「朽木ルキア」大ブレイクの予感パート17at EROCHARA
「朽木ルキア」大ブレイクの予感パート17 - 暇つぶし2ch150:131
08/03/14 01:23:29
レス下さった方々、有難うございます。
>>148 苦手な方もいらっしゃるでしょうから、スルーもしくはNG登録を、と
但し書きをしておけば良かったですね。こちらの不手際です。申し訳ない。

以後、苦手な方はスルーもしくはNG登録でお願い致します。

151:白哉ルキア
08/03/14 01:24:24
もう何枚目かの書き損じの紙を眺め、ルキアはそうっと溜息を吐いた。
床に就く前の数刻は、白哉の居室で手習いをするのが常だった。
手を休めて顔を上げると、羽織を脱いだ義兄の背中が瞳に映る。
優しい眼差しも言葉も無いまま、無言で文机に向かい書をしたためている。
朧に霞む昨夜の記憶は、酔いが見せた束の間の幻だったのだろうか。
そう思えてならないほどに背を向けた白哉の姿は冷たく、周囲の一切を拒絶する。
やはり夢…か。
夢にさえ縋る己が情けなく、ルキアは首を振って面を伏せる。
意識が一瞬逸れ、その所為で気づかなかった。
ふっと空気が動いたかと思うと、背中に確かな温もりが触れる。
「…集中出来ぬか」
露ほども気配を感じさせず、白哉の動きは素早かった。
背後から覆い被さる様にして小さな身体を包み込み、筆を握る細い右手に己の手を添える。
瞬時にルキアの全身が硬直した。
はっと息を吸い込む微かな音がして、吐き出す息は戦慄いている。
それに見ぬ振りを装い、白哉は半紙に流麗な文字を連ねる。
無論、掌はルキアの手を優しく押し包んだまま。
耳が痛くなるほどの静けさの中、筆先が紙の表を撫でる音だけが思いの外響く。
ややあって、
「もう夜も遅い故、手習いは此れ迄に致そう」
一渡り書き終えてそう促すと、ルキアは頷いて筆を置いた。
その儘俯いた面を上げることもせずに、どうやら酷く気落ちしている様だ。
伏した視線を辿り、相変わらず分かり易いことだと白哉は微笑する。


152:白哉ルキア
08/03/14 01:25:04
一方ルキアがそんな義兄の胸の内を知る由も無く、己の不甲斐無さに肩を落とす。
ああ、また…。
幾度兄様を落胆させれば、私は気が済むのだろう。
手習いも満足に出来ぬのかと、そうお思いの筈だ。
しかし次の瞬間、その沈痛な面持ちは跡形も無く掻き消える。
我に返った時には、既に白哉の膝の上に抱き上げられていた。
「ルキア」
白哉は背を屈め、ルキアの耳元に唇を寄せる。
振り向いて見上げる顔には驚きと戸惑いの入り混じった表情が浮かび、それすらも愛しく思えて
仕方が無い。
「今宵も閨に来るか」
穏やかに囁く間にも、両腕の力は緩めずにおく。
ルキアが決して逃れられぬように。
だが結局、それは杞憂に過ぎなかった。
ほんの僅かな逡巡も見せず、
「はい、兄様」
頬を朱に染めてルキアが頷き、認めた途端に白哉は音も無く立ち上がる。
腕にルキアを抱いて閨へ向かう足取りは、一刻を惜しむかの様だ。
天上から柔らかな光を投げかける月は、昨夜と同じ上の弓張。
しかし昨夜と違い抱いた腕の中から見上げる瞳は、綺麗な紫紺の色をしていた。



153:白哉ルキア
08/03/14 01:25:48
傍から見れば、何一つ変わったところは無い。
白哉のルキアに対する態度は変わらず素っ気無く、周囲の目には時に冷淡にすら映る。
しかしそれはあくまで表向きに過ぎず、公の場に限った話だった。
屋敷に戻り二人きりになると、白哉の態度は掌を返す如くに豹変する。
食が進んでいるか気を配ることに始まり、自ら丁寧に手習いを教え、何くれと無くルキアの世話を
焼く。
閨に入ってもそれは同じで、片時も離れずルキアを傍に置く。
あたかもそれ迄の己の振舞いを悔い、生じた溝を埋めようとするかの様に。
そしてルキアもまた、次第に白哉に懐くようになった。
元より人恋しく、愛情に飢えていたルキアにとっては当然の習いと言えた。
初めの内こそ義兄の態度の変化に戸惑った風を見せていたが、閨の中ならば甘えも赦されるのだと
じきに悟る。
そうと悟ってからは、庇護を求める本能は加速度的に増す一方だった。
いじらしいほどひたむきに白哉を慕い、今も白哉の膝の上ですやすやと寝息を立てている。
先刻まで隊に於ける任務について熱心に話していたのだが、どうやら喋り疲れてしまったらしい。
殆ど重さを感じさせない身体を抱いて、白哉は擡げた手で優しくルキアの頬に触れる。
手の甲で撫でてやると夢現に自ら頬を擦り寄せ、そんなルキアの仕草一つに胸躍らせる。
最近では身体に触れても、以前のように怯える素振りは無くなった。
抱きしめられることにも漸く慣れたか、腕の中で屈託の無い笑顔を見せることさえある。
だが安らいだ寝顔を見つめながら、込み上げるのは穏やかならざる想い。
無心に寄せられる信頼を快く思う一方で、満たされぬ欲望は夜毎に募る。
……未だほんの子どもではないか。
だからこそ斯様に疑いも無く腕に抱かれ、眠りに落ちてしまうのだろう。
幾度も胸に刻む言葉は虚しく、己に対する欺瞞でしかない。
理性が如何に否定しようと、この義妹に心奪われているのは動かし難い事実なのだから。
絶え間の無い葛藤に面を歪めて、その癖どうしてもルキアを離すことが出来ない。
――何かが、静かに狂い始めていた。


154:白哉ルキア
08/03/14 01:26:30
ルキアは独り取り残されていた。
膳に載った未だ手付かずの白玉餡蜜の椀を恨めしそうに見遣り、もじもじと膝を動かす。
白哉が座敷を出て行ってから、既に小半時が過ぎようとしている。
先に甘味に箸を付けたところで白哉がどう思う筈も無いのだが、それでもやはり憚られた。
両の手はきちんと膝の上に揃え、今度は首を巡らして背後の襖に視線を移す。
ここ最近、連日のように訪ねて来る客人がいるらしいことはルキアにも薄々分かっていた。
その都度白哉は座を外し、そして大抵は間を置かずに座敷へと戻る。
余程不快な客人でもあるのか、不機嫌そうに眉を顰めた面を繕おうともせず。
滅多に感情を露にしない義兄だけに、ルキアは漠然と不安を抱く。
『いったい、誰が……?』
とりとめも無く考えながら視線を膳に戻した時、襖が開いて白哉が姿を見せた。
慌ててルキアは居住まいを正し、義兄が己の正面に腰を下ろすのを待つ。
「私を待たずとも良いものを…」
向けられた白哉の声は微笑を含んでいる様で、抱いていた不安など掻き消えてしまう。
心持伏せていた面を上げて、ルキアは自分も小さく笑う。
心置きなく匙を取り餡蜜を食べ終え、食べ終えると差し招かれる儘に白哉の膝に座る。
気恥ずかしさは多少あるものの、今では此処がすっかり気に入りの場所となっていた。
白哉の衣に焚き染められた香の匂いを吸い込んで、その甘い香りにルキアは目を細める。
自分を余さず包む白哉の身体は大きく逞しく、こうして抱かれているとあらゆる脅威から護られて
いる様に思えてくる。
些か甘え過ぎではないか、これでは幼子と変わらぬ、と己を諫める声も今は遠い。
「…ルキア」
名前を呼ぶ温かな声、髪を撫でる温かな掌。
その感触が無性に嬉しく、そうと伝えたくて腕の中から見上げた刹那。
注がれるのは矢張り温かな漆黒の眼差し。
そして、それに被さる白哉の声。
「今宵より、伽の相手を致せ」


155:白哉ルキア
08/03/14 01:27:20
閨の薄闇の中に座して、白哉は独り眼を閉じる。
己の言葉を後悔するつもりは微塵も無いが、執拗な胸の疼きを覚えるのもまた事実だ。
言葉の意味も解せずに見上げていたルキアの顔は、あの日朽木の家に来るよう命じた時のそれと
寸分違わぬものだった。
聡く澄んだ瞳には、疑念など欠片も無かった。
恐らくは行為の存在自体を知らぬのだろう。
時を急ぎ過ぎた感は否めない。
しかし、と白哉は唇の端を微かに吊り上げる。
その脳裏を過るのはルキアではなく、緋色の髪をした若者の姿。
三日と空かず屋敷を訪れては、分不相応な望みを喚き散らすその身様。
今頃は庭石の陰にでも蹲り、惨めに耳を欹てているに違いない。
彼の者には先の言葉が聞こえたであろうか。
ルキアに伽を言い付けた、己の言葉が。
『下賤の輩が……』
その時耳慣れた小さな足音に思考を中断されて、ふと表情が和らいだ。
待ち侘びて立ち上がり、白哉は自ら襖を開けて廊下へと赴く。
捜すまでも無く、湯殿から閨へと続く中程にルキアは居た。
立ち止まって不思議そうに首を傾げ、怪訝な視線を庭先に向けている。
歩み寄って名を呼ぶと、小走りに駆けて来て白哉の着物の裾をきゅっと握る。
「何か、物音が聞こえたような気がして…」
訴える声に白哉は軽く頷きかけ、不安を拭い去ろうと宥める様にルキアの頭に手を置く。
「何人と言えど、屋敷に侵入することなど出来ぬ筈。案ずることは無い」
ルキアはこくりと頷いて白哉に身を寄せ、それでも横目で庭を窺っている。
……気配を完全に隠し遂せる訳も無い。
だが幸な事に、彼の者の正体にまでは考えが及ばぬらしい。
「…其れに」
白哉は言葉を重ね、寄り添う華奢な身体を抱き上げた。
「私の傍に居る限り、誰にも手出しはさせぬ」
不自然なまでに声を張り、これ見よがしに腕に力を込める。
腕の中の存在は己だけのものだと、そう知らしめるかの様に。


156:白哉ルキア
08/03/14 01:27:54
閨に入り床にその身体を横たえると、ルキアは初めて戸惑いの表情を見せた。
未だ宵の口、床に入るには些か早過ぎる。
普段ならば白哉の居室で手習いに勤しんでいる筈の時刻で、不審に思うのも無理は無い。
しかし白哉の指が頬に触れるや、たちまち無邪気な顔になってくすぐったそうに笑う。
安心しきった様に自らも微かな笑みで応え、その一方で白哉の心は激しく揺らぐ。
これから己が為す行いが、ルキアにとって酷い苦痛を齎すであろう事は容易に予測出来る。
その様な行為を強いる己に対し、嫌悪の情すら抱くやも知れぬ。
分かっていながら離れられず、最早止まるべくも無かった。
ならばせめて、ルキアが少しでも恐怖を感じずに居られるように。
そして願わくば、この行為を快いものと受け容れてくれるように。
祈りにも似た想いを込め、白哉は上体を屈めてルキアの額に口づける。
「!!」
刹那、ルキアの笑顔は霧散した。
驚愕に瞳を見開いて、何が起きたのか理解出来ない様子だ。
其処に恐れの感情を見つけるより早く、白哉は口を開いて言葉を紡ぐ。
「先に申した筈。今宵より伽の相手を致せ、と」
「で、ですが…その…」
「言葉の意味が解らぬ、か」
揶揄するつもりなどついぞ無く、ただ愉悦を覚えて白哉の口元が綻んだ。
さながら可憐な花を手折り、新雪に足跡を刻むに似通った昂揚は何物にも代え難い。
「要らぬ心配をせずとも良い」
笑みは絶やさぬまま、今度は珊瑚色の唇の直ぐ横に己の唇を押し当てる。
瑞々しい柔肌は驚くほどに肌理細かく、纏う襦袢の下は如何ばかりかと焦がれてしまう。
本心を言えば即座にでも剥ぎ取り隅々まで堪能したいところを、見上げるルキアの表情に敢え無く
阻まれた。


