08/09/15 00:40:24
>>737
…んっ…ここは……んっ…なにこれ…?
(眼を手足に向けると高級な赤いドレスに身に纏った姿に似つかわしくない)
(ロープが手足を縛っていた)
(まだ意識が朦朧としているのか、自分がどのような状況に置かれているのか)
(理解できず、表情を曇らせる)
ん~…今日はあまり良いものが無かったわね…
(数時間前…人通りの多いショッピングモールで買い物をしていた香奈子)
(そんな中、香奈子の後をつける男が一人いた)
(男は気づかれないように人通りが少ない場所までつけてきた)
(この時、香奈子は男の存在に気づいていた)
(普段からこの手の男は多く、ほとんどの男は家を確認する程度で終わり)
(香奈子はそのたびに自宅を変えていた)
…あのマンションもそろそろ潮時ね…
はぁ…世の中なんであんな男ばかりなのかしら…
パパみたいに素敵な人ばかりならいいのに
(自分の父親が理想の男である香奈子にとって、今つけてきている)
(少年は明らかに恋愛対象外で、つけてくるだけでも不快に感じていた)
(しかしそんな事を考えていた道中、つけてきた男が一気に近づいてきた)
…!?あ、な、なにするの!離しな…さ…い……
(気づいた時には遅く、後ろから布で口を塞がれなんらかの薬品を嗅がされ)
(眠りに落ちてしまう…そして現在に至る)
【はい大丈夫です、それでは宜しくお願いいたします】