08/06/30 18:03:15
>>569
ああ、トニックですか。それならうちにもあるんで、好きなだけ買ってってください。
……さすがに今じゃお母さんの床屋って感じでもないんでしょうね。
(切るつもりの話だったが、気にかかって柔らかい笑顔で尋ねるが)
(無意識に胸元に置いた手がぎゅっと握られて)
そんなものかもしれませんね、乱世の奸雄なんてものは。
いや、盗賊だとちょっとスタイリッシュ過ぎるかと思いまして。
それに賢者あたりは売り切れなんですよね、やっぱりいいものから売れていきますよ。
(そんな名を与えた親友の事など思い出すと……少し困った顔になって)
(溜息つかれて飽きられるのも、あんまり変な事になるよりはいいのかなと思う)
作るというか、勝手に言ってることが謎になってそうっすね。
それは平和な事で……いいんじゃないですか?
(ただそこまで愛想は尽かされてないようで、やはり幾ら孤高を気取っても結構嬉しかったりする)
うう、そう……たまに調子に乗って最後の詰めが甘くなるんですよね。
まあ五分なんですし、互いに自慢に思ってるくらいで丁度いいんじゃないですか。
(そんなこんなでちゃっかり戦利品のラーメンを頂きながら)
そうですか、夜中にお腹空かないようにもっと食べとかないとまずいんじゃないですか?
最近この辺りも色々物騒らしいですからね。
……とことん回避するつもりですか、でもこう見えてしつこいですよ。
(箸を押し付けていい気になったが、直後に麺を差し出されてしまい)
……えっ、なにぃ!?
本気ですか……いや、でも本当に駄目なら食べさせるわけにも……
(相当困っていたものの、最後にはゆっくりと捧げられた箸の先に口を運んで)
んっ、ずずっ……むぐむぐ……
なんでしょう、この間違いなく史上初の光景は……
(麺をすすりあげておいて、かなり恥ずかしがっている)
【え、やっぱり?いやー、魅力溢れるヒロインってやっぱいるだけで罪ですよね】
【…………(黙った)】
【わかった、しかし「魔王」……待ち望む相手とはいえ】
【互いにこれ以上を持って当たらないといけないでしょうから、難しいでしょうね】