157:白哉ルキア
08/03/14 01:28:22
義兄が笑いかけるのに応えようとぎこちない微笑を浮かべ、しかしその試みは御世辞にも成功して
いるとは言い難い。
可愛らしい口元は微かに引き攣り、まるで泣き出したいのを懸命に堪えているかの様だ。
紫紺の瞳が潤んで見えるのも、恐らく気のせいではないのだろう。
「ルキア」
屈めていた身体を擡げてルキアを見下ろし、白哉は静かに唇を動かす。
……私が恐ろしいか。
言の葉に続くは水を打った様な静けさ。
互いに身動きすら儘ならず、ややあってルキアの声が静寂を破る。
「いいえ…兄様」
言葉とは裏腹に、細い声は隠しようも無く震えていた。
如何な男女の機微に疎いルキアと言えど、本能は矢張り我が身の危険を悟るのだろう。
が、ルキアは抗おうとも逃げ出そうともしなかった。
例えその言葉が真実ではなかったとしても。
そして、白哉がルキアの嘘を質すことは終に無かった。


158:白哉ルキア
08/03/14 01:29:04
軽く力を入れて端を引くと、襦袢の帯は容易に解けた。
袷に指を掛ける感触に我に返ったのか、小さな身体に緊張が走る。
反射的に腕を掲げようとするのを眼差しで制して、白哉は一息に襦袢の前を押し開いた。
「やぁ…っ!!」
さすがにルキアは恐れをなし、その唇からは悲痛な叫びが漏れた。
細い両腕で己を抱きしめるようにして、必死で白哉の視線から身体を隠そうとする。
更に身を捩って逃れようとしたところへ、頬に触れる掌の温かさに気勢を削がれた。
「…ルキア」
馴れた温もりはルキアを惑わせ、もがく身体の動きが瞬時に止まる。
しかし声音こそ穏やかであるものの、その瞳に宿る光は常と比ぶべくも無い。
篭った熱はルキアへの渇望故で、だが経験の無いルキアにはそれが分からない。
白哉の視線に言葉に、そして何より行為にすっかり怯え、身体ががたがたと震え始める。
……何の疑いも抱いてはいなかった。
毎夜その膝の上で眠りにつくことも、一つ床の中で朝を迎えることも。
畏れの感情は既に遠い過去となり、記憶の片隅に埋もれようとしていた。
だが今宵、忘れかけていた感覚は無惨に呼び覚まされる。
「決して、この義兄に逆らってはならぬ」
口も利けず震えるルキアに、非情な言葉が更に追い討ちを掛けた。
俄かには己の耳が信じ難く、ルキアは半ば呆然として白哉を振り仰ぐ。
静かな狂気を孕む眼差しを除けば、いつもと変わらぬ義兄の姿。
声を荒げることも無く、またそれ以上自ら手を下すこともしない。
佇まうその様相は確かな自負に裏打ちされたもので、目にした途端にルキアは悟る。
互いに知れていたことではないか。
所詮、逆らえる筈も無いのだと。
掲げていた両腕をのろのろと下ろし、肌蹴た襦袢の下から裸身を曝す。
震える両の手で敷布を握って、赦しを請う様に白哉を見上げた時。
「いい子だ、ルキア」
再び差し伸べられた大きな掌が、そっとルキアの頭を撫でた。


159:白哉ルキア
08/03/14 01:30:34
逆らう訳が無いと分かっていた。
だがそう確信していても尚、従順なその姿は新たな欲望を煽らずにはおかない。
小さな身体に覆い被さって自由を奪い、白哉は間近な位置からルキアの瞳を覗き込む。
見上げる怯えきった眼差しに一瞬胸を衝かれるが、それを除く術は心得ていた。
「…いい子だ」
己のものとよく似た黒髪に手を差し入れ、優しく撫でてやりながらそう繰り返す。
あたかも普段と何ら変わらぬかの如くに。
やがて紫紺の瞳が揺らめいて、湛えた畏怖に混じるは確かな想い。
……己に対する思慕の情。
見つめ返しながら白哉は確信を深くし、淡い紅色の唇にごく軽く己のそれを触れる。
触れ合わせた時間はほんの一瞬で、その所為かルキアが畏れを募らせた様子は無い。
震えが止まぬのは致し方の無いこと、だが先の様に暴れる素振りは見せずにいる。
意を得て項から背中へと掌を滑らせ、軽い身体を浮かせて襦袢を脱がせる。
瞬時に視線は奪われて、白哉は微かに喉を鳴らした。
現れ出でた一糸纏わぬ姿は、幾度夢想していたよりも遥かに華奢で、儚く綺麗だった。
所々に未熟さを残しながらも、描く曲線は紛うかたなき女のそれだ。
肌の色は降り積む雪も斯くやと思われるほどに白く、触れることすら躊躇われる。
暫し動かず無言で見入り、漏れた溜め息が己のものと気づく余裕も無い。
どのくらいその儘で居たのかは判然としないが、恐らくそう長い時間ではなかった筈だ。
「兄様…?」
か細い声に我に返り、白哉は目を上げた。
瞳に映る心細げなルキアの顔に自ずと頬が緩む。
どうやら声も温もりも与えられずにいることが不安でならないらしい。
それが証拠に白哉の指が首筋に触れれば、強張っていた表情が僅かに和らぐ。
あまりに素直なその反応が切なく愛しく、一方で募る想いは捌け口を求めて猛り狂う。
……ルキアを傷つけることを知りながら。




160:131
08/03/14 01:38:56
わ、規制くらった…。
もし宜しければ続きはまた今度。

161:名無しさん@ピンキー
08/03/14 02:09:01
ネ申乙
ルキアが無垢でいい
平安貴族の雰囲気がエロい

162:名無しさん@ピンキー
08/03/14 04:06:48
神降臨!
白ルキは何故だろう、何か上品さがあっていいよな
ルキアたんはカップルになる相手によって色んな表情がでる

お手隙のときにでも続きをおながいします

163:名無しさん@ピンキー
08/03/14 19:00:54
神乙です!白ルキ大好きなんで一気に読んでしまった
ルキアが小動物みたいでかわいい
二人の距離感が絶妙

続き楽しみにしてます

164:名無しさん@ピンキー
08/03/14 21:08:56
神乙!
だんだん仲良く打ち解けてく様子が微笑ましい
でもこの後はやはり…
続きが気になって仕方ないです
規制解けたらまたお願いします

165:名無しさん@ピンキー
08/03/15 21:48:02
おおネ申が来ていたのか!
ルキアたん(;´Д`)ハァハァこれはやりたくなるな
上手いっすね。続き全裸で待ってるわ

166:131
08/03/16 03:29:42
レス下さった方々、有難うございます。
続き投下します。

167:白哉ルキア
08/03/16 03:30:23
微かな衣擦れの音と共に夜気が肌を嬲り、ルキアは一際大きく震えた。
同時に意識の隅に追い遣っていた羞恥心が頭を擡げ始め、蒼白だった頬が次第に紅く染まる。
己の裸身を他者の目に晒したことなど無く、まして触れられるなど思いも及ばなかった。
漆黒の瞳に映る己の姿も耐え難く、思わずぎゅっと目を瞑る。
しかし、幾ら視界を閉ざそうと触れる感触から逃れる術は無い。
「んん…」
白哉の指が首筋から鎖骨の辺りへと滑り落ち、くすぐったさに無意識ながら声が漏れる。
伝う指先はあくまで優しく、決して己を傷つけるものではない。
その事実にルキアは微かな安堵を覚える。
そうでなくとも夜毎床を共にし、膝に抱かれて甘え、着衣越しとは言え白哉の肌の温かさを無心に
享受してきたのだ。
長い時間をかけて馴らされた身体は、当のルキアが戸惑うほど素直に白哉の温もりを求めた。
触れていた指が不意に離れるのを感じ、唯それだけで言い知れぬ不安に襲われる。
独り捨て置かれた様な寂寥感は最早理屈ではなく、ルキアは恐る恐る目を開ける。
無論白哉は其処に居て、認めたその姿に安心したのも束の間。
頤に指が添えられたかと思うと、次の瞬間には唇を塞がれていた。
息も吐かせぬ深い口づけは、軽く触れ合わせたばかりの先のそれとは明らかに異なる。
唇の輪郭を舌でなぞられ、痛いくらいにきつく吸われる。
咄嗟に声をあげようと口を開けば、すかさず舌を挿し込まれ言葉すらも奪われた。
烈しい光を宿した眼差しに射竦められて、被さる身体を押し退けようと試みることも叶わない。
目を見開き無力にうち震え、理解し難い行為を受け容れるより他は無かった。
その間にも白哉の舌は自在に蠢き、狭い口腔内を存分に蹂躙する。
無理矢理押し入る異質の感触。荒々しく一方的な暴挙。
ルキアは本能的な恐怖を抱き、せめてこれ以上は触れられまいと舌を引っ込めようとする。
だが気配を察した白哉は赦さず、咎め立てをする様に軽く歯を立てた。
「…っ!!」
唇に走る鋭い痛みはルキアを怯ませ、そして言葉よりも雄弁に己の不手際を教える。
恐々と舌を差し出して自ら触れると、見据える眼光が微かに凪ぐ。
己のものと混じり合った唾液を飲み下すと、唇に感じていた痛みが失せる。
噛まれる代わりに優しく舐められ吸われ、己の行為が間違いではなかったとルキアは知る。
間違いさえ犯さなければ、優しく触れて貰えるのだ。
決して拒まず抗わず、教えられる通りに振舞ってさえ居れば。
……そう、いつもと同じ様に。
容易いことだと嘯いて、ルキアはそっと目を伏せる。


168:白哉ルキア
08/03/16 03:30:54
心行くまで甘い唇を堪能し、白哉は漸くルキアを解放する。
離れた唇の間につうっと銀の糸が引いて、その眺めにすら昂ぶるものを覚える。
此れではまるで抑えの利かぬ若造だと驚き呆れ、そんな自分が可笑しくも意外だった。
斯様な熱情など、既に縁遠いものと信じて疑わずに居た。
それが今や、組み敷いた身体の感触に気も狂わんばかりとは。
溜め息混じりに苦笑して、頤に添えていた指を伸ばしルキアの頬に触れる。
上気した頬は桜色の、えも言われぬ美しさだ。
触れると大きな瞳が瞬いて、何か言いたげにこちらを見上げる。
戦慄く息を吐く唇は紅く濡れ光り、その艶かしさにまた誘われる。
滑らかな肌を辿って指は下方へと向かい、小さな膨らみに至って動きを止めた。
未だ成長しきっていない乳房は、しかし形良く充分に女を感じさせる。
両の掌で壊れ物を扱うかの様に包み込めば、ルキアがはっと息を呑む。
身体を硬くしたその反応からも、其処が誰の手も赦した事が無いのは明らかだ。
謂れの無い優越感が快く、白哉は薄く笑んだ儘で掌を動かし始める。
柔い肌は己が掌にすっと馴染み、控え目な質量と相まって可憐なことこの上ない。
指はほんの添えるに留め、殆ど力を込めることもせず、唯ゆっくりと撫で回す。
親指の腹を用いて乳房の先端を軽く擦ると、
「あ…!!」
驚いたのかルキアが声をあげ、思いの外響いた自分の声に慌てた様子で口を噤んだ。
白哉は敢えて気づかぬ振りを装い、緩やかに乳房を弄び続ける。
頃合を見て再び頂に触れ、ルキアがぴくりと身体を震わせるに及んで顔を擡げた。
「ルキア」
掌は小さな乳房を収めたまま、だが動かすのは止めて問い質す。
「私に触れられるのは、厭わしいか」


