
「連隊長、城のホールから銃声が聞こえたようです。」
「よし、行くぞ。」
一個連隊を引き連れてフェルゼンは城へ向かった。
そこにはドレスの裾に足を取られながら必死に戦うオスカルと
オスカルを守るように剣をふるう衛兵の姿があった。
フェルゼンが引き連れて来た一個連隊が応戦し、族を取り押さえて行く。
「大丈夫か?オスカル。」
「私は大丈夫だ。それよりアランが・・・」
フェルゼンが振り返るとそこには衛兵が立っていた。
「俺なら大丈夫だよ、隊長。」
陸軍兵士たちが族を連行して行く中、三人の間には不穏な空気が流れていく。
「城壁も城内も陸軍が包囲している。先の一味も既に逮捕した。舞踏会も終わっている。
私が後でブイエ将軍に報告する。屋敷まで送ろう。」
フェルゼンがオスカルに手を差し出した。
オスカルは首を横に振ると白く細い手をアランに向けた。
「私はアランに送ってもらう・・・」
アランはフェルゼンからオスカルを奪うようにその手を取ると
無言でその場を後にした。
410:名無しさん@ピンキー
09/01/26 05:03:42
>>409
結い上げた髪は乱れ、着ているドレスは所々が破れている。
アランは軍服を脱ぐとオスカルの肩にかけ馬車に乗せた。
「こんな姿で屋敷になど帰ったら大騒ぎになる。兵舎へ戻ろう。」
肩にかけられた軍服・・・あの日、あの時と同じ・・・だが今は何かが違う。
『俺が隊長の新しい恋の相手ではいけませんか?』
この言葉が蘇り、オスカルの胸を締め付ける。
あの唇が・・・あの手が・・・そしてあの広い胸は何もかもを知っている。
「アラン、おまえの隣に行ってもいいか?」
そう言い終わらないうちにオスカルはアランの隣に座り、その胸に顔を寄せていた。
心臓の鼓動が聞こえる。この鼓動を聞きながらこのまま眠ってしまいたい。
アランはオスカルの頬に手を添えると先ほどの続きといわんばかりに
再び情熱的な口付けをした。舌を絡め合い、唇を強く吸い合う。
オスカルの手が自然とアランの首に回るとかけられていた軍服がハラリと落ち、
白い肌が露になった。
身も心も全てをこの男に委ねたい。心の奥底に眠っていたオスカルの「女」が
目覚め始め、唇の感触を味わうごとに体の奥の方から甘いうずきを感じ
もっと何かが欲しいと感じさせる。
アランの唇が首筋へと移ると荒い息遣いが聞こえ、アランの手が胸元へ伸びて来る。
男を知らないオスカルはこの官能に身を委ねながらも自分は何をしたら良いのか
どう受けたらよいのか戸惑いもあった。
「隊長、俺に何もかも委ねて忘れてください。」
アランなら・・・この男なら・・・
更に続く。
411:名無しさん@ピンキー
09/01/26 12:14:34
馬車の中でやっちゃうんですか?
それとも司令官室へ帰ってからゆっくりと?
続きにわくわくしています。
412:名無しさん@ピンキー
09/01/26 15:19:13
もうイライラするなー早くやっちゃえよ
413:名無しさん@ピンキー
09/01/26 15:47:02 c4KB903r
>>410
まさか御者がアンドレって事はないよねぇ?
414:名無しさん@ピンキー
09/01/26 16:08:00
>>413
アンドレなら執念でそれもありそうだからこわい。
415:名無しさん@ピンキー
09/01/26 22:18:07
>>410
「隊長、あれは?」
「ん?」
部下の声で、ジェローデルは、遥か前方をゆく一台の馬車を視界に入れる。
確かにジャルジェ家の馬車だ。あの方があの中に…。
今夜の囮捜査への協力の礼を伝えると、オスカルは直ぐに馬車に乗り込み岐路についた。
であるはずなのに、その馬車の向かう先は、ジャルジェ家の方向とは明らかに違っていた。
はて?ジェローデルは首を傾げるも、部下の手前、平静を装う。
やがてジェローデル率いる近衛兵は左へ、ジャルジェ家の馬車は右へと分かれた。
そして、オスカルが乗っているであろう馬車を見送ったあとで、ジェローデルは物思いに耽る。
オスカルが近衛隊を去ってから幾日。
もう隊長と呼ぶこともなくなり、会うことも滅多になくなった矢先の
今回のコンタクトは、ジェローデル個人には正直、嬉しいものだった。
だからと言って何かが変わるわけでもないのだが。
姫を助けた騎士(ナイト)は、姫の口付けを勝ち取り…
とは、よくある御伽噺だが、今夜のナイトは残念だが私ではなかった。
オスカル嬢は私が助けたかった。
思わず心の中で本音を叫ぶジェローデル。
部下であった日々、交わした言葉、
それらの記憶は年月を重ねようと色褪せることはない。
むしろ一層強くなり…。忘れることなど出来ない。
ドレス姿が目に留まり、あまりの美しさに仕事であることを忘れ
声を掛けようとした時には既に、部下らしき男に手を引かれ、姿を消していた。
任務でなければあの場でひざまずき、その手を取って堂々とダンスを申し込んでいただろう。
「ふっ、不謹慎だな」
「は?」
自嘲するジェローデルの心の内など部下は知る由もない。
一方、ジェローデルが見送った馬車の中では…
かつての部下の想いなど露知らず、オスカルは今の部下と情事の真っ最中だった。
続く
(進展がなかったですね。ごめんなさいw)
416:名無しさん@ピンキー
09/01/27 00:07:39
アンドレが出て来ないのって、新鮮で案外いいね。
417:名無しさん@ピンキー
09/01/27 01:57:29
>>415
官能の渦に巻かれながらも戸惑ううちに
馬車は無情にも兵舎へ到着してしまった。
アランはオスカルを抱き上げると急ぎ足で司令官室へ向かった。
見回りをしている他の衛兵に見つかったところで問題があるわけでも無いが
オスカルのこの姿を他の兵士に見せたくないという気持ちがある。
司令官室へ入ると急いでドアを閉め、オスカルを下ろすと
アランは明かりを灯し、暖炉に火を入れた。
オスカルは引き出しの奥に隠していたワインとグラスを取り出す。
「隊長もやるじゃねえか。ワインは俺が開ける.。」
「何なら、ブランデーだってあるぞ。そっちにするか?」
「いや、ワインでいい。」
アランがワインを注いでいる間に、オスカルは結い上げていた髪を解く。
「取りあえず、無事だったことに乾杯だな。」
グラスを合わせながらお互いの目を見詰め合う。
