08/04/14 02:00:00
>>517
……ハナ、さん?
(唇に人差し指を押し当てられて、きょとんとして押し黙ってしまう。
時折、肌をなぞる指先に、どきりと胸を鳴らして)
え、あ、うん…別に痛みがあるとかは、ないんだけど……
…そ、それは…、ほ、ほら、戦ったあとだから、身体が火照ってるんだよ!
(しどろもどろに言い訳をしながら、考える。自分でもどうして、こんな嘘がついて出たのか分からない。
だが、ハナに触れられる心地がよくて、少しでも触れられていたいと思う自分も中にはいて、混乱する)
痛くは、ない……けど……
(扇情的な表情を浮かべるハナに見とれながらも、
やはりいつもとは違うハナに困惑を覚える。だが、そう意識していても、ハナの瞳を覗くと
その中に吸い込まれそうで、言葉を紡ぐことができなかった)