169:白哉ルキア
08/03/16 03:31:26
無論本心から問うたのではないが、その意図を知るにはルキアは幼過ぎた。
白哉の言葉に愕然とした表情を浮かべ、
「い、いいえ!!」
我に返ったか首を横に振り、懸命に否定しようとする。
畏れと怯えの感情を隠そうともせず、紫紺の双眸には見る間に涙が滲む。
義兄の誤解を解こうと必死で、それなのに何と言えば良いのか分からずにいるのだ。
しかし白哉は大仰に眉を顰め、先の言葉だけでは足りないと言外に匂わせるに留める。
今にも泣き出しそうなルキアを前に、直ぐにでも抱きしめて宥めてやりたいという衝動を抑える
のは容易ではない。
反して、怯えながらも従う姿に酷く惹かれてしまうのも否定出来ない。
「あの…くすぐったくて…」
じきに察したルキアが躊躇いがちに口を開き、その拙い言い様にまた愉悦する。
感じているのはそればかりではないのだろうが、的確に表す術すら持たぬのだ。
白哉は僅かに眦を下げて、ゆるりと手の動きを再開する。
但し最前とは違い、弱いながら指先には力を込めてルキアの反応を確かめ、
「なれば…心地良い、と?」
黒髪の隙間から覗く耳朶に向かい低く囁く。
返事を待たずとも直に伝わる感触は疑いようが無く、両の頂は既に愛撫に応えて立ち上がり、覆う
掌を快く刺激する。
薄桃色の其処を指に挟んで円を描き、時に軽く引っ張ってはまた緩め、その都度ルキアは微かに
身を捩った。
頑なに声を漏らさぬのは羞恥の所為か、或いは義兄の前で不行儀なことと思い込んでいるのか。
そうと理解しつつ、矢張り啼かせてみたいという欲求には抗い難い。
乳房を弄る指は一時も休めぬ儘に、ほっそりとした首に唇を寄せる。
肌を捕らえ舌を這わせると、己の身体の下でルキアが華奢な肢体を強張らせる。
構わず丁寧に首筋をなぞって髪の生え際を辿り、柔らかい耳朶を舐めた途端。
「はぁ…っ、あっ、ん…」
吐息に混じるルキアの声。
耳を澄まさねば聞き逃してしまうほどのそれは、快楽の証に他ならない。
満足気に目を細め、白哉は優しく攻め嬲る。


170:白哉ルキア
08/03/16 03:31:57
青白い月光に照らされ、重なり合う二つの影。
閨の静けさを乱すのは荒い息遣いと小さな叫び。
白哉の指に、舌に思うさま弄ばれ、ルキアは最早声を抑えることが出来なかった。
「やっ…あ、あぁ…」
己の意思とは無関係に震えが走り、刺激が強められる度に身体が跳ねる。
触れられた場所は熱を持つ様で、傷を負った時にも似た疼きがじわじわと込み上げる。
未だ知らぬ感覚に漠然とした恐怖を覚えるが、既に理性も思考も纏まりを失いつつあった。
「…ルキア」
耳元で囁く声にさえ背筋がぞくりとし、名が呼ばれたことに気づく余裕も無い。
手は敷布を握り締めたまま、息を喘がせて身を捩るのが精一杯だ。
「心地良いか、と訊いている」
重ねて問う言葉を解する暇もあればこそ。
「ひ、あああ…っ!!」
不意に乳房の先端に焼け付く様な痛みを感じ、ルキアは悲鳴をあげて身体を仰け反らせた。
爪を以って痛みを与えたのはただ一瞬。
だが、それが自分に対する叱責だと理解するには充分な時間だった筈だ。
「ルキア」
立てていた爪は緩めて再度名を呼び、白哉は尚も答えることを促す。
肩口に顔を埋め、ルキアの表情は窺い知れないまま。
今度ばかりはそう長く待つ必要も無く、
「は…はい、兄様…」
余程応えたか間を置かずにルキアが返し、聞くなり白哉はひっそりと笑う。
僅かに涙の混じった声は哀れを誘うが、同時に胸の内を震わすほどの欲望を禁じ得ない。
耳の輪郭を舌で縁取りながら、右手は乳房から退けて黒髪を梳く。
もう片方を包む掌は緩々と動かし頂をくすぐり、素直な返事を褒めるかの様に優しくあやす。
「あ…あっ、はぁっ、ん…っ」
直ぐに小さな身体の緊張は解けて、慄く息は喘ぎへと変わる。
一度声をあげたことで箍が緩んだのか、零れる響きは次第に艶を帯びる。
描いた通りの啼き声は白哉を悦ばせ、肯んじていっそう穏やかな愛撫を施す。
……何も知らぬ無垢の存在を、己の意の儘に成すことが出来る。
……それも他でもない、長きに渡って心を注ぎ、全てを惜しまず慈しんできたルキアを。
ある種背徳的とも言える想いが、絶え間なく身体を急かしていた。


171:白哉ルキア
08/03/16 03:32:27
唇から漏れる声が耳に甘く、仄かに色づいた肌が目を愉しませる。
顔を擡げて覗き込めば、濡れた瞳が見つめ返す。
誘う様に、或いは助けを求めるかの様に。
しかし互いの視線が絡むや羞恥を堪えかねたか慌てて目を瞑り、その初心な様子もまた愛らしい。
名前を呼んで束の間の安らぎを与えてやり、その傍ら白哉は右の手を下へと這わせる。
指は細い首筋から肩へ、脇腹から腰へと続く滑らかな曲線を辿り、幾度かルキアは小さく啼いた。
その弱い場所を記憶に刻みながら、やがて掌は僅かに開いた両脚の間に潜り込む。
「やっ…!!」
怯えたルキアが咄嗟に脚を閉じようと試みるも、白哉にしてみれば無きに等しい抵抗だ。
力を以って強引に開かせることも、先の様に叱責して従えることも至極易い。
が、それではルキアに恐怖心を抱かせるばかりになってしまう。
思い直して白哉は酷く緩やかに、そして掌全体を巧みに使って柔い内腿を撫で上げる。
未だ左手はささやかな乳房をまさぐり、苦痛を与える素振りすら窺わせない。
「大事無い、ルキア」
語る声音も静かに抑えて、不安げな面持ちのルキアに向かい深く頷く。
無理強いする気配は微塵も見せず、畏れと羞恥で潤む瞳には微笑で応える。
……その優しい言葉も、低く心地良い声音も、気遣う温かな表情も。
ルキアには全てが馴染みのものだ。
ぼんやりと思い出されるのは、義兄と一つ床に寝起きするようになって間もない頃。
朽木家に引き取られて未だ日も浅く、慣れない環境の所為かよく悪夢に魘された。
魘された挙句に起きてしまい、得体の知れぬ恐怖に声を殺して泣いたことも一度や二度では無い。
その様な折は例え如何な時刻であろうと、白哉は必ず目を覚ましていた。
叱られるかと身を竦めるルキアに、見つめる眼差しは何処までも優しかった。
涙を拭って貰い、両の腕で抱きしめられ、『大事無い』と宥める声に何時しか泣き止んだ。
背を撫でる大きな掌が快く、抱き寄せられる儘に胸に顔を埋めた。
全身を包む温もりに安堵して、夢の内容などいとも簡単に忘れることが出来た。
……あの時も今も、何も違いはしないのだ。
義兄に寄せる想い故に、ルキアは自ら従うことを選んだ。
華奢な脚に込められていた力が緩み始め、時折己の行為の是非を確かめる様に白哉を見上げる。
白哉が頷くとそれ迄詰めていた息を吐いて、今度こそルキアは完全に身を委ねた。


172:白哉ルキア
08/03/16 03:32:58
機を逃さずに長い指が動く。
未だ生え揃っていないほんの淡い翳りを掠め、幼さの残る秘裂にそっと触れる。
何ものも受け容れたことの無い其処は固く閉じて、指の一本を挿し込むことも躊躇された。
試みにと宛がった人差し指を僅かに進めてはみたが、案の定ルキアの腰が引けて侵入を拒む。
「此処は…痛むか」
指を退けて問えば小さく頷き、一瞬にせよ拒んだ己を恥じるかの如くに目を伏せる。
だが、白哉とて力尽くでそれ以上の行為に及ぶつもりは無い。
何もかもを初めて経験するルキアに、既に充分過ぎるほどの混乱と恐怖とを抱かせたのだ。
せめて今は、苦痛よりも得られる快楽の方が遥かに大きいと分からせる必要があった。
指は向かう矛先を違えて秘裂の直ぐ上、包皮に隠れた儘の小さな芽を探り当てる。
触れれば途端にルキアが震え、しかし先程と異なり痛みを訴える風ではない。
繊細な其処を決して傷つけぬよう、白哉は慎重に指を動かし始めた。
柔らかな包皮ごとゆっくりと撫で擦り、視線はルキアの顔に留めてつぶさに反応を窺う。
「あ、んっ…」
たちまち甘い声が響いて、細い腰が微かに揺れた。
誰に教わった訳でも無く、その仕草が男の心を刺激することも知らぬのだろう。
撫でながら表を軽く押し潰すと、両の脚が跳ねる。
二本の指で弱く抓むと、涙目で嫌々と首を振る。
ならばと思い指を離す振りを見せれば、せがむ様に自ら腰を浮かせる。
快いかと訊けば素直に頷いて、それでも嬌声を堪えようと唇を噛む様まで愛しかった。


173:白哉ルキア
08/03/16 03:33:32
「…ルキア」
今やルキアの全てに魅せられ、白哉の吐く息も僅かに荒い。
返事を求めるでもなく名前を呼んで、乳房に遊んでいた筈の左手は知らず華奢な腰を抑え込む。
……この様子ならば、受け容れられよう。
胸の内で呟きながら指は秘裂を上下になぞり、狭い入り口を捕えてじわりと押し進む。
丁寧な愛撫は報われて、再度の試みが拒まれることは無い。
ルキアは束の間身体を硬くして白哉を振り仰ぎ、だがそれだけだった。
見上げる瞳に苦痛は無く、寧ろ感覚の正体を自分でも分かりかねている様だ。
戸惑う顔は常よりも更に幼く映り、そうで居ながら矢張り理性を曇らす。
潜り込む指を隙間無く包む内壁の、その確かに濡れた感触も猛る欲望を助長する。
快楽を覚え始めているのは明らかで、此の儘抱いてしまうのも然程無理なこととは思われない。
……しかし。
組み敷いた体躯は小さ過ぎ、従うその心は純真過ぎた。
白哉は尚も穏やかに、執拗とも思えるほどの丹念さを以ってルキアの身体を解す。
秘所に咥え込ませた指を緩く前後に揺すり、余した指は膨らみ始めた萌芽を弄る。
「は…っあ、あぁ…んっ」
途端に堪えきれない声が艶を増し、両脚の間から零れる淫靡な水音と混じり合う。
見開かれた瞳が蕩け、それは白哉が初めて目にするルキアの顔だ。
酷く心地良さげに恍惚として、どうしようもなく男を誘う。
そして無垢なルキアにその様な顔をさせて居るのは他ならぬ自分だと、業の深さに慄然とすると
共に言いようの無い興奮を覚える。
中程まで指を埋めた辺りで耐え切れず、紅い唇に喰らいつく。
「ん、ふっ…」
唐突に呼吸を遮られてルキアが呻き、息苦しさのあまりに振り解こうともがく。
か弱いその動きが無意識の為せるものと知りつつも、白哉は激昂する己を抑えることが出来ない。
未だ分からぬかと血の滲むほどに歯を立てて、しかし応える所作に瞬時にして我に返った。
小さな舌がたどたどしく絡められ、唾液を飲む度に白い喉がこくりと音を立てる。
紫紺の瞳は縁にまで涙を湛え、ただ真っ直ぐに己だけを見つめる。
白哉が力を緩め優しく唇を貪り、すると安堵してか目を細める仕草をする。
もがいていた身体は既におとなしく、震えは隠せずとも抗いはしない。
その素直さ故に相反する感情は容易く入れ替わり、荒ぶる心は凪の様な静けさを取り戻す。
それがほんの束の間の、そして仮初めの静謐に過ぎなかったにせよ。