オスカルは一気にワインを飲み干すと意を決したがのごとく
いきなりドレスを脱ぎ始めた。
「たっ隊長、いきなり何をされるんですか。着替えなら奥の仮眠室で・・・」
アランの言葉など聞き入れず、オスカルは更にコルセットとパニエの紐を緩め
自分の全てをアランの前で露にした。
「続きは後だと言ったはずだ・・・」
オスカルの細く白い手がアランの服へと伸びる。
その手を制するかのように無骨ではあるが綺麗なアランの手が重なる。
「隊長、自分で脱ぎます・・・」
そう言うと目の前に現れた細く、白く、美しい曲線を描いた
美しい裸体の女隊長を抱き上げ奥の仮眠室のベッドへ静かに下ろした。
アランはボタンに手をかけ、服を脱いで行く。
鍛えられた筋肉質の引き締まった体。厚い胸板にうっすらと生えた胸毛。
「あの胸に、あの体にこれから私は抱かれるのか・・・?」
初めて見る男性の裸体に羞恥心を感じ、顔を背けてしまう。
アランの体が重なり、唇をも重ね合う。
馬車の中で起きた感覚と同じ・・・それ以上に甘く・・・
アランの唇が首筋を吸いながら手は胸の膨らみへと移動して行く。
手が動き、揉みしだかれて行くと頂きが張ったように固くなって行く。
その頂きを吸われ、舌で弾かれると吐息交じりの声が漏れてしまう。
アランの手、指、唇、そして舌が全身に自分ですら見た事の無い部分にまで
這い巡り、羞恥と官能が入り混じり体の奥から火照り、快楽の喘ぎに身を悶える。
それは繰返される事に強くなり、アランの背中に回した手に力がこもる。
引き寄せたアランの首、胸にキスを返すとアランの息遣いが荒くなる。
「隊長、力を抜いてください。」
言われるままに全身の力を抜くと開かれた両足の間に固いものが振れた。
と同時に焼けつくような痛みに声を上げそうになったが、
アランの唇が声を塞ぎ、舌が口腔内を駆け巡る。
情熱的で甘くとろけるようなキスに痛みを忘れ、それは体の奥深くまで侵入して来る。
どちらに神経を集中させれば良いのだろう。
考える余裕も無くアランの腰が動く度に痛みが快感へと変化して行く。
快感は勢いを増し体の奥深くから膨れ上がり大きく弾けると
何を叫んだのだろう。アランは何を言ったのだろう。
フェルゼンさえも忘れ、何もかもが真っ白になっていた。
「隊長、隊長、大丈夫ですか。」
軽く頬を叩かれる感触で意識が戻った。
「申し訳ないです隊長。頑張り過ぎました。」
「謝ることなど無い。女に生まれて良かったと心から思えた時だった。」
オスカルはアランを抱き寄せた。
「アラン・・・おまえのことを・・・女として愛しても良いか?」
この先続くのでしょうか。
どんな展開になるのだろうか・・・
418:名無しさん@ピンキー
09/01/27 04:23:37
アランとジェローデルって何歳なんだろう。
同い年だとしたら、士官学校時代の同期で、
オスカルを巡って鉢合わせたとき、
「テメエはキザ野郎」「おまえは、モミアゲ坊主」
ヘビ捕まえてジェローデルを追いかけてたアラン、
大人びた口調で言葉でアランを負かしてたジェローデルとか
お互いに「痛い」士官学校の思い出がありそう。
419:名無しさん@ピンキー
09/01/27 10:02:10
>>417 自分で脱いじゃうのも思い切りがいいけど、実際のところ、ドレスって自分で脱げなさそう…
アラン『脱げよ…』
オスカル『こんなもの一人では脱げないぞ』
アラン『…仕方ねえなあ…これだから貴族のお嬢様は…』と、せっせとコルセットのヒモを緩める。
ってなことになりそうw
420:名無しさん@ピンキー
09/01/27 15:33:25
>>417
「愛するもなにも、たった今、確かめ合ったばかりじゃないか」
アランはこの行為こそが返事だと言わんばかりにオスカルを優しく、そして強く抱き締めた。
消えかけた暖炉の火がそんな二人をゆらゆらと照らす。
ディアンヌが待つ自宅へ
どうやって帰ったのか記憶がないほどに、アランは陶酔しきっていた。
まだ信じられない。あの隊長をこの腕に。
思い出すだけで体の奥から泉のように湧き上がる感動は、例えようのないものだった。
心地よい疲労感の中、アランはこの信じられないような出来事を朝までに何度も思い返す。
オスカルは痛そうにしていたがアランは男。そんな痛みなどわかりようがない。
アランの心の中はとにかく薔薇色一色だった。
破れたドレスの代わりの替えの軍服に袖を通したオスカルが
ジャルジェ家に着いたのは、12時を過ぎたころだった。
みなが寝静まる邸内を歩いていると、ふとアンドレの顔が浮かんだ。
幼いころからずっと行動を共にしてきた従僕が傍にいない不自然さを、今さらながらオスカルは手にする。
ふと、別れ際のジェローデルの何か言いたげな顔が思い起こされる。
『いつもの従僕はどうしたのですか?』
彼はそう言いたかったのだろうか。(本当は違う)
アンドレの足の状態を見舞いたかったが、深夜ゆえ明朝にすることにして、
オスカルはそのまま自室へと向かった。
「それにしても痛かった。アランの奴、手加減を知らないと見た。
私は初めてだったのに。加減をするのが普通だろう」
貫かれた時の痛みがまだ消えていないことに釈然としないオスカルは
冷静になった頭で誰に向けようもない怒りをぶつける。
痛みが快楽に変化していったことも、まだ見ぬ世界への扉を感じ取ったことも確かなのに。
「ロザリー、教えてくれ。女とはみなこのように、たったひとりで痛みに耐えるものなのか?」
自分の中に女を認めるとオスカルが途端に思い出すのは
5人の姉たちではなく、妹として慈しんだロザリーだった。
色んな意味で刺激的だった夜の興奮からか、睡魔はなかなか襲っては来なかった。
それでも疲労感からそっと目を閉じる。目を閉じて思い出すのはアランの顔。
ただの部下でなくなったアランと、明日からどんな顔をして会えばいいのだろう。
喜びと戸惑いが綯い交ぜになった魂が夜の空間を彷徨う。
次の日の朝
娘に男が出来た。普通はそれは母親が勘で気付くもの。
だがこの邸は違った。
気付いたのはアンドレだった。
歩き方、それに視線。どこかが変だ。
その日以降オスカルは、馬車に乗っていても、剣の稽古をしていても
部屋で読書をしている時でさえぼーっとすることが多くなり、
アンドレを部屋に呼ぶことも少なくなっていく。
オスカルに一体なにが起きたんだ?
