08/07/08 00:18:36
>>684
(黒が和んだ口調で頷くのに、自分も、こくんといつもより大きめに頷く)
…仲良し。
(その言葉が意味すること…そうなればどうなるのか、は全くわからなかったけれど)
(キコの笑顔の雰囲気と、黒の微笑みの気配が嬉しくて)
(驚き、慌てたような黒の声。それに、機会仕掛けのようにして首を傾げ)
黒は、自分だから…分からない。…わたしは、わかる…?
(テーブルに投げ出すようにしていた片手を上げると…洗い晒しの白い開襟シャツの)
(ボタンが開いた隙間から覗く「それ」に、ひた、と指先をあてた)
…さこつ。
(ぽつりと呟くと、どことなく真剣な、難しい顔で黒の綺麗に浮き出た鎖骨を)
(何回も確かめるようにして撫で…喉仏でふとその動きを止めると)
のどぼとけ。…動く。面白い…。
(黒の困惑をよそに、何度か首筋全体を指先でするすると撫で)
…よく、分からなかった……
(少しだけ残念そうに呟いた)
(一緒に行くか、と問い掛けてくれる声に…1度まばたいて)
いいの……
(微かに語尾を上げて訪ねるが…黒が微笑んだのを感じると)
(こくんと頷いて、自分の頬を指で笑顔の形に引き上げ)
……ペンギン…すき。
(躊躇い無く口に運んでくれる、その動きが楽しくてじっと見守る)
(こんな風に、黒と食事をした事は勿論…人前でこんなふうに話した事もなくて)
(周囲に李として溶け込む黒の姿と、盲目だけれど…普通の娘に見える自分の姿が)
(何故かは分からないけれど…嬉しくて)
(黒が、美味しく感じた理由を教えてくれるのを…じっと聞き)
(真面目な顔で、こくんとひとつ頷く。続いた黒の言葉に、顔を上げ)
…黒。黒も、美味しかった……おんなじ…。
(湧きあがる感情を感じていると…ふいに口元に体温が触れ、離れた)
(甘い匂いが、鼻先を流れるのを感じるのと同時に、無意識に首を伸ばし)
……………、
(黒が自分の唇に埋めた指を追いかけて、その唇の端を舐めた)
(何事も無かったように顔を離すと、水の入ったコップを黒に差し出す)
はい…
(その表面には、淡く青に光る観測霊が…ほんの微かに、顔を出していた)
【大丈夫…わたしも、待たせてる。気にしちゃ、だめ…。
>>683のお返事、遅れた…大丈夫、って…遅くなったけど、言いたい】
【長いから…切っていっても、いいの】