174:白哉ルキア
08/03/16 03:34:00
奥へと至った指で内壁を擦り、擦りながら引き戻しては再び挿し入れる。
唇を自由にして息を継がせる間にも、幾度となく繰り返して動きに馴れさせる。
次第に溢れる蜜が指の抽送を容易にし、試みに速めても然したる抵抗は無い。
最早逃げることはすまいと腰を抑え込んでいた手を離し、白哉は素早く己の夜着の帯を解いた。
身体の下でルキアは既に声をあげる気力も失く、息を喘がせ定まらぬ視線を向けるだけだ。
……恐らく此れより先は、ルキアにとって辛いばかりのものとなる。
しかし、否だからこそ、その痛みを与えるのは自分で在りたかった。
注ぐ眼差しはルキアの瞳を捕えたまま、折れそうに細い腰を引き寄せる。
内腿に手を掛け更に脚を開かせても、力の抜けた肢体は為されるが儘に従う。
蜜を纏わりつかせた指で秘裂を分け、硬く昂った自身の先端で濡れた入り口を探り、そして。
「いやああああああっ!!」
腰を沈めて強く押し入った瞬間、ルキアが喉も嗄れんばかりに悲鳴をあげた。
華奢な体躯に渾身の力を込めて、どうにかして白哉を押し退けようと四肢をばたつかせる。
この身体の何処に斯様な力を残していたのかと驚くほど、それは死に物狂いの抗い方だった。
「いやっ、兄様!!いや、いやああぁ!!」
痛みに叫んで暴れるルキアを全身で押さえつけ、白哉は尚も深く穿つ。
どれ程解し快楽を覚えさせたところで、男を受け容れる迄になろう筈も無い。
迸る悲痛な声に耳を塞ぎ、届き得る限りの奥へと狭い其処を押し広げ、中を濡らす蜜と破瓜の血が
その動きを助ける。
徒に苦痛を長引かせまいと躊躇せずに突き入れ、自身の全長を収めて漸く息を吐き出した。
同時に腕は力を緩め、未だ逃れようと抗うルキアを柔らかく抱きしめる。
名を口にし、額に唇を押し当て、乱れた髪をかき上げまた口づける。
ひたすらにそれだけを繰り返し、間もなく小さな身体は抵抗を止めた。
力を失った四肢が敷布に落ち、虚ろだった瞳が徐々に光を宿すのを確かめて安堵した。
……安堵はしたが、胸の疼きを誤魔化す術は無かった。


175:白哉ルキア
08/03/16 03:34:33
色を失くした頬に在るのは幾筋もの涙の跡。
見つめる間にも紫紺の瞳からは止め処なく涙が溢れ、滑らかな頬を次々に伝って敷布を濡らす。
叫んでいたのではない。泣き叫んでいたのだ。
何故この様な目に遭うのか分からず、助けを求めて差し伸べた手は容赦なく押さえつけられて。
幾ら叫んでも無駄と悟って、今は唇を噛みしめて嗚咽を堪える様が痛々しかった。
掛ける言葉も見出せぬまま、白哉は涙に濡れた頬を掌でそっと押し包む。
己のその触れ方が何よりもルキアを安心させることを、共に暮らした歳月の中で知っていた。
己のその行いを卑怯で愚かしいことと思いつつも、他に慰める手立てを知らなかった。
「ルキア」
呼ぶと弾かれた様に見上げる瞳は、決して己を責めるものではない。
蹂躙されながらも常と変わらず、哀しいほどに己を想い慕う。
「今暫く、堪えきれるか」
零れる涙を優しく拭い、残酷な事を問うているのは承知していた。
ルキアが如何な答えを返そうとも、最早離すつもりなど無いのだから。
斯様にまで狂ってしまった己を蔑み嘲り、全て遅きに失したことを呪うばかりだ。
込み上げる苦い思いに唇を歪めた、その時。
「は…い、にい…さま」
震える声と共にルキアが頷き、白哉は再び訊くことをしなかった。
もう一度涙を拭って頬を撫で、惜しむ様に離した掌でルキアの手をやんわりと包む。
きつく敷布を握った儘の小さな拳を開かせ、手首を掴んで上へと持ち上げ、細い両の腕を己の首に
掛けせる。
途端に縋るよすがを得たルキアが懸命にしがみついてきて、その感触は何処までも儚く柔らかい。
白哉は吐息を戦慄かせ、緩く浅く腰を動かす。
努めて意識せずにいた快さが一挙に押し寄せ、強過ぎる衝動を空恐ろしいものに感じつつ、自分の
腕は華奢な背に回してルキアを確とかき抱く。
「あぁ、や、あ…っ、にいさ、ま…」
うわ言の様に呼ぶか細い声も、腕の中で熱を帯びる小さな身体も、今は閉ざされた紫紺の瞳も。
……その全てが己のものだ。
……己の全てがルキアのものである様に。
本能は飢えた如くにルキアを求め、止める理性など既に費えている。
だが繰り返される抽送は尚も緩々として、募る激情の片鱗も窺わせない。
脆い肢体を己の全身で包み込んだまま、白哉は静かに穏やかに動き続ける。
苦痛を和らげることは出来ずとも、せめてその慣れた温もりの中でルキアを抱いてやりたかった。
束の間であっても恐怖を除き、ほんの僅かでも心安らがせ、唯それだけを願っていた。


176:名無しさん@ピンキー
08/03/16 18:51:58
ネ申の続ききてた!!

ルキアたんの敬慕を利用した調教エロス……(;´Д`)ハァハァ
やべぇ禿萌だ

177:名無しさん@ピンキー
08/03/16 21:31:19
神ありがとう!待ってます!

178:名無しさん@ピンキー
08/03/16 21:49:03
神乙!
欲望と共に兄様の愛情がちゃんと伝わってくる
ルキアの反応が初々しくていい


179:名無しさん@ピンキー
08/03/16 22:45:20
神乙!!!
ルキアたんの初心さがたまらん
調教されてるのもたまらん(;´Д`)ハァハァ
文章もいいな
まだ続きがあるのかね?待機してる

180:名無しさん@ピンキー
08/03/16 22:55:24
神乙です!
ルキアと兄様の心情が凄く細かく描かれている
少しずつ快感に目覚めていくルキアたんに萌え

181:131
08/03/17 00:05:05
申し訳ない、また規制くらいました。
宜しければ続きは少し後になりそうです。
また投下した折りには楽しんで頂けると嬉しいです。

182:名無しさん@ピンキー
08/03/17 11:35:01
おお、待機しとります

183:名無しさん@ピンキー
08/03/17 13:04:00
連投規制かな。ほかの人の書き込みで解除?
リアルタイムで読んでたら規制解除協力するんだが。

131さん。エロくて読み応えあってエロくてイイ!
タイトルほしい! 続き投下待ってます。

184:名無しさん@ピンキー
08/03/17 23:22:02
自分のサイトにでも書いてれば?

185:名無しさん@ピンキー
08/03/18 01:08:41
ここはそういうスレだ。
趣味じゃないなら黙ってろ厨が。

186:名無しさん@ピンキー
08/03/18 01:33:59
時々いるな、こういう奴。てめーの趣味なんざ興味ねえから。
死ぬまでROMってろ、厨が

187:186
08/03/18 01:39:36
>>185
被ってスマソ

188:名無しさん@ピンキー
08/03/18 07:22:37
age

189:名無しさん@ピンキー
08/03/18 08:14:52
>>185-186
そういうのを厨返しって言うって前にいったろ
とても成人した人間の書く内容とは思えない
バカはスルーするか、「チラ裏」とでも書いていなすのが基本
激しく反応するな
本当に大人なんだったら

190:名無しさん@ピンキー
08/03/18 16:14:11
まあとりあえず落ち着いていこう。

191:名無しさん@ピンキー
08/03/18 16:38:26
またりまたり

192:名無しさん@ピンキー
08/03/18 22:31:50
全くだ!スルーもできないでズリーが出来るか!

>>131神乙です
おぼこいルキアたんは萌える(*´Д`)ハァハァ 
続きも待ってます

193:名無しさん@ピンキー
08/03/18 23:14:30
遅くなったけど神乙!
ゆっくりでも全然構わんので続きよろしくです

194:名無しさん@ピンキー
08/03/19 08:58:39
ルキアたんの喘ぎ声聞きたい

195:名無しさん@ピンキー
08/03/20 02:24:05
うーん
俺に技術があったらなぁ
アニメのルキアたんバトルシーンでの「うあっ」とか「ああっ」とかいった艶っぽい声とか、
「だめです兄様!」「もうおやめください!兄様!」とかいったセリフを繋ぎあわせて…(*´Д`)ハァハァ

196:名無しさん@ピンキー
08/03/20 08:22:44
俺あのシュリーカーにやられたときのがタマランのだよ

197:名無しさん@ピンキー
08/03/20 20:22:48
>>196
禿同!
ヒルかけられたときの「ぁっ!!!」で陥落した

198:名無しさん@ピンキー
08/03/20 21:31:47
だよな
あれは使える
再放送でまた聞けるぜ

199:名無しさん@ピンキー
08/03/21 12:23:29
シュリーカーのあん時の「か~ゎいぃ~!」は俺達の代弁

200:名無しさん@ピンキー
08/03/22 07:42:16
ヨシおばさんも

201:名無しさん@ピンキー
08/03/22 22:59:17
ヨシで誰か書く神はいないのか

202:名無しさん@ピンキー
08/03/23 01:39:35
>>201
アニメ見ていない神もいるだろうよ

203:名無しさん@ピンキー
08/03/23 14:28:03
白ルキ神の再降臨をお待ち申し上げてます

204:名無しさん@ピンキー
08/03/23 17:36:37
その他の神の降臨もお待ち申し上げております

205:名無しさん@ピンキー
08/03/24 07:06:38
パソから小説投下しようと思ったんだけど規制くらった

規制って荒らしとか全然してなくても、なるんですか?

206:名無しさん@ピンキー
08/03/24 08:48:28
なりますよ。

最初からくらうこともあるし、連投したからくらうこともあるよ。


まったり待ってます。

207:名無しさん@ピンキー
08/03/24 12:42:36
どれくらいで規制とけますかね?

208:名無しさん@ピンキー
08/03/24 13:08:16
DIONやOCNは結構プロバ全体で規制されていることが多い気がする
解けるのもその時次第なんで、いつになるかはまったくわからない
運営の板に規制状況のことを書いたスレがあるはずだから
チェックすると傾向がつかめるかもしれない

209:名無しさん@ピンキー
08/03/24 14:22:21
わかりました。ありがとうございます。
ちょっと待ってみます

210:名無しさん@ピンキー
08/03/24 18:50:22
全裸待機してるぜ!

211:名無しさん@ピンキー
08/03/25 02:31:40
その他の神の降臨 wktk

212:名無しさん@ピンキー
08/03/26 11:39:56
調教してえ

213:名無しさん@ピンキー
08/03/26 22:51:23
どんな調教か述べよ
羞恥プレイは最初の恥らって抵抗する姿が一番萌える

214:名無しさん@ピンキー
08/03/27 00:18:46
耳元で言葉責めしたいです

215:名無しさん@ピンキー
08/03/27 01:26:14
某所で一度晒したが
VS偽海燕戦は俺の中ではこう映ったんだけど、気のせいだよな?
URLリンク(p.pita.st)

216:名無しさん@ピンキー
08/03/27 01:31:13
あ、>>215、エロ(半)グロ注意です

217:名無しさん@ピンキー
08/03/27 07:20:29
>>215
顔に汁がかかりすぎだろw
グロとか書いてあるからびびったじゃないか(*゚∀゚)=3ハァハァGJ!

218:名無しさん@ピンキー
08/03/27 11:36:13
>>215
汁が……んああっ、GJ!!