松葉杖の不自由さから一刻も早く開放される日を願いつつ
アンドレは幾晩も眠れぬ夜を過ごすのだった。
421:名無しさん@ピンキー
09/01/27 15:36:00
>>421
月日に勝る薬はなし。
「もう松葉杖は必要ないでしょう」
医師の言葉にアンドレは、花が咲いたような笑顔を見せる。
意気揚々と、お嬢様付きの従僕としての仕事を再開させるアンドレ。
「よかったな、アンドレ。快気祝いは何がいい?」
「そんな、お嬢様。ご迷惑をお掛けしたのはこのアンドレのほうなのに、
それなのに勿体ないお言葉を…」
嬉し泣きするばあやを、オスカルが優しく宥める。
そんな日常が戻ってきて数日後の晩のことだった。
帰宅早々オスカルは、父に呼び出された応接室で再びジェローデルと再会する。
「隊長、お久しゅうございます。先月の囮捜査の件ではありがとうございました」
「そんな前のことに改めて礼など言われても…」
「実は…」
「け、結婚?このわたくしが、でございますか?」
オスカルは持っていた馬具を落としそうなほどに驚いた。
オスカルの手を取って唇を押し当てるジェローデル。
「父上、これは一体どういうことでございますか?」
オスカルは父であるジャルジェ将軍を見つめて問い質す。
ジャルジェ将軍は得意気な顔で話を続けた。
「彼は長男ではないそうだ。我が家に養子に来てもいいと言ってくれている」
「はあ?」
オスカルは豆鉄砲を食らった鳩のように目をパチクリさせ、
満足そうに笑みを浮かべるジェローデルを見つめた。
「わしは孫の顔が見たくなったのだ。おまえにもそろそろ結婚を…」
「話にならん。失礼」
ジェローデルはオスカルの手を取ると軽く唇を押し当てた。
「お待ちください。貴女は隊を辞めなくてもいいのです。
私の妻になったのちも、そのまま気の済むまで仕事をお続けになってもよいのですよ。
やがて子供が出来ればそれは不可能となる。その日までは…」
「どこをどう押せば、そんな馬鹿げた考えが湧いて出るのだ」
驚きを苛立ちに変え、声を荒げるオスカル。
「いつまでそうしているつもりだ。手を離せ」
「それは命令でございますか?ならば聞けません」
「…」
「オスカル嬢?」
「ジェローデル、取り消すなら今の内だ。そうすれば今夜のことは忘れてやる」
最後に何を言って応接室を出たのか覚えていなかった。
部屋に戻るとオスカルは軍服を脱いだ。
今さら私に結婚などと、父上もジェローデルもどうかしてしまったのだ。
結託して何を企んでいるのか知らないが、あれでは横暴が過ぎるというもの。
それに私はアランが好きなのだ。アラン…
もう一週間も触れていない。
アンドレが職場に復帰したのはいいが、アランとは今までのように会えなくなった。
アラン、私をきつく抱き締めて欲しい。
その夜、オスカルはアランの幻影を抱いて眠りに就いた。
続く
422:名無しさん@ピンキー
09/01/27 21:35:38
なんか、こんなオスカル やだ・・・・・
お願い
読み飛ばすから、名前のところにオスカル×アランとか
カップリング書いてくれないかな・・
423:名無しさん@ピンキー
09/01/27 22:32:05
>>422
どんなオスカル、どんなカップリングだったらいいんだおw
424:名無しさん@ピンキー
09/01/27 23:42:12
>>418
> アランとジェローデルって何歳なんだろう。
確かジェローデルがオスカルより2歳下でアランは5歳か6歳下じゃなかったかな?
425:オスカル×アラン
09/01/28 04:56:51
>>421
あまりにも横暴すぎる。
オスカルはジャルジェ邸へ戻ると真っ先に父親の部屋へ向かった。
勢い良くドアを開けると父親のジェルジェ将軍は上機嫌で本を読んでいた。
「私に結婚など、父上は何をお考えですか。」
オスカルは声を張り上げた。
「ジャルジェ家には後継ぎが必要なのだよ。強く賢い子を産んで私を安心させてほしい。」
ジャルジェ将軍は静かに答える。
「ならば父上、私が男の子さえ産めば良いとおっしゃるのですね。
ならば今すぐにでも・・・」
「オスカル、何を言い出すんだ。落ちつけ。」
「落ちついてなどいられません。」
オスカルは机を大きく叩いた。
「子供を産むには夫が必要だ。だからこそ、私はジェローデルを連れて来たのだ。」
「なぜジェローデルなのですか。」
ジャルジェ将軍は立ち上がった。
「言われてみればそれもそうだ。」
オスカルの顔に安堵の笑みが浮かぶ。
「それともオスカル、おまえには結婚したいと思う男でもいるのか?」
突然の言葉にオスカルは口篭もった。
「はははは、オスカル。そんな男が一人や二人いても良いだろう。
ならばその男をこの屋敷へ連れて来い。
いないと言うのならおまえにプロポーズしたい男を集めて盛大な舞踏会を開こう。
好きな男を連れて来るか、舞踏会を開くか、ジェローデルに決めるか
おまえの好きなように決めれば良い。」
ジャルジェ将軍は高笑いをしながら勝ち誇ったように部屋を出て行った。
426:名無しさん@ピンキー
09/01/28 09:07:13 wznbKEAl
いや、シチュとしては結構おもしろくて読んでるんだけど
やっぱオスカルさまはアランに夢中とかにならないで
”ふ、私としたことが年下の男に興味をもつことになるとはな”
くらいの余裕が欲しいんだよ。
ついでにジェロも手玉に取ってほすぃい。
”私を負かせたら抱かれてやるぞ”
みたいなシチュも☆
427:名無しさん@ピンキー
09/01/28 09:26:10
>>426
さあ、それを作品化するんだ!
萌えポイントは人それぞれだからしょうがないよー。
428:名無しさん@ピンキー
09/01/28 10:55:29
まあ、確かに、日頃は普通の女に落ちる事無く、でもある瞬間ガクッと陥落、のコントラストがオスカルの萌えポイントな人は多いかもね。
自分は、鬼畜でもラブラブでも、みなさんの萌えポイントをそれぞれ楽しませてもらってます。
文才無いので自分では書けませんから。神様、いつもどうもありがとう。
429:名無しさん@ピンキー
09/01/28 11:05:52
>>426
私も同感~~
シチュはいいんだけど
せっかく書いてくれた人には悪いんだけど
オスカルの方がアランに夢中になってるのって、、、、
しかもアランの 体だけに夢中 になっているみたいでイヤンだな~
中途半端にアンドレが出てくるし
完全エロに走るなら、アンドレは出さない方がいいかも
アンドレが出てきちゃうと
彼を愛している原作オスカルはどこに行ったのかと気が散っちゃう
ってコレが萌えの人もいるんだよね
ごめん
自分の萌えと違うからと文句をいってはいけないねーーー
わかってるんだけどねーーーーーー
自分で書けばいいんだけどねーーーー
わかってるんだけどねーーーーーー
ささやかな感想でした
430:名無しさん@ピンキー
09/01/28 13:48:29
まーお望みの書いてくれる人を待ちなよ
自分はオスカル中心がおなかいっぱいだけどなw
でもゴカーン以外のオスカル×アランは結構新鮮
がんがってくだはい。
431:名無しさん@ピンキー
09/01/28 14:19:38
書き手の一人です。
うーん・・・これから>>429みたいな展開へ
持って行こうかと思案中だったのですが
長すぎて飽きさせてしまったようですね。こめんなさい。
他のシチュやカップリングを書きたい方も
遠慮しないで書いていいと思います。
432:名無しさん@ピンキー
09/01/28 15:00:20
>>431
同じく書き手のひとりですが、同感です。
431タン、いつも素敵な展開と秀逸な描写をありがとうございます。
長くなったのは私に責任が(汗
続きは夕方までには落とせそうです。では。
433:名無しさん@ピンキー
09/01/28 15:55:46
>>425
ジャルジェ家では〝オスカルの三択〟の噂で持ちきりだった。
召使たちは休憩時間になると揃ってオスカルの結婚の話題を持ち出し
内容には事欠かない有様だ。
「ご結婚ですって、素晴しいわ」
「オスカル様はどれをお選びになるのかしらね」
「ジェローデル様とのご結婚?求婚者をご招待しての舞踏会?
それともどなたか愛するお方がおありなのかしら?」
「舞踏会となれば、またオスカル様のドレス姿が拝見できるのね」
「それは、楽しみだわ」
オスカルの苛立ちは頂点に達していた。
愛する男はいないのかと父に迫られて、浮かんだ顔はアランだったが
こんな茶番に付き合わせるわけにはいなかい。
第一、親の気まぐれで自分の人生が左右されるのは我慢がならなかったのである。
数日後
「父上、決めました。盛大な舞踏会を開いて頂きたく存じます」
決意を手にしたオスカルは、またも帰宅早々ジャルジェ将軍の部屋を訪ねてそう言った。
「ジェローデルがそれほどまでに気に入らないのか?」
士官学校も一緒で、近衛隊でも知り尽くした仲。浮いた噂すらない。
それのどこが不服なのかと言いたげな目で、ジャルジェ将軍は娘を見つめた。
「彼は優秀な副官でしたが、それだけなのです」
「わかった。金は幾らかかっても構わん。おまえも最高に豪華な装いをして
男たちのプロポーズを受けるがよい」
私にプロポーズをしようなどと言う馬鹿げた考えを持つ男どもの顔を見てやる。
オスカルは冷ややかな笑みを浮かべながらジャルジェ将軍の部屋から出て行った。
434:名無しさん@ピンキー
09/01/28 15:56:47
>>433
ジャルジェ家の舞踏会の話はアランの耳にも伝わってきていた。
数日前、司令官室を訪ねた時、オスカルは浮かぬ顔をしていた。
結婚の話が持ち上がっているとは知らず、こんなことを言ってしまった。
「今度、妹が結婚するんです。ディアンヌと言って
隊長のブロンドの髪をいつも褒めてばかりいるような
そんな妹なんですが、縁あって貴族の男性と…」
「結婚?それはおめでとう。私からも祝福の言葉を贈ろう」
そう言いながらも、オスカルの様子はどこか変だった。
そうか、こういうことだったのか。
「隊長が結婚するんだって」
「えー、どこの誰と?」
「今度、舞踏会があるらしいよ」
噂は兵士たちにも飛び火していた。
これからをどうしようか決める時が来たと、
騒動の輪から抜け出すと、アランはひとり静かに自分の気持ちを見つめ直した。
これからをどうするったって、隊長は…あの人は…伯爵家の令嬢なんだ。
もし隊長とこれっきりという結果になっても、愛していることに変わりはない。
それに俺には思い出がある。
あの夢のような一夜があるから、どんな結果にも耐えられるはずだ。
根拠のない自信だったがそれでも今は持つしかなく。
それともこれは強がりなのか?
上官と部下としてでなく、ただの男と女としてオスカルに会えば
答えは直ぐにでも見つかるはずなのに、
それをしてはいけないような気がして、アランは足を竦ませる。
そして、オスカルをもう抱けないかもしれないと言う予感が更に距離を隔てるのだった。
続く
435:名無しさん@ピンキー
09/01/28 16:09:45
>>432
431です。こちらこそ、いつも私の駄文をバトンタッチして下さって
本当にありがとうございます。
あのね、本当に息が合うというか、
バトンを渡すと上手く受けとってまた返してくれるんです。
スレのみんなの応援やネタ振りも嬉しく、
書く手が進むんですよね。展開やネタに悩んでもそれがまた嬉しかったり。
住民の方もこんな展開は?こんなネタは?
そんなのありましたら、遠慮無しに言って下さい。
皆様あってのこのスレ、出来る限り意見を取り入れて書いて行きたいと思ってます。ハイ。
436:名無しさん@ピンキー
09/01/28 17:57:16 wznbKEAl
426です。
ちゃちゃ入れてごめんなさい。
アラン相手なのは新鮮で、お二方?のお話を 楽しく読ませて頂いてます。
アランって、ベルばらきってのマゾキャラだと思うんですよねーー。
オスカルはアンドレには胸倉つかむとこまでで終わっているのに
アランには何度もビシって平手打ちして、決闘でも頸二本剣X刺ししたりして。
そんな目に合ってるのに(合ってるから?)アランは女の隊長を好きになっていくんだもん。
オスカル×アランってツンデレ同士だと思う。
で、どっちも一見Sですが、実は二人ともM。
ただ性質似てる生粋の軍人同士だけに、上官と部下の関係から抜け出せるのか?
やっぱり一夜の”アヤマチ”路線でしょうか?
437:名無しさん@ピンキー
09/01/28 19:55:42 wznbKEAl
”ちっくしょう”
アランは右手を握りしめながら、さきほどのことを思い出していた。
銃を暴発させたのはアンドレだ。それなのに、奴にはなんの罰則もなく
自分は片目をめっかち野郎と呼んだだけで金髪の隊長に横っ面を張り倒された。
・・・実は打たれるとは思わなかった・・
仲間と拉致し、地面を引きずって、食堂へ連れ込み、
蝋燭の火で金色の髪をチリチリと焼いてやった女隊長・・。
その瞳に浮かんだ一瞬の恐怖の色はまさしく「女」のものだったからだ。
椅子に縛り付けて充分に「男ども」の恐怖を味あわせてやって、とっとと衛兵隊から追い払うつもりだった。
だが、どうだ・・・
彼女は相変わらず堂々と衛兵隊を組織している。少しも「男ども」を恐れることなく
隊長づらしてやがる・・。
それを思うだけでも反発心はいやがうえにも湧いてきた。
しかし・・・
あのアマ・・・女隊長はなんのためらいもなく俺の頬を叩いてよこす。
正直言って、女にぶたれるのはお袋以外にはなかった。
あの女、何を考えてやがるんだ・・・
そう思いながらも、夜、寝台に横たわると女隊長の揺れる金髪が浮かびあがってきてならない。
あの男を挑発するような嫣然とした碧い瞳も・・・
”ケッ!”