その画力で普通のエロルキも見たいです神…

219:名無しさん@ピンキー
08/03/27 15:19:07
>>215
もっと描いて。


220:名無しさん@ピンキー
08/03/29 04:38:55
待機中

221:名無しさん@ピンキー
08/03/29 20:19:46
待機は全裸で

222:名無しさん@ピンキー
08/03/30 22:53:30
ルキアたんを膝の上に乗っけて待機

223:名無しさん@ピンキー
08/03/31 00:48:43
>>222
じゃあルキアたんに乳枕してもらいながら待機する

224:131
08/03/31 01:01:40
白哉ルキア投下したものです。
前回よりだいぶ間があいてしまいましたが、宜しければどうぞ。
苦手な方はスルーまたはNG登録でお願いします。


225:白哉ルキア
08/03/31 01:03:28
身体を包む温もりが心地良い。
柔らかに注ぐ陽射しの中でまどろむ時に似た、気怠いまでの快さだ。
少しく遠慮をしながら床の中で伸びをしかけ、ルキアはふと違和感を覚えた。
腕を伸ばせば触れる筈の、そして何時も己を包み込んでいる筈の感触が其処には無い。
途端に訳もなく不安に駆られて慌てて目を開け、矢張り白哉の姿は床の中に見当たらない。
最早すっかり眠気も失せて、とにかく床の上に身を起こそうとした時。
「其の儘で良い。急に動けば身体に障る」
聞き慣れた声がして、義兄の腕が上掛けごと優しく身体を押さえつける。
勿論白哉は閨を離れておらず、床の傍らに在ったその姿にルキアは胸を撫で下ろした。
同時に初めて己の身体に注意を向け、下腹部に居座る鈍い痛みに気づく。
……そして、思わず愕然となる。
過ぎる情景は匂いまで感じられるほど生々しく、耐え難いほどに鮮やかだった。
組み敷かれて裸に剥かれ、隈なく触れられ、そしてあの様な…。
「今少し、休んで居るか」
「いえ…」
大丈夫ですと小さな声で付け加え、ルキアはまたも起き上がろうと試みる。
白哉の視線を避けようとするかの如く、己の目は伏せたまま。
今はただ一刻も早く此処から辞去し、酷く混乱する胸の内を鎮めたかった。
だが、
「ならぬ、ルキア」
それが如何に穏やかな声音であっても、躾けられた身は容易に竦む。
床の中に手が差し入れられ、掬う様に抱き上げられて、既に逃れることなど思いも寄らない。
何処よりも安心出来る筈の白哉の腕の中に在って、ルキアの表情は強張り全身が硬直する。
持って行き場の無い視線をおどおどとさ迷わせ、初めて己を包む温もりの正体を見出した。
真新しい襦袢の上から着せ掛けられた、見覚えのある一棹の夜着。
ルキアが纏うには明らかに大き過ぎ、それは確かに白哉のものだ。
所々が皺になってしまっているのは、夜の間中ずっと自分が着ていた所為なのだろう。
……あの様なことがあっても尚、馴れた肌触りに心許したのか。
……その心地に安堵して、あれ程までに安らいだ眠りを得ることが出来たのだろうか。
そう己に問うても、行為が終わる頃からの記憶は疎らに霞む。
途方に暮れて白哉を見上げ、ルキアは何も言えずにいた。


226:白哉ルキア
08/03/31 01:04:38
腕に抱いた柔い感触が、未だ熾きの様に燻ぶる想いを猛らせる。
押し倒さずに居れたのは、口を噤んで見上げるその表情の所為だ。
傷つき怯えた眼差しをして、それでも己を慕う気持ちが端々に覗く。
見下ろす面は平静を装いながら、思い出されるのは昨夜の有様。
……幾度も啼いて身を捩り、小さな身体で己の全てを受け容れた。
終えた時には殆ど意識を保っておらず、懐紙で拭って衣を着せるやたちまち眠りに落ちた。
頬に涙の跡を留めて、幼い寝顔は酷く安らかだった。
時折己の夜着に顔を埋める仕草が微笑を誘い、飽きもせず見つめる内に空は白んでいた。
目覚めて途端に己の姿を捜し求める様が無性に可愛らしく、触れれば痛むかと気遣いつつも抱き
上げずには居られなかった。
寝乱れて癖のついた黒髪を撫で、白哉は口元を綻ばせる。
心根の素直なルキアのこと、行為の意味を諭せば直ぐに解するだろう。
初心な身体も何れ馴れて、受け容れることに悦びを覚え、自ら快楽を求めるようになる。
……だが、今は未だ早い。
白哉は静かに立ち上がり、縁側に向けて開け放たれていた襖から廊下へと閨を後にする。
陽射しは高く、時刻は昼近い。
疾うに隊舎に詰めて居る筈の刻限ではあったが、その辺りに抜かりは無い。
其々の隊には早い内に人を遣って、共に流行り病に臥せっているとの由を伝えてある。
勘繰りたければ勝手にするが良いとほくそ笑み、腕の中からルキアがしきりと物言いたげな瞳を
するのに何も答えず湯殿へと赴いた。
引き戸を開ければ匂い立つ檜の香と共に湯煙が溢れ、湯浴みの仕度が整えられていることを示す。
漸く自分の足で立つことを許されて所在無げに佇むルキアの、その身に纏う衣を手ずから脱がせ、
露になるのは昨晩溺れたばかりの肌。
見る間にルキアは頬を朱に染め、しかし身体を隠す素振りを見せないのは唯一度の経験で徹底して
服従を教え込まれた故だ。
己の仕業ながら満足し、自らは装束を解かぬまま、白哉は溢れる湯気の中へと踏み入った。


227:白哉ルキア
08/03/31 01:05:50
呼び寄せたルキアを洗い場に座らせ、己の衣が濡れるのには構わず傍らに膝をつき、手桶に汲んだ
湯を細い項からそろりと掛ける。
先に確かめていた湯は熱過ぎず温過ぎず、ルキアは一瞬身体を震わせるに留まった。
羞恥の所為かそれとも湯気に当てられてか、既にその肌は淡い桜色を帯びて、肩越しに覗き込めば
困惑した様な眼差しを返して寄越す。
昨夜の秘め事を思わせる眺めに心は容易く振れ、此処まで己は囚われたかと溜め息が漏れる。
「ルキア」
煩雑に絡む胸の内を巧みに隠して、名を呼ぶ声音には一分の乱れも無い。
「酷く痛むか」
問われてルキアが懸命に頭を振り、その健気な仕草に図らずも穏やかに笑み零れた。
小さな身体の隅々にまで石鹸を塗りつけ、掌で包み込む様にして洗い清めながら、白哉は全てを
念入りに検める。
直に触れる肌は昨夜と違わぬ滑らかさで、細かな傷も薄い痕さえも見当たらない。
……激した感情に任せて抱けば、己の痕跡を留めることは容易だっただろう。
……消せない証をとくと眺めて、愉悦に浸ることも出来た筈だ。
思いを巡らし手は肌を愛で、視線を注いで微笑をいっそう深くする。
香りの良い泡に塗れて、ルキアはうっとりと目を瞑っていた。
至極心地良さそうな横顔を見せ、委ねられる身体に最前迄の硬さは感じられない。
白哉の指先が戯れに敏感なところを掠め、その度に唇を軽く噛んで身を捩るのも嫌悪からくるもの
では無い様だ。
意図せずして誘う仕草に昂ぶる熱を看過し、時間をかけて丁寧に洗い、だが相手がルキアでは高が
知れている。
小柄な身体は直ぐに洗い終わり、此の儘離すには些か惜しい様な心持ちさえ覚えてしまう。
再度湯を掛けて泡を流し、白哉はふいと手桶を持たぬ方の掌を動かした。
背後からルキアの胸元へと向かわせて、幼い乳房を手の中に収める。
湯に濡れて温かな膨らみを優しく撫で上げ、その何処よりも柔らかい感触を存分に愉しむ。
「…あ」
それ迄とは違う触れ方に、ルキアは即座に反応した。
溜め息とも喘ぎともつかぬ声を漏らし、紫紺の瞳をはっと見開いて白哉を仰ぐ。
その怯える様が、義兄の欲をより猛らせていることなど知る由も無く。


228:白哉ルキア
08/03/31 01:06:31
「今此処で、致すと言えば…」
覆い被さって己が唇をルキアの項に触れ、白哉は声を潜める。
どうする、と言下に問うて、長い指は薄桃色の先端を緩々と擦る。
「ふぅ…ぁ…」
たちまちルキアの息は上がり、僅かに開いた口からは艶めいた声が零れた。
きゅっと寄せた眉根の下から縋る様に見つめられ、誘って居るのかと白哉は笑う。
無論ルキアにその様な心積もりがあろう筈も無く、何故義兄が笑うのか理解出来ずに益々困惑した
顔で見上げ、未だ恐怖の感情は拭い難い。
「に、兄様が…お言い付けになるのでしたら…」
昨夜返答を怠ったが為に受けた叱責が思い起こされて、ルキアは声を振り絞る。
或いは義兄が思い止まってくれるのではと、懇願する様な目をして。
しかし言わせも果てず、白哉は執拗だった。
掌は乳房を弄り、指先でその頂を転がし、ルキアが怯えているのを知りながら更に言い募る。
「昨晩のあの行為を、自ら進んで受けると言うか」
流石にルキアは躊躇して、言葉を継ごうとする喉が小さく鳴った。
丁度、嗚咽を堪える時の様に。
毎夜添い寝をする傍らで悪夢に魘され、義兄を起こすまいと歯を食いしばって泣いていたルキアの、
その姿を知る白哉が気づかぬ訳も無い。
苛め過ぎたかと自らを省み、宥めるべく口を開きかけた時。
「…はい、兄様」
今にも消え入りそうな声をして、だが確かにルキアは頷いた。
頷いて直ぐに面を伏せ、震える下唇を噛み締めて目を閉じ、おとなしく白哉を待つ。
その意味も知らされず、一度抱かれたばかりでは快楽とも程遠く、唯ひとえに義兄を想うが故に。
……恐怖しているのならば、そう言って拒めば良いものを。
深い息を一つ吐いて掌を緩め、そして白哉は己の浅慮に思い至る。
……拒むことも抗うことも、ルキアには赦されていない。
……それを承知で、斯くも残酷に弄んだのだ。
今や傍目にも分かるほどに震えている義妹をそっと抱きしめ、華奢な肩に優しい口づけを施して、
それを潮とし手を放す。
「にい、さま…?」
ルキアは洗い場に座り込んだまま、離れる感触に気づいて目を開け、訝しげに白哉を見つめる。
それへ穏やかに微笑して、つと立ち上がり白哉は思う。
無為に焦らずとも、ルキアは既に己が掌中に在る。
一つ一つ丁寧に、己の好い様に仕込めば良い。

狂った時間が、ゆっくりと流れ始めた。


229:白哉ルキア
08/03/31 01:07:22
湯で程良く温もった身体に、最早緊張は無い。
滴を拭って襦袢を着せ、帯を結んだ上から薄物を羽織らせて、再び抱き上げ閨へと連れ帰る。
閨に戻っても離すつもりは無く、己の膝に抱いたまま。
湯浴みの間に運び込まれていた朝食の膳から粥を一匙ずつ掬ってはルキアの口元に運び、世話を
焼く白哉の手付きは慣れたものだ。
「あの様な行いを為した義兄を、恨んで居よう」
ふと手を休めてそう訊けば、
「いいえ、兄様!!」
それ迄恥ずかしそうに俯いていたルキアが、見るからに慌てた様子で顔を上げる。
「そんな…私は決して、その様な…」
言葉の足りぬことがもどかしいのか幾度も首を横に振って、必死な面持ちは如何にも幼い。
それに僅かながら相好を崩し、やがて白哉は粛々と諭し始めた。
……あの行為は、互いに想い合う男女の間で為されるもの。
……決して汚らわしいものでも、恥ずべきものでも無い。
……痛みを覚えるのは身体が未だ馴れていない所為で、それも何れは失せるであろう。
聞き入るルキアの表情は次第に和らいで、尚も頬はうっすらと紅い。
畏敬の念は常と同じに白哉を見上げ、その言葉を懸命に理解しようと試みる。
「本来ならばこうした事は先に教えておくべきであったが…何も言わず、恐ろしい思いをさせて
しまった」
済まぬ、と囁く声にもう一度首を振り、ルキアは己を抱く逞しい胸板に頬を寄せる。
馴染んだ温もりの中で、既に痛みも恐怖も薄れ行く。
行為の意味を知らされて、胸の内は義兄の言葉を思い返しながら。
……もう二度と、恐ろしいなどと感じたりすまい。
……どれ程辛いものになろうとも構わない。
……それが、互いを想うが故の行いならば。
今は無性に甘えたくて仕方なく、だがそうと告げる術が分からなかった。
伝わる確かな鼓動に耳を澄ませ、込み上げる安堵に身を任せて、それだけで充分だと思っていた。


230:白哉ルキア
08/03/31 01:08:07
相も変わらず遠慮がちで、何処かぎこちないその甘え様。
斯様な場合にも感情を曝け出せずに、無言の儘そっと頬を摺り寄せて。
「…済まぬ、ルキア」
謝罪の言葉が口をついて出、白哉にそれを止める手立ては無かった。
……もっと早くに、もっと違う風に接して居れば。
……徒に己の本心を偽る様な真似をせず、無心に可愛がってさえ居れば。
翳りを帯びた微笑の代わりに輝かんばかりの無邪気な笑顔を、肩を震わせ堪える嗚咽ではなく
手放しで泣きじゃくる声を得られたのだろうか。
思ったところで詮無いこと、望んだからとて何も変えられはしない。
無力さを噛み締め己を責めて、白哉は小さな義妹を優しく抱き続ける。
疲弊しきった末の寝息が聞こえ始めても、その身体を床に戻すなど思いも寄らず。
射し込む日差しが眩過ぎはせぬかと気を遣い、視線を庭先へ向けた刹那。
芝草に踏みしだかれた跡を捉え、心中を過るのは鮮やかな緋の色。
……言葉遣いこそ礼儀を心得ていたが、獰猛な手負いの獣を思わせる瞳が忌々しかった。
……あの様な目を、表情をしておいて、唯の幼馴染とは随分と笑わせる。
……死神にも成りきらぬ分際で、よくああも吼えられたものだ。
目を眇めた丁度その時、ルキアが縋りつく様に胸に顔を埋めて、その感触に我に返る。
小さな手が己の着物の袂を握り、見下ろす面はたちどころに険しさを失くす。
「ルキア」
最早声が届く筈も無く、分かっていながら名を呼ばずには居られない。
あれだけの痛苦を与えられ、それでも素直に己を拠り所に頼む様が愛しくてならない。
「私の傍に居る限り、誰にも手出しはさせぬ」
湿った黒髪を指で梳きながら、白哉は低く呟く。
穏やかな声の響きとは裏腹に、注ぐ眼差しは烈しい光を宿すに任せ。
「…決して、私の傍を離れてはならぬ」
財も力も、何も惜しみはしない。
全てを以ってその身を護り、引き換えに望むのはただ傍に在ること。
安らいだ息遣いに己も充たされ、その存在を肌で感じ、それだけで充分だと思っていた。


231:131
08/03/31 01:11:32
とりあえずここまで。この前はどうやら連投規制を食らったようです。
続きはまだどうなるかわかりませんが…。
レス下さった方、読んで頂いた方、有難うございます。

誤字脱字、乱文駄文はご容赦ください。

232:名無しさん@ピンキー
08/03/31 18:11:24
神ありがとう!乙です。
続きもお待ちしてます

233:名無しさん@ピンキー
08/03/31 19:19:27
白ルキ神乙!!!降臨を待ち続けてました
相変わらず文体が好み。
慣れて快楽に溺れるルキアたんも見てみたいです

こっそりサイト作って欲しい…

234:名無しさん@ピンキー
08/03/31 23:51:52
113乙です
時間があるときにゆっくり読ましてもらいます

235:名無しさん@ピンキー
08/04/01 00:00:15
131さん乙です
>>233の「慣れて快楽に溺れるルキアたん」イイ!
神、次はぜひよろしくお願いします!

236:名無しさん@ピンキー
08/04/01 23:22:42
おおネ申が来ていた
乙乙
後で読ませて貰います

237:名無しさん@ピンキー
08/04/03 03:55:42
ウヒョー乙

DSのタッチペンでルキアタンを弄くり回すソフトが欲しい

238:名無しさん@ピンキー
08/04/05 06:53:25
神乙です!
退廃的なエロス(*´Д`)ハァハァ 

239:名無しさん@ピンキー
08/04/06 19:32:41



240:名無し@ピンキー
08/04/07 00:00:26
ネ申age
お待ちしています(*´Д`*)



241:名無しさん@ピンキー
08/04/07 21:13:36
いいねえ…続き楽しみに待ってます

242:名無しさん@ピンキー
08/04/08 02:04:33
勝気なルキアは単純に好きだ。薄幸なルキアはエロかわいくてもっと好きだ!

243:名無しさん@ピンキー
08/04/08 23:31:08
過疎ww

244:名無しさん@ピンキー
08/04/09 00:15:26
ル「むう…なかなか伸びぬな、まだ100kbも使っておらぬのか。しかたあるまい、私が文字通り一肌脱ぐとしよう。好きな場所を(ry」

すまん、自重しる
ルキアたんならパンツいっちょうになるくらいでもベソかくだろうよ

245:名無しさん@ピンキー
08/04/10 01:35:37
まあ伸びようが伸びまいが、俺がルキアたんと毎晩激しくしてるのは変わりないわけだしな。

246:名無しさん@ピンキー
08/04/11 01:20:22
ルキアたんかわいがるお( ^ω^)

247:名無しさん@ピンキー
08/04/11 04:50:59
じゃあ俺足の指舐め舐めするお

248:名無しさん@ピンキー
08/04/12 00:56:08
ルキアたんはピンク色

249:名無しさん@ピンキー
08/04/12 20:37:57
実は黒

250:名無しさん@ピンキー
08/04/13 22:18:51
白ルキ神の再投下をずっと待ってる俺がいる
規制まだ解けないのかな
お暇があればまたいらしてほしい

251:名無しさん@ピンキー
08/04/13 22:28:10
( ´_ゝ`)( ´,_ゝ`)プッ

252:名無しさん@ピンキー
08/04/14 04:12:14
白ルキ神の降臨を待ちつつ、浮ルキ書いている。
とりあえず書き込めるかどうかテスト。

253:浮ルキ
08/04/14 16:03:15
  梨花淡白柳深緑
  柳絮飛時花満城
  惆悵東欄一株雪
  人生看得幾清明

春雨に、散りかけの山吹の花が打たれて揺れている。
六番隊の隊舎の門の庇の下で、ルキアはしばし山吹の花に目を留めていた。腕には、先ほど六番隊の隊員から浮竹へと預かった書類の入った茶封筒を抱えている。
この程度の雨だ、走って行こう。そう決めて、ルキアは胸元に茶封筒を押し込んで走り出した。
ぱたぱたと頬をうつ温かい雨を感じながら、ルキアは十三番隊の隊舎への帰路を急いだ。
「朽木?おい、朽木!」
耳慣れた声に振り向くと、そこには赤い蛇の目傘をさした浮竹が立っていた。
「隊長?このようなところに…お一人ですか?」
「定期検査の帰りだ。また卯の花にこってり絞られたよ」
苦笑いする浮竹は、かさばる薬の袋を小脇に抱えてルキアを傘の内へと手招いた。
「ずいぶん濡れたな。風邪を引かないといいが」
頬につたう雨の雫を指で拭って、浮竹は微笑みかけた。ルキアの顔に、ぎこちない笑みのようなものが浮かびかけた。
「いえ…大丈夫、です。今日は暖かいですし…」
「そうか」
ルキアの顔から視線を外し、浮竹は言葉を続けた。
「じゃあ帰ったら手伝ってくれるか?例の稟議書…この前のでいいと思ったんだが、差し戻されてな。」
「はい」
「白哉には、遅くなると言ってあるから」
「…はい」
返答は小さく、震えていた。俯くルキアの顔からは、先ほど浮かんだあるかなきかの笑みが消えていた。


254:浮ルキ
08/04/14 16:04:22
春が嫌いなんだ。
かつて、酒の席でぽつりと浮竹が零したことがある。ルキアには理由を問う事はできなかった。おそらく尋ねても返答はなかったろう。
こんな春の夜に、時折浮竹は狂う。
「う…あっ…」
雨乾堂の、浮竹の寝室に使用されている部屋に敷き延べられた夜具の上。絹よりも滑らかな白い肌を晒してルキアが喘いでいた。
「白いな」
ルキアの喉元に舌を這わせて、浮竹が感嘆した。
「お前は日焼けをしないんだな」
言いながら、指は胸元につんと立ち上がった桃色の徴を意地悪く弄んでいる。
「ひっ!」
強く捻られて、ルキアは苦痛に悲鳴を上げた。
「悪い。痛かったか」
そう言いつつ、なおも浮竹は指の力を緩めない。敏感な頂を荒々しく押しひしがれて、ルキアの目に涙が滲んだ。
「甘い香りがする…花の香りだ」
ルキアの胸元に唇を寄せて、浮竹が囁いた。乱暴に嬲っていたその箇所にそっと舌が触れ、唇が吸い付いた。舌で転がされ、緩急をつけて吸い上げられ、ルキアは痛みではない感覚に身を固くして耐えることとなった。
「はっ…あ…あっ…」
それでも零れる声を完全に殺す事はできない。浮竹の唇と指に両の胸を蹂躙され、ルキアの身の内に甘い細波が走った。
「…を見たか…?」
自分の喘ぎ声にかき消され、浮竹の問いは最初ルキアの耳に入ってこなかった。
「梨の花が咲いていたのを見たか?東庭に」
「…あ…」
ルキアの虚ろな眼差しが、浮竹の視線を捉えた。その目の奥に浮かぶ色は複雑すぎて、未だ歳若いルキアには理解しがたいものだった。
「今年も咲いたな」
ただ熱に潤んだ彼女の脳裏に、かすかに過る面影があった。
東庭を巡る回廊の欄干の一つに、寄り添うように立つ梨の木。その雪のように白い花と、かつてそれを愛した男の逞しい背中。
梨花は淡白、柳は深青…春日の感傷を凝縮したこの美しい詩を、ルキアに教えてくれたのはその男だった。
瀞霊廷が花々で満ちる春をこよなく愛していたのも。
そして、雨の中で死んでいったのも。

255:浮ルキ
08/04/14 16:04:57
「いや、いや…!隊長っ!」
両の耳を己が手で塞いで、ルキアが懇願した。今の今まで忘れていた雨音が、ルキアに突き刺さる。
「いや…」
涙を幾筋も流して、赤子のように丸まろうとするルキアの両肩を、浮竹は乱暴に押さえた。抉られた傷口を露にして震える獲物に、浮竹は嗜虐心が満たされる喜びを感じていた。
雨音と、昔の思い出と。ささいなきっかけで綻びた心の裂け目から漏れるルキアの苦悩を目の当たりにして、浮竹は不思議と満ち足りていた。
日頃感情を押し殺し、どんな過酷な任務にも弱音を吐くことなく成し遂げるルキアの忍耐心を、浮竹は高く評価していた。だが一方で、ルキアが余りにも完璧に自分の心の傷を隠して耐え続けていることに、なにがしかの苛立を覚えぬでもない彼であった。
だがあの男は…と浮竹はかつての副官の姿を思い浮かべた。彼はルキアの弱さも焦りも無力感も、すべて白日の下にさらけ出させた上で全てを易々と受け止めてみせた。
そして最悪の方法で放り出して行った。
ああそうだ、俺はあいつのことを怒っていたのか。浮竹は改めて、自分の中のどす黒い感情を自覚した。
(お前を失った朽木は、こんなにも傷だらけだ)
震えるルキアの体を抱きしめて、浮竹は苦く呟いた。
(そして誰の手をも拒み続けている…まるでお前以外の手はいらないとでも言うかのように)
ルキアへの罪悪感と、憐憫の情と、少しばかりの糾弾するような混乱した思い。
笑顔を取り戻してやりたいと願っているはずなのに、時に追いつめずにはいられない。濁った激情の奔流のなかで、浮竹はやるせないため息をついた。
(いつかは時が全てを癒すとしても、俺はいつまでこいつの傍にいられる?)
「いや…」
庇護を求める幼子のように胸に縋り付くルキアの背を、浮竹は優しく撫でさすった。
今宵初めての口付けが交わされた。求めたのはルキアの方からだった。
せめて一時忘れさせてほしいと、そう懇願しているかのような口付けであった。


256:浮ルキ
08/04/14 16:05:29
「あ…ああ…」
大きく開かせたルキアの両足の間に浮竹が入り込み、膝裏に手を添えた。そのまま両の膝をシーツにつくほど深く折り曲げる。灯火の薄明かりに曝された秘花に、浮竹はためらうことなく顔を埋めた。
「ああっ!はっ…あっ…はあっ…」
右手で莢に包まれたままの敏感な花芽を擦り、左手の指は蜜を零す花の入り口を浅く刺激する。舌が花弁をほぐすように這い回ると、ルキアの背が弓なりに反った。
「あっ!あああっ!はああああっ!」
浮竹が淫猥な音を立てて蜜を吸うと、ルキアは何度も細い声をあげて身を震わせた。シーツに皺が寄るほどきつく握りしめて快楽の荒波をやり過ごそうとするのも、所詮は無駄な努力であった。浮竹が花芽を集中的に唇で責め立てると、あっさりと限界がやってきた。
「ああ…」
悲し気な声と共に、ルキアの体が激しく震えた。網にかかった魚が跳ねるように、びくんびくんと痙攣する。秘花からはこれまで以上に大量の蜜がどっと溢れ出していた。
「そろそろいいか?」
返答がないことは承知の上で、浮竹はそそり立った己自身をルキアの秘裂に押し当てた。そのまま焦らすように入り口に先端を二、三度こすりつける。蜜を十分に塗りつけて、浮竹は一気にルキアの中に押し入った。
「…!!」
もはや悲鳴も声にならず、ルキアは滂沱の涙をこぼして仰け反った。
男を知らぬ体ではない。朽木家に引き取られたのち白哉に強引に体を開かれ、その寝所に侍るようになって久しい。
しかし、抱かれる際の体格差はいかんともしがたい。必然的にルキアは、挿入の瞬間に衝撃と幾許かの苦痛を味わうこととなる。それは白哉と何度臥所を共にしても変わらぬことであった。
「何度抱いても初めてのような」と、白哉はその反応をむしろ喜んだ。それは浮竹も同じ事であった。