俺は寝返りを打って、俺自身の勃起したソレを握った。
”あんな女”・・・
だが、しかし、あんな男のような誇り高い傲慢な「女」によって、
自分の身体の一部がこうも高ぶり、堅く抑えようもなく高ぶって勃ち上がっているのも
まぎれのない事実なのだった。
438:名無しさん@ピンキー
09/01/28 23:06:02
>>434
身分身分と誰が決めたか知らねえが・・・
好きで生まれてくるわけじゃなし・・・
貴族の身分でありながら平民以下の暮しをし、
その貧しさから大貴族を憎んだりもした。何不自由の無い生活をする奴らを。
だがな、奴らには身分だの家柄だのに縛られて
お互い好き合った同士で結婚出来ない不自由さがある。
大貴族から見たら俺たちは虫けらのようでも、虫けらから大貴族を見ればお互い様だってな。
大貴族が家柄だの身分だのに縛られれば虫けらは貧しさに縛られる。
どちらが隊長の幸せかを考えたら、愛しているのなら答えは見えるだろう・・・
もう抱きしめることも、触れることさえ出来なくなったとしても
幸せを願い愛し続け、見守ることだけに我慢する器量が俺にはあるだろうか。
パキッ!オスカルが走らせていたペン先が折れた。
「くそっ!」
オスカルは持っていたペンを床へ叩きつけた。
「父上がそのように考えるのなら私にだって考えはある。」
司令官室のドアをノックする音が聞こえた。
「入れ」
「失礼します。」
「今週の当番兵はおまえか?フランソワ・アルマン」
「はい。」
フランソワは黙々とテーブルの上に隊長用の食事を並べていた。
オスカルはテーブルの上の食事とフランソワの顔を順に見るとニヤリと笑った。
「フランソワ、話しがある。そこへ座れ。」
「豪華な食事が沢山出るらしいぞ。」
「酒も飲み放題だし、俺なんて朝から何も食わずに準備してる。」
「たっ隊長は・・・ドッドレスなんかきっ着ちゃうのかな・・・」
「綺麗な貴婦人が沢山来るんだぜ。」
兵営が賑わっていた。
「おい、アランは行かないのか?」
アランはジロリと睨みつけた。
「俺は夜勤だ。」
「夜勤なんていいから来いって隊長が言ってたぞ。」
再度アランは睨みつける。
「うるせえな。夜勤だと言ったら夜勤なんだよ。」
続く
439:名無しさん@ピンキー
09/01/29 17:50:14
>>438
氷の華と謳われる男装の麗人オスカルが、ドレスを着て結婚相手を選ぶ。
これほどセンセーショナルなことはない。
まして招待状はフランス中の貴族という貴族にばらまかれたのだ。
「あの方は来る」「来ない」だの、
お喋り好きの貴婦人たちが負け知らずの勝負師のような顔をして、囁き合うのも当然だった。
『その日は夜勤なんだよ』
アランが吐くようにして投げた言葉は嘘ではなかった。
舞踏会当日のアランの勤務予定表にはしっかり夜勤と書かれてある。
つまり、
アランが来なくても、それを疑問に思う者はひとりもいないという事になる。
大貴族の邸宅で行われる煌びやかな宴、贅を凝らした食事。
それらに何らそそられるものはなかったが、アランの瞼には
豪華なドレスを身に着けて求婚者たちとダンスを踊るオスカルの姿が浮かぶ。
そして回顧する。
俺が知る限りでは隊長がドレスを着たのは
王妃の恋人とやらに会うためと、この前の囮捜査の二回だけだ。
恋を忘れるためと任務。両極端だな。
それが今度は求婚者とダンスを踊るためにドレスを着るって言うのか。
あの隊長が、そんな理由で、大人しくドレスを着て
どこぞの貴族の野郎とちゃらちゃらダンスを踊るって?
そんな姿は考えたくもない。
アランはぶつけるあてのない拳を作り、ぎゅっと握り締めた。
「失礼。衛兵隊の兵士だね?
私は怪しい者ではない。そのまま警備を続けていてくれたまえ」
突然背後から声がして、アランは握りこぶしを作ったままの姿勢で相手を振り返った。
声の主はエリート将校の証である近衛服に身を包み、
全身から貴族のオーラを滲み出させているような長髪の男だった。
その空気に圧倒され、握った拳が緩む。
「は、はい」
思わず返事をしてしまった。
この鼻持ちならない気障な態度、いつかどこかで見たことがある。
そうだ…近衛連隊長だ。
そんな高い地位にある人物が、なぜ正門からではなく
こんな物陰からこっそり現れるのかと、アランは扱いに困ってしまった。
下手なことをしたら上官であるオスカルの立場に悪影響を及ぼすとも限らない。
邪険にも出来ず、そのまま行動を監視していると、男の方から口を開いてきた。
440:名無しさん@ピンキー
09/01/29 17:57:19
>>439
「私の婚約者になるかも知れない方の職場を見ておきたくてね」
「婚約者?ここには男しかいな…」
アランは言いかけた言葉を飲み込む。
そうか、この男…隊長の求婚者なんだ。だからこんなところまでわざわざ…。
隊長に会いに来たってわけか?
意識すればするほど敬語はアランから遠ざかり、言動はしどろもどろになる。
「しょ、職場訪問とはご足労なこった。
な、なんなら、隊長をここに呼んできてやってもいいぜ」
こうなったら自棄だ。どうにでもなれ。アランは腹を括ったが
ジェローデルはそんなアランの態度があまり気にならないらしく、表情ひとつ変えずに会話を続ける。
「その必要はない。彼女はこれから会議のはずだから」
「それを知っていながら、なぜここにやって来たんだ?」
アランは憮然とした表情になる。
「彼女が近衛隊を去った理由が、ここに来ればわかるかも知れないと思ったのです」
ジェローデルは淡々と答えた。
そうか、この男にも隊長と過ごした日々が…。
それは俺も聞いた。興味があったから。
隊長の答えはこうだった。
『俺のような男に会いたかったからかもしれない』ってな。
そう言ってやろうかと一瞬考えたが、止めることにした。
気障なわりにはどこか誠実そうなこの男のことを、心底憎めなかったからだ。
「ところで、アラン・ド・ソワソン」
「(俺の名を…?)な、何だ?」
「これは私からの忠告だが、
スキャンダルには気を付けたほうがいい。特に深夜の密会は。
心配いりませんよ。なにぶんにも私の部下は口が堅いのでね」
「ど、どういう意味だ?」
「では、失敬」
言いたいことだけ言い終えると、男は背中を向けて去っていった。
「フン、まったく気障な野郎だぜ」
この時の自分は口を開けたまま、ただ棒のように突っ立っていたに違いない。
アランはあとからそう思うのであった。
舞踏会は明後日に迫っていた。
続く
441:名無しさん@ピンキー
09/01/29 21:02:46
ジャルジェ家の舞踏会に、予期せぬ客は衛兵隊たちだけではなかった。
その日、屋敷の前に王妃の恋人として悪名高いフェルゼン伯の馬車が止まったのだ。
このことは、あっという間にヴェルサイユ中の噂になり、王妃の耳にも届くだろう。
「ハンスさま、よろしいのですか」
「じぃ、私とオスカルは親友だ。親友のパーティに私は来ただけだよ」
「ハンス様、このじぃを謀るのはおやめくださいませ。
今日のパーティの主旨は、じぃですら存じ上げるほど、宮廷中の噂なのですぞ!」
「じぃ、噂を真にうけるのか。では、私が王妃様の情人であるという噂もお前は信じているのだね」
「そ、それはハンスさま。高潔なあなた様への悪意ある噂をこのじぃが信じるとお考えと情けのうございます」
「ほらご覧。噂とはたわいのないものなのだよ」
じぃの嘆きを軽くかわして、フェルゼンは優雅な足取りでジャルジェ家のホールにたった。
すみません、フェルゼンを乱入させてしまいました。
442:名無しさん@ピンキー
09/01/29 22:31:34 PbSgp5W2
このスレのSS、楽しく拝読させて頂いております。
書き手さんにお願いですけど、ここにUPされているSS,鍵付きサイトでも造って
そこにまとめておいてくれない?
これが、過去ログになってしまうのは惜しいよ・・・・・。
443:名無しさん@ピンキー
09/01/29 22:40:26
今あるどこかの鍵サイトに載せてもらえば?
もしかしたら、どこぞの管理人さんかもしれないし
444:名無しさん@ピンキー
09/01/29 22:42:21
職人の一人だけど、個人サイトではないココだから書いてる。
個人サイトに鍵つき保管されるのは、私のSSに限っては遠慮したい。
445:名無しさん@ピンキー
09/01/29 22:53:20
過去ログを見る方法があるので貼っておきますね。
これで多分、見れると思う。
URLリンク(www.23ch.info)
446:名無しさん@ピンキー
09/01/29 23:37:56 PbSgp5W2
>>445
ありがとう!!!!!
モリタボとか過去ログとかの意味もまだよくわかっていなかったから、本当に
ありがとう!!!!!!
447:名無しさん@ピンキー
09/01/29 23:47:56
>>446
いえいえ、お役に立てて何よりです^^
448:名無しさん@ピンキー
09/01/30 04:41:37
>>441
「〇〇伯ご夫妻おつきぃ~」
「××侯爵様おつきぃ~」
招待客が次々とジャルジェ家へ到着する。
高級な食前酒が振舞われ、楽団は優雅な舞踏曲を奏でる。
招待客が期待するものは高級な酒、豪華な食事ではなく
オスカルがどんなドレス姿で登場するかだった。
「楽団の音楽が止まる。」
招待客が期待する時間だ。
「オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェ様、おでましでございます。」
会場は一斉にざわめき始めた。
礼装軍服に身を包み、凛々しい姿をしたオスカルが現れたからである。
その時だった。
「隊長、遅くなりました。」
フランソワを先頭にフランス衛兵隊兵士が続々と会場へ流れ込んで来た。
「父上、お約束通り、私の愛する男たちを招きましたぞ。」
あっと言う間に食前酒は衛兵隊によって飲み干される。
「おまえたちの中で私にプロポーズする者はおるのか?」
オスカルは衛兵たちに向かって叫んだ。
「隊長、俺が立候補しまーす。」
「いいぞーーーピーッ!」口笛が飛ぶ。
「俺が先だよ。」「いや俺だ。」
早くも衛兵隊恒例の喧嘩が始まる。
豪華で華やかな舞踏会は一気にパリの安酒場へと変って行った。
オスカルは笑いながら少し酔いを覚まそうと中庭へ出る廊下へ出た。
「フェルゼン・・・!なぜここに?」
オスカルは驚いて立ち止まる。
「招待客の一人だ。オスカル、おまえ、本当に結婚する気なのか?」
「・・・。」
「オスカル、いつかおまえに怒鳴られたことがあったな。
愛してもいない人と結婚するのかと。」
「フェルゼン、しかしおまえは言った。愛していれば結婚できるのかと。」
フェルゼンはオスカルの両肩を掴んだ。
「私のせいか?私がおまえの愛に答えられなかったからか?」
オスカルは顔を背けた。
「一方的に愛されることに幸せを感じるのか?それがおまえの幸せだと言うのなら
私はおまえを抱こう。それを受け入れられるか?オスカル。」
「放せフェルゼン。」
オスカルは大きく体を揺さぶり、フェルゼンから離れた。
「私は残酷な男だ。おまえを苦しめ、傷つけておきながらも
生涯最高の友でありたいと、おまえの幸せを望まずにいられない。
私が答えてやれなかったおまえの女の心を受けとめて返してくれる
そんな男を見つけたと私は思っていた。」
オスカルの脳裏にアランの姿が過った。
「自暴自棄になるなオスカル。おまえの幸せはおまえが決めることだ。」
フェルゼンの足音が遠のいて行く。
449:名無しさん@ピンキー
09/01/30 04:44:11
「あなたはバラのはなびらを食べるのですか?」
背後の声に振り返った。ジェローデルだ。
「いけないかっ!」
オスカルは荒げた声をあげた。
「いけません。詳しくはアラン・ド・ソワソンに聞いてください。
いつか、アランのバラ講座が出ることもあるでしょう。」
(書き手、ついに正体を現す)
「私はアラン・ド・ソワソンに会いました。
黒髪を涼風になびかせ、雄々しい琥珀色の目を輝かせる。
無骨で不器用で女を喜ばせる言葉ひとつ言えないけれど、
愛する人のために剣をふるい悪党を倒し、愛する人の手を取り
無言で去って行くその姿に心を震わされる。
愛する人のためなら自分の心をも押し殺し身を引こうとする
そんな男が・・・そんな男が・・・」
ジェローデルは頬を紅潮させ熱く語り出した。
「ジェローデル。おまえは何が言いたいのだ?」
「失礼、オスカル嬢。私が言いたかったことは
私はアラン・ド・ソワソンに負けたということだけです。」
オスカルは首を傾げた。
「私はアラン・ド・ソワソンの目を見て全てを悟りました。
オスカル嬢には失礼なことなのですが、これは男にしかわからないことです。」
そう言うとジェローデルはオスカルの手を取った。
「行きましょう。私と一緒に。」
ジェローデルに連れて行かれた先は衛兵隊兵舎だった。
「なぜこんなところへ私を?」
「ここで待っていて下さい。」
アラン・ド・ソワソン。
闇夜の中、いきなり名前を呼ばれアランは一瞬、剣に手をかけたが
声の主が分かると足を揃え軽く頭を下げた。
「失礼いたしました近衛連隊長殿。」
ジェローデルはアランの目を見つめた。
「私には分かりました。彼女が近衛隊を去った理由も、
そしてフランス衛兵隊へ留まりたいと強く願っていることも。」
相変わらず気障でごちゃごちゃと分けのわからんことを言ってるが
悪い男では無い。黙って聞いておこう。
「あなただけ舞踏会には来なかった。彼女の幸せを願うなら身を引くのも
また愛の証だと。
それは私にも言えることでしょう。アラン・ド・ソワソン、あなたから
オスカル嬢を奪えば、私は不幸になるからです。
愛する人が不幸になれば、私もまた不幸になるということを。
私と一緒に来て下さい。アラン・ド・ソワソン。」
アランが連れて行かれた先にはオスカルが立っていた。
「隊長・・・」
「アラン・・・」
ジェローデルはフッっと笑うと馬に乗った。
「これが私の愛の証です。受けとって下さい。」
そう言い残すと馬のわき腹を蹴り走り去って行った。
「あの方は今宵、あの大きく熱い胸に抱かれるのだろうか。
ああ・・・オスカル嬢、あなたが羨ましい・・・」
続く
450:名無しさん@ピンキー
09/01/30 06:44:59
キャー!やっぱりヘタレさまー!!