257:浮ルキ
08/04/14 16:09:44
「悪いが、動くぞ?」
言葉ほど悪いとは思っていないような様子で、浮竹は彼女の細腰を掴んで引き寄せた。
深く埋まっていた竿を半ばまで引きずり出し、また奥まで突き刺す。乱暴な動きに、ルキアの喉から甲高い悲鳴が零れた。
「ああ、まだ早い…か。まったくお前は我が儘だな」
やれやれ、と呆れたような声を作って、浮竹は奥に付き入れたままで動きを止めた。そのまま最奥に押し当てて、小さく動かす。そこがルキアの感じる場所の一つである事を、彼はもう知っていた。
「あっ…ああ…」
熱いうねりが、ルキアの奥に生まれ始めた。何かを求めるように、ルキアの手が宙を彷徨う。すかさず軽く引き抜いてまた奥に突き込むと、秘肉が震えて浮竹自身に絡み付いてきた。
彼の耳に心地よい泣き声を聞かせながら、ルキアはまた手をシーツに落としてそれをきつく握りしめた。
「は…はぁっ…」
秘所を大きなもので開かれる苦痛はやがて消え、肉の快楽だけが浮かび上がってくる。
男を受け入れた箇所からわき上がる甘いざわめきに身を任せ、断崖に堕ちる間際でルキアはかすかに躊躇った。
(私はなぜこんなことをしているのだろう…?兄様以外の人と…)
最奥以外のもう一つ、ルキアが最近覚えさせられた新たな快楽を感じる場所を、浮竹は執拗に責め立てている。動きは小さいが、的確にある一所を責められてルキアの意識が白く飛んだ。
(兄様に知られたら…いや、仕方がない…浮竹隊長だから…
 海燕どのにあんなことをした私を、まだ引き立ててくださる方の命令なのだから…)
『春が嫌いなんだよ』
不意に、ルキアの胸にその時の浮竹の寂しそうな横顔が蘇った。
(でも、それだけじゃない)
手負いの獣と病んだ獣が、雨の夜に身を寄せ合っている。たとえ不毛な傷の舐め合いにすぎなくとも、ルキアはそこに温もりを感じていた。


258:浮ルキ
08/04/14 16:11:57
ルキアの体から力が抜けた事を確認して、浮竹は本格的な抽送を開始した。
動きに合わせて艶やかな喘ぎ声が漏れ始めた頃合いをはかり、浮竹はルキアの肩の下に手を差し込んだ。
「ひあっ!」
体を引き起こされたルキアが、不安げな悲鳴を上げた。丸くなめらかな尻を鷲掴みにし、浮竹はその小さな体を己の膝の上に乗せた。
浮竹のものを深く銜えこんだまま向かい合って腰を下ろす形になったルキアは、接近した男の顔に戸惑うように顔を背けた。
「んっ…ふむぅ…!」
その仕草が気に入らなかった浮竹にすかさず顎を捉えられ、ルキアは噛み付くような口付けを受ける羽目となった。
逃げるルキアの舌を追いかけて、浮竹の舌が彼女の口中を縦横に蠢く。
絡めとられた舌はきつく吸われ、やっと解放されたかと思うと右手の指が差し込まれる。その間にも左手の指は、敏感にしこった胸元を弾いていた。
「あ…あはぁ…」
軽く揺すられて、内奥と花芽と乳首にそれぞれ刺激を与えられ、ルキアの声に陶然とした色艶が混じりだした。
浮竹の首に手を廻し、肩に縋り付いて快楽を貪り始める。ルキアを縛っていた自制心の糸が、ようやく切れて弾けとんだようである。
「そうだ…お前も楽しめよ。存分に」
「ひぁっ!あ、あああああ!」
激しく下から突き上げられて、ルキアの体が跳ねた。浮竹の胸に自分の胸を押しあて、肩にしがみついてルキアは啼いた。
十分に蕩けた秘肉が締め付けてくる感覚を、浮竹は堪能した。喜悦を味わっているのは、ルキアもまた同じであった。
なすがままに犯されているように見せかけて、ルキアの腰は自然と己の快楽が湧き出る泉へと浮竹自身を誘っている。
浮竹の息が荒くなった。限界を感じた彼は、ルキアの腰を押さえて中に熱い滾りを解き放った。
「あっ…あはぁっ!はああああぁっ!」
同時にルキアにも絶頂が訪れた。
浮竹の首に手を廻したまま、限界までその背が撓る。断続的に震えながら精を吐く浮竹自身の動きを、ルキアは中に受け入れたまま生々しく感じていた。
やがて脱力したルキアは、夜具の上にゆっくり倒れていった。


259:浮ルキ
08/04/14 16:13:18
浮竹が己を引き抜くと、ルキアの少女のような幼さを残す秘花からどろりとした残滓が溢れ出した。
羞恥に足を閉じるどころか、指一本動かす力すら残っていない風情のルキアを浮竹は鑑賞した。
荒い呼吸に小さな胸や滑らかな下腹部が震え、男を呑み込んで喜んでいた花はいまだにひくついている。浮竹の表情が沈んだのは、灯火が翳ったからではなかった。
しばらくの後、浮竹はルキアの体を清める為に身を起こした。

「春城処として飛花ならざるは無し…だったか?いや、あれは…」
浮竹の低い声に、ルキアは薄目を開けた。
汗も穢れも全て拭い清められ、素肌の上に浮竹の予備の夜着を掛けられていることに気づいたルキアは、戸惑ったような目をして身を起こしかけた。
「いや、いい。まだ寝ていろ」
彼女を押しとどめた浮竹は、ルキアの目の前に冷水の入った杯をかざした。
「飲むか?」
小さく頷くのを見て、浮竹は水を一口含んだ。口移しに飲ませると、ルキアは素直に飲み下した。
二口目を同じように分け与えられて、すぐにルキアは眠りに落ちた。

春の日差しの中で闊達に笑っていた青年と、明るい光のなかにおずおずと一歩踏み出そうとしていた少女。
その姿は今でも浮竹の記憶に鮮やかだ。
あれは幾年も前の春のことだった。
数少ない花をつけた梨の若木の下で、海燕がルキアに教えていた古い詩は、かつて浮竹が彼に教えたものであった。
梨の木も林檎の木も、海燕が故郷を懐かしんで植えさせたものであった。
手ずから植えた主がいなくなっても、春はまた巡り、花はまた白く咲き誇る。

  惆悵す 東欄 一株の雪
  人生 看得るは幾清明
 (胸が痛むのは、東の欄干の傍らに咲いていた一株の梨の花の思い出。
  短い人生、これから何回この清明の季節を眺めることができるだろう)

「俺がこんな気分になるのは春だけなんだよ」
眠るルキアの額に汗で張り付いた前髪を指で払い、浮竹は囁いた。
「だから俺は春が嫌いなんだ」


260:名無しさん@ピンキー
08/04/14 16:21:19
以上で、ふっと思いついただけの浮ルキ終了。
エロ少なくてすまんです。
白ルキ神も他神も降臨お待ちしてます。

261:名無しさん@ピンキー
08/04/14 16:37:23
> ルキアの少女のような幼さを残す秘花からどろりとした残滓が溢れ出した。

これは卑怯だ。さっきヌイたばっかなのにまたおっきしてきた

262:名無しさん@ピンキー
08/04/14 16:40:44
浮ルキキター!!
以前にも投下されてた美文神ですか?
文章綺麗なのに、ルキアがエロくて浮竹が黒くて読み応えあってたまらん
ほのめかされてる海ルキもいいな

263:名無しさん@ピンキー
08/04/14 21:37:15
他神は光臨しないのだろうか…
自給自足しヨット

264:名無しさん@ピンキー
08/04/15 18:40:21
久々に来たらネ申がきてた


>>263
催促よりネタ提供

265:名無しさん@ピンキー
08/04/15 20:00:08
うおお浮ルキ神なんて久しぶりだGJ!!
浮竹好きだからすごい嬉しい
ルキアとの組み合わせはどちらかというとほのぼの路線だから
少し黒い浮竹がまた新鮮に感じる
エロと切なさの両方があるってすごい
是非またふっと思いついたら降臨してほしい

266:名無しさん@ピンキー
08/04/15 20:49:28
浮ルキネ申キター!!!
うおぉぉなんだこれ美文ネ申乙ですお!
すげー情感あって感動した。
二次なのにまだ読者に妄想の余地残す文章って、どんだけレベル高いんだ。
また気がむいたときでいいんで頼みますネ申!

この前の白ルキ神といい、ペースは落ちてるけど相変わらず神々しいなこのスレ

267:名無しさん@ピンキー
08/04/16 04:46:15
神乙

268:名無しさん@ピンキー
08/04/17 14:28:50
ルキアたんはウブなのがいいな

269:名無しさん@ピンキー
08/04/18 07:26:33
バックからやりたい

270:名無しさん@ピンキー
08/04/19 16:40:33
過疎だな…
みんな見てるけど書き込まないだけか、
それともほんとに見てないのか…
同じ女を愛する者として知ってみたい

271:名無しさん@ピンキー
08/04/19 18:10:43
>>270
見てる。けどカキコしていない。
疲れてるからってROMってばっかでルキアたんへの愛を文章にも出来ないふがいない自分を戒めてる所だ。
そしてリアルに本誌の幼女ルキアたんを正座で待ってるとこだ。

272:名無しさん@ピンキー
08/04/19 20:00:51
>>270
見ていますとも
只、神の降臨の時と萌えが浮かんだ時くらいにしか書き込んでいないチキン野郎だ
妄想はいっぱいするんだが中々神のように秀逸な文章できないんだよなあ


273:名無しさん@ピンキー
08/04/19 20:45:11
>>270
ノシ
書き込み難い雰囲気がある訳ではないんだが、最近はROMるだけになっている…本当にごめんよルキアたん
でも君を嫌いになったりすることは、義兄の桜がいくら散ろうと絶対にない 信じてくれ




あと覚えてる人いるかわからんが、ほぼ一年前に恋ルキ書くって言って放置してるの、あれ自分です
今更ながら大変申し訳ない

274:名無しさん@ピンキー
08/04/19 21:09:04
のおおおおお
おまいかああああ


いつか暇が出来たらでいい…続きを書いて下さることを期待してます

275:名無しさん@ピンキー
08/04/19 21:46:31
>>273
おぼえてるぜ

気が向いたらよろしく…お願いします…

276:270
08/04/19 21:58:30
お前ら…ありがとう、お前らも愛してるぜ


気を取り直して神々の光臨を待つか
くだらん萌カキコも自分は答えるぞ

277:名無しさん@ピンキー
08/04/19 22:40:01
>>274-275
ありがとう
覚えてくれてる人がいて嬉しい


確か去年の六月頃だかに、座りネタで書いたやつだった
一度データ飛んで書き直しになって、その後書かなくなったんだったか…
本当に済まない


ただ書きかけの文は保存してあるから、暇ができるのは何時になるかわからんが
必ず書き上げる
神々と違い駄文しか書けんが、どうか宜しく



長文スマソ

278:名無しさん@ピンキー
08/04/19 23:29:06
>>277
謝ることなんてない
書き込もうとしてくれる、その意思が何より嬉しい
ここの住人はみんな気が長いからどれだけ先になろうとも全裸待機です

279:名無しさん@ピンキー
08/04/20 16:56:20
>>278
ずっと全裸で風邪ひいたぜ…
ってわけで裸で温めあうためにルキアたんは俺が連れていく

280:名無しさん@ピンキー
08/04/21 02:55:57
>>279
あれ変だな、俺今日は朝からずっとルキアたんとベッドでひっついてるんだが

281:名無しさん@ピンキー
08/04/21 16:31:46 aDP6JhqX
URLリンク(gbrfeah.ath.cx)
これはイケてる!!