451:名無しさん@ピンキー
09/01/30 09:14:41 j3BeqWN/
楽しく読ませて頂いています。
フェルゼン、このシチュだと一番エロかった。
しかし、やっぱ難しいねえ。
オスカル×アランって。
エロだけならOKなんだけどね。
結婚とかになると、どーも違和感・・。
あとさー
>「あの方は今宵、あの大きく熱い胸に抱かれるのだろうか。
ああ・・・オスカル嬢、あなたが羨ましい・・・」
こ、これは何?ジェロもアランが好きだったの?
452:名無しさん@ピンキー
09/01/30 10:20:12
オスカルの舞踏会にブイエ・ド・エロ・ジジも
「これも上司の務めじゃ。まったくもってケシカラン」
そうブツクサいいながらこっそり参加。
453:名無しさん@ピンキー
09/01/30 16:15:34
>>451
オスカルとアランが結婚か・・・あまり想像できないけど、
夕食の時、並んで座る二人を見て、
「アランくん。夜の方は上手く行っているか?
ワシは孫の顔が早くみたくてな。
これを食べなさい。精がつく。」
ジャルパパの爆弾発言炸裂に振り回される風景は想像できる。
454:名無しさん@ピンキー
09/01/30 19:34:27
>>449
「母上、少しお時間はよろしいですか?」
ジャルジェ夫人は縫いかけの刺繍仕事の手をとめ、オスカルを見た。
ジャルジェ夫人の部屋にオスカルがやってきたのは、
結婚の話が持ち上がってから実にこれが初めてだった。
しかも、結婚相手を選ぶ舞踏会という大切な日の前夜に現れたのだ。
優しい母の笑みで娘を迎え入れる。
「オスカル。あなたから私の部屋にくるなんて、珍しいこともあるのですね」
幸せを願っての選択だったのに、連日どこか浮かぬ顔の娘に夫人もかける言葉がなかったのである。
「母上…」
良かれと思い薦めた結婚は、オスカルには負担だったのだろうか。
そんなことを思いながら、膝に崩れてきた娘の顔を両手で包み込んだ。
「どうしました?結婚を控えて少しナーバスになっているの?」
「母上…私は父上の人形ではありません。
血の通った、自分の意思を持つ、生きたひとりの人間なのです」
「オスカル?」
「女を捨てて軍人として生きろ。そう言われ続け、そのように生きてまいりました。
だが今度は結婚して子を産め、女に戻れとおおせです」
瞳から溢れる哀しい色の涙。
それをそっと指ですくいながら夫人はありったけの愛情を滲ませた言葉で娘に語りかける。
「親と言うのはそれほど愚かなものなのですね。
時として子供の幸せを願うあまり愚かな行動にも出てしまう」
「母上?」
「オスカル、お父さまは後悔しておいでです。
知っているでしょう?この頃の世の中の不穏な空気を…。
このまま貴女を軍隊においては、貴女のことだから軍を率いて
怯むことなく戦いの矢弾に身を投じるでしょう。
そうなる前に愛しい我が子を救いたい。ただの女性として平和な家庭を持って欲しいと…
…そう願う私たちを、愚かだと笑いますか?」
「父上がそのようなおつもりで結婚のなどを…あ…」
親の愛の深さに、全身の血がさーっと引いていくのを感じた。
オスカルは魂を浮遊させ、抜け殻のように母の部屋から出て行った。
私はどうやって生きればいいのだ。これから生きていけばいいのだ。
迷い込んだ迷路の出口を見つけらないまま、オスカルは舞踏会当日の朝を迎える。
455:名無しさん@ピンキー
09/01/30 19:35:15
>>454
そして当日
父の思いを知ってもなお、オスカルが着たのは礼装の軍服だった。
しつらえてしまったからではない。これがオスカルの意思だったからだ。
舞踏会はオスカルの思惑どおりに進行してゆく。
心では哀しい涙を流がしながらオスカルは舞踏会の主役を務める。
そんなオスカルを初恋の人フェルゼンが救う。
オスカルに見える一筋の光明。それがフェルゼンの言葉だった。
友情という糸を更に強くして、恩を返せたと安堵してジャルジェ家をあとにする北欧の貴公子。
舞踏会の喧騒から抜け出しひとり庭に佇むオスカルを、ジェローデルがある場所へと連れ出した。
連れて来られた先の衛兵隊の兵舎でオスカルはアランに心の全てを告げるのだった。
「隊長、舞踏会はどうしたんです?それにしても煌びやかな格好ですね」
アランはわざと話を逸らそうとする。
「ドレスは着なかったのだ。私が着なかった…」
アランはその言葉に頷くようにオスカルを見つめる。
「あまりじろじろ見られると、どこかおかしな所でもあるのかと気になるではないか」
「俺と隊長の特別な夜は決まって隊長はそんな格好ですから…」
「アラン、私は誰とも結婚しない。これからも軍人として生きるつもりだ」
「貴女が決めたことなら俺は…」
アランに決意を告げてもオスカルはまだ完全に自分の足で立っていないことに気付く。そして戸惑った。
私は自分がなんなのか見失っているのかもしれない。
「聞くが、こんな私でもおまえは愛するというのか?」
アランはこくりと頷いた。
「女らしい所も、しおらしい所も何ひとつないこんな私でも?」
「貴女だからこそ、そんなあなただからこそ俺は愛したんだ」
「アラン…」
「俺は貴女が大嫌いだった。女のくせに生意気で…。俺を殴って…。
だからどんなことをしてでも俺たちの前から追い出そうと必死になった。
だが、いつしか…」
アランはオスカルの顔を見つめた。今まで見た中で一番真剣な目だった。
「…好きになった。貴女が好きで、好きで堪らなくなっていた」
アランはオスカルに触れずに会話を続けていたが、手は震えていた。
「俺はいつかこんな夢を見たことがあります。
朝、起きたら隊長が俺の横で眠っていて、俺は隊長の綺麗な寝顔をずっと眺めているんです。
朝の挨拶をして、それから二人して起き出して朝食を食べ、身支度を整えて出て行く。
他に何もいらないと思える幸せがそこにはあって、毎日俺は隊長と一緒に眠るんです。
そんな夢です。とても幸せな…。
でも所詮夢は夢、覚めれば終わるのです。どうか忘れてください」
アランは静かな視線をオスカルに向ける。
「もう戻らなければ、招待客への挨拶があるから」
そうは言ったもののオスカルは出て行こうとしない。
人は時に言葉と行いが一致しないこともあるのだと、アランは目の前でその例を見た気がした。
456:名無しさん@ピンキー
09/01/30 19:36:34
>>455
「今、ここで貴女を抱きたい」
それは唐突であり直球だった。
アランはオスカルをただじっと見つめ返事を待った。
「私はもう軍人として生きる覚悟をしたのだ。だから…」
「だから?」
歩み寄り距離を狭めるとアランは礼装姿のオスカルを抱き締めた。
「俺は…俺はずっとこうしたかった。ずっと…」
「離せアラン。私はおまえにこうされていると自分が自分でなくなるような気がして怖いのだ」
「貴女は貴女のままでいいのです」
「私はおまえが思うほど強い人間じゃない。立っていられなくなることだって…」
「立っていられない時は座ればいい。俺に寄りかかったって…」
拒む理由をなくしたのかオスカルが黙り込む。
アランは抵抗も覚悟でオスカルを抱き抱えると寝台に運んだ。
真下に見据えて言う。
「今夜の貴女だからこうしたいのです」
「私はおまえの上官だ。処分も簡単に行える…」
「次は権力行使ですか?鯉はまな板に乗ると暴れると言う」
「誰がまな板の上の鯉だ!」
「言っとくが、俺は貴女から受ける処分なんか怖くない」
オスカルの手を押さえ自由を奪うとアランは言った。
「―おのれアラン…私は帰る。まだ舞踏会は終わっていないのだ」
「舞踏会に戻ってどうするんだ。戻って女と踊るとでも言うのか?
どうせめちゃめちゃにしてきんだろ。俺たち衛兵隊の兵士も呼ぶと聞いた時から魂胆はわかっていた。
最初から見合いなんてする気はなかった。どうです?もし間違っているなら俺をぶってください。」
オスカルにアランはぶてなかった。
457:名無しさん@ピンキー
09/01/30 19:37:34
>>456
「これが最後だと言ったら、貴女も考えが変わるはずだ」
オスカルは目で理由を強請る。
「貴女は軍人として生きる決意をして、俺もどこまでもついていく。
そんな関係をこれからも続けていくために、これを最後に愛し合うのです」
アランの言葉に頷くように、オスカルは起き上がると礼装を脱ぎ始めた。
「綺麗です。とても…」
裸身が月の光にくっきり浮かび上がると、アランは感嘆のため息をもらした。
容赦しない動きでアランは口付けの雨を降らせていく。
もう一度触れる体。しかしあの時とは違う。
あの時は始まりの、そして今夜はこれが最後という覚悟の夜なのだ。
その思いが一層アランを駆り立てる。
この人も震えているのだ。
両の乳房の上に立つ薄桃色の頂を口に含むと、オスカルの口から甘い息が漏れ始めた。
闘っている相手が羞恥なのか、耐えているようにも見える。
もっと感じさせたい。感じて欲しい。
愛撫に呼応して吐く息が乱れる。
刺激を強くするたびにそれは大きくなり、アランも同化してゆく。
名残惜しそうに乳首から唇を離すとそこはつんと立ち上がり唾液で光っていた。
淫靡で美しい光景だと思った。それも胸の稜線も女の体の神秘のひとつなのだろう。
アランは両の足を開く目的で膝を立てさせその上に手を置いた。
されることを想定してかオスカルは小さな抵抗を見せる。
膝に力を入れて震わせる、そんな抵抗さえも官能の道具でしかないことをオスカルは知らない。
こういう時、男に残酷な悪魔が宿るのも全て愛のなせるわざであるという事も。
すらりと伸びる足。
そこを左右に開くために立てさせられた膝がアランの手でゆっくり割られていく。
遠慮気味に開いた足の間にアランは頭を近付けた。口でそこを愛するために。
そんな愛され方をされることにオスカルは驚いているようだったが、アランに迷いはない。
あるとしたらこれを限りと精神愛に移行させようとしている自分への無理である。
秘めた場所への愛撫が加速するとオスカルの吐息もひときわ甘く激しくなる。
そこをアランの自由にされて、白い顎を見せて喘ぐオスカル。
やがて影がひとつに重なって、そこに欲望の証を埋められ、そして奥まで突かれる。
視界をゆらしながら互いを感じ合う愛の行為。
長くて短い、焦らして焦らされて、狂って狂わされる二度目にして最後の夜はこうして終わった。
458:名無しさん@ピンキー
09/01/30 19:38:46
>>457
「この先もずっと貴女を守り続けていきます」
アランは背を上にして傍で体を横たえるオスカルを見つめて囁く。
オスカルの目に浮かんだ涙は、夜明けの光を受けてキラキラと光っていた。
欲情を交えたあとのブロンドの髪、汗ばんだ額、白い背中に見惚れて
アランの口は思わずこんなことをもらす。
「綺麗です、本当に。どこもかも全部。とくに背中が…」
「ん?背中?そんなところを褒めるやつがあるか」
変なことを口走ってしまったのかとアランはくすっと笑った。
「女の人の背中をこれほどまでに綺麗だと思ったのは初めてなんで、つい…」
男の素直な感想に悪い気はせず、オスカルも
「私も初めてだ。そんなことを言われたのは」そう言って微笑み返した。
気だるさの残る体の、今度は背中をアランの唇が這う。
そうされていると、先ほど愛されたばかりの体が再び疼き始める。
去った波がまた押し寄せてくるようにそれは甘く広がって、ざわめきがオスカルを襲う。
「あれで最後のはずではなかったのか?」
アランはオスカルの制止をものともせず、
背中に這わせた口唇による愛撫を更に無遠慮に広範囲にひろげていく。
「貴女の強さを俺は知ってます。跳ね除けるのは簡単なはずなのに、それをしない…」
アランが意地悪く笑う。
「営倉に入れてやる」
「ごじょうだんを」
全身を官能に染められながらオスカルは自分の意思の向かう先を見つめる。
部下と上官に戻り今日からまたそれぞれに信じた道をゆく、これが誓いの儀式なのだと言い聞かせながら。
儀式にしてはそれはあまりにも甘く激しく…。
459:名無しさん@ピンキー
09/01/30 19:40:44
>>458
バタン!
勢いよく扉が開いた。軍服姿のオスカルだ。
意を決した時だけ挨拶もなしにいきなりドアを開け、入室してくる習慣を持つ娘を
ジャルジェ将軍は読みかけの本もそのままに見つめる。
「昨夜の侘びを言いにきたのか?」
「いえ…」
「ではなんだ?」
「父上に一つだけお聞きしたいことがあります」
「…」
「もしも、私も当たり前の女性として育っていたら、15になるやならずで
姉君たちのように、顔も知らぬ男性のもとへ嫁がせらたのでございますか?」
「お答えください!父上…」
オスカルは必死だった。
「その通りだ」
きっぱり言い切る父の言葉。
オスカルはそれに何かを得たようにぱっと顔を輝かせた。
「ありがとうございます。このような人生を与えてくださったことに感謝いたします。
女でありながらこれほどにも広く険しい人生を…」
「オスカル…」
「もう後悔はございません。生涯を武官として生きましょう」
オスカル…
背筋を伸ばし真っ直ぐ前を見て出て行く娘の後姿に、将軍は信念を見る。
わしが育てたのだ。そういう娘に、このわしが…。
長い時を経て父と娘の思いがひとつに重なった瞬間だった。
おわり
拝読、ありがとうございました。
460:名無しさん@ピンキー
09/01/30 19:55:39
>>459
×拝読
○お読み頂き
訂正です。失礼しましたorz