282:名無しさん@ピンキー
08/04/21 17:29:17
↑をググった結果

オンライン出張ホスト JEWEL
AX.
gbrfeah.ath.cx/ - 5k - 3時間前 - キャッシュ - 関連ページ

弁当・駅弁(仮)@2ch掲示板
:2008/04/21(月) 13:15:24 ID:nKHYN2r6: URLリンク(gbr)<)~ ...
etc7.2ch.net/charaneta/ - 80k - キャッシュ - 関連ページ

料理@2ch掲示板
:2008/04/21(月) 13:00:46 ID:YRvhGyRv0: URLリンク(gbr)<)~ 某社のTがやってる ...
science6.2ch.net/rikei/ - 116k - キャッシュ - 関連ページ



この板だけ毛色が違いすぎワロタw

283:名無しさん@ピンキー
08/04/21 22:31:46
浮ルキ神乙です
エロスの中に情緒があって淫靡です
>>270
dionは永久規制
ロムってもパソからは書けないもどかしさ

284:名無しさん@ピンキー
08/04/21 23:10:54
保管庫2にある作品って今までの神達が投下してくれたものを
保管庫神がサルベージして見れるようにしてくれたんだよな?
長いこと音沙汰ないから神の消息が気がかりになってる




285:名無しさん@ピンキー
08/04/21 23:26:49
>>280
ルキアたんはぼくのお嫁さんや

286:名無しさん@ピンキー
08/04/21 23:35:59
>>284
俺も気になってる
保管庫にあったメルアドも今は使われなくなっているみたいだし
神…もう手をひかれたのかもしれんな

287:名無しさん@ピンキー
08/04/22 00:41:14
>>280
何やってんだww

288:名無しさん@ピンキー
08/04/22 01:26:51
>>286
あそこに載らなくなってからの作品で忘れられないのとかある
コピっとけばよかったなーと今更思う。

289:名無しさん@ピンキー
08/04/22 09:55:27
専ブラのログを未だ残してるぜ!

290:名無しさん@ピンキー
08/04/22 12:55:33
俺も専ブラのログは全部とってある
14~17はこのパソにある。それ以前のはロムに焼いてある
いざとなればこのログを上げてもいい
>>286
神は仕事で忙しいんだろう

291:名無しさん@ピンキー
08/04/22 20:25:20
>>290
ログか…神々に失礼じゃなければ欲しいかもなあ。

292:名無しさん@ピンキー
08/04/22 21:24:49
>>290
おお…おまえさんかなりのルキアたんファンだなww
自分、ルキアたんに惚れて日が浅い方だから神々の作品けっこう
見逃してるから羨ましいな

293:名無しさん@ピンキー
08/04/22 22:02:39
>>292
話が逸れるがこのご時世にルキアたん新規ファンが増えてくれるのは嬉しい

294:名無しさん@ピンキー
08/04/23 13:27:51
>>285
ギン乙


自分も新しい保管庫希望
こけ2年で投下された作品また読みたいなあ

295:名無しさん@ピンキー
08/04/23 14:14:01
ここ2年かあ…
どんなんがあったっけね。

296:名無しさん@ピンキー
08/04/23 21:16:30
過去ログならいつでも提供する

浮ルキ神にはいつもハァハァさせてもらった
ルキアたんのような華奢な少女が中年男に組敷かれる図は萌える
是非一心とルキアたんの濃厚なお医者さんごっこを

297:名無しさん@ピンキー
08/04/23 22:16:18
( ´_ゝ`)

298:名無しさん@ピンキー
08/04/23 22:17:20
(* ´_ゝ`)

299:名無しさん@ピンキー
08/04/23 22:51:38
ルキアたんのあそこに器具とか突っ込まれるんだな

300:名無しさん@ピンキー
08/04/23 23:01:19
過去ログかぁ
ハードディスクがクラッシュして落ち込んだ日々もあったが
昔に比べてムラムラ(*´Д`)しなくなった俺がいる
ルキアたんは勿論大好き
でもマジ精力の衰えを感じるw

ル「ひぁ……んっ…そ…そこ…そこ駄目ッ////」
ムラムラシテキタカモ

301:名無しさん@ピンキー
08/04/23 23:21:25
(´・д・`)・・・

302:名無しさん@ピンキー
08/04/24 00:30:32
器具のみならず薬を使ったプレイも可能
医者はエロスのパラダイスだな
しかしピンク規制長いな

303:名無しさん@ピンキー
08/04/24 01:01:42
ルキアたんの真っ裸にデカい白衣着せたい

304:名無しさん@ピンキー
08/04/24 01:10:37
あと「せんせい」「せんせえ」と呼ばせたい

305:名無しさん@ピンキー
08/04/24 02:13:29
神乙です!
雨音と花の香りが漂ってくるような情感あふれる文章に脱帽した


お医者さんごっこなら聴診器ははずせない

306:名無しさん@ピンキー
08/04/24 02:17:22
お医者さんごっこなら、触診と太くて硬い注射ははずせない

307:名無しさん@ピンキー
08/04/24 05:44:39
ルキアたんの尿検査

308:*
08/04/24 23:49:38
先週と新OP+EDのルキアタン…
ラノベ1の268831と268832

309:名無しさん@ピンキー
08/04/25 00:51:51
>>308
*お久しぶりです
いつもありがとうございます

早速いただきました

310:名無しさん@ピンキー
08/04/25 00:52:31
>>309
×*
○*神

マジですんません…

311:名無しさん@ピンキー
08/04/25 15:50:28
>>308
毎回乙です
来週本編にルキア登場だ

312:名無しさん@ピンキー
08/04/25 21:58:54
*神乙です
ルキアたん可愛いよルキアたん
浜辺で青姦とか爽やかな無人島エロスか

313:名無しさん@ピンキー
08/04/26 03:00:55
*神おつかれです
ルッキャアたああああああああああああああああん!!!!!

314:名無しさん@ピンキー
08/04/26 20:08:32
>>308
神!久々に来て下さってうれしい!
ぽんこつ携帯からなんで1だけはサイズの関係で見れなかった…orz
2見れた!かわいいな俺の嫁(*´Д`)ハァハァ

315:名無しさん@ピンキー
08/04/27 09:12:57
肩紐ずり落ちてるのとかマジたまらん
服引き裂いて辱めたい


316:名無しさん@ピンキー
08/04/27 16:20:06
URLリンク(ytteter.so.land.to)

317:名無しさん@ピンキー
08/04/27 16:51:54
>>316
な、なんとも可愛い…ルキアたんが抱きしめにいきます(゜∀゜)

318:名無しさん@ピンキー
08/04/27 16:55:00
ブラクラ乙

319:名無しさん@ピンキー
08/04/29 13:34:47
反応がよさげだよな

320:名無しさん@ピンキー
08/04/29 22:04:37
微乳の感度の良さは異常
ルキアたんのピンクの乳首をコリコリしたいお

321:名無しさん@ピンキー
08/04/29 22:37:19
れろれろしたいお

322:名無しさん@ピンキー
08/04/30 02:13:18
入れたい

323:名無しさん@ピンキー
08/04/30 03:53:50
足舐めたい

324:名無しさん@ピンキー
08/05/01 00:15:37
ルキアたんて上手いかな

325:名無しさん@ピンキー
08/05/01 19:38:49
調教したら

326:名無しさん@ピンキー
08/05/02 07:35:03
実にけしからん

327:名無しさん@ピンキー
08/05/02 10:44:37
最初はウブで下手なんだよ

328:名無しさん@ピンキー
08/05/03 21:47:24
殴って涙目にさせたい…

329:名無しさん@ピンキー
08/05/04 00:33:28
お前らドSも大概にしろよwww

俺は気持ちよすぎて涙目にさせるよルキアたん

330:名無しさん@ピンキー
08/05/04 00:56:10
>>329
お前は俺かw
どんな事より震え悶えて涙目なルキアたんが一番かわいい。これは譲れないよな
恥ずかしくて真っ赤になるんだろうな

331:名無しさん@ピンキー
08/05/05 15:21:49
ルキアたんを仕込みたい

332:名無しさん@ピンキー
08/05/05 22:22:43
保管庫誰か作ってくれないかな。
あると嬉しい。

333:名無しさん@ピンキー
08/05/05 23:08:53
保管庫需要ありますか?
あれば作ってみようと思うんですが

334:名無しさん@ピンキー
08/05/05 23:39:51
は、はい!はいい!
ここにおります!よろしければお願いします

335:名無しさん@ピンキー
08/05/05 23:41:49
ノシ
あると嬉しい

336:名無しさん@ピンキー
08/05/05 23:45:11
ログ見れないので神作品多く見逃している
作って頂けたら嬉しいです

337:名無しさん@ピンキー
08/05/06 00:09:05
お願いします

338:名無しさん@ピンキー
08/05/06 00:11:11
>>333
お願いします、ぜひ!
以前ここに投下したもんですが、投下後誤字に気づきorz
再録の折には訂正させていただけるとありがたいです。

339:333
08/05/06 00:30:10
反応嬉しいです。
けど、自分もログは持ってないのです…orz、
せめてこのスレ以降の作品だけは残したいと思い作りたいんですが、
もしログ持ってる方がいれば是非教えてください。お願いします。
なんかすみません。

340:名無しさん@ピンキー
08/05/06 00:54:18
自分も欲しいです。
今ある保管庫にある小説も、文章が1レス分抜けていたりするので、
もし出来ればそれなんかも入れてもらえれば…

341:名無しさん@ピンキー
08/05/06 01:04:01
過去ログ保管してあるという>>290氏や>>296氏 のような勇者が
このあたりで降臨してくれないものか。



342:333
08/05/06 01:46:52
URLリンク(rukialog.uunyan.com)
とりあえず簡単にですが保管庫作ってみました。
今はまだこのスレに投稿された小説のみです。
作者様勝手にすみません。掲載を希望されない場合はご一報下さい。
あと過去ログ持ってる方マジで待ってますノシ

そういえば既存の保管庫にある小説を掲載するのはやはり失礼だろうか…。
良ければ是非掲載させて頂きたい。

343:名無しさん@ピンキー
08/05/06 01:52:48
おおおぉ乙!!!
ありがとうございます保管庫神!

とりあえずログについてはログ神の光臨を待ちましょう。

344:名無しさん@ピンキー
08/05/06 06:44:20
>>342(=333)氏、乙!ありがとうございます。

345:名無しさん@ピンキー
08/05/06 08:40:12
本当にありがとう神!
GWももう終わりだよつまらんなーって思っていた矢先
ルキアたん関連で最上級の喜びが俺らを待っていた!
神の行動力にはいつも頭が下がります
ログ神どうか力をお貸しください

346:名無しさん@ピンキー
08/05/06 19:31:55
>>342氏 乙乙!
とても見やすいです!
GW終わってアンニュイになってたけど一気に元気出ましたww

347:名無しさん@ピンキー
08/05/07 14:17:12
見る度に更新されててsugeeee!


保管庫神、乙です。
GWも終わってしまったことだし、無理せず更新頑張ってください。

348:名無しさん@ピンキー
08/05/07 14:45:57
作らなくていいのに・・・

349:名無しさん@ピンキー
08/05/07 15:24:19
うおお俺がGWにちょっと実家に帰ってる間に保管庫神とは!!!
乙っす!!!

350:名無しさん@ピンキー
08/05/07 16:17:26
ぐりぐり突っ込みたい
痛いと泣かせる

351:名無しさん@ピンキー
08/05/07 20:26:02
>>348
作らない方がいいと思うなら思うなりの意見をあげなければ
と言ってみるてすと










釣りだったか?

352:名無しさん@ピンキー
08/05/07 23:48:14
流れ読まずに保管庫神乙と言ってみるテスト。
ちょい推敲したら白ルキ投下します。

353:名無しさん@ピンキー
08/05/07 23:55:53
>>352
正座して待ってます

354:名無しさん@ピンキー
08/05/08 00:08:03
>>352
wktk

355:名無しさん@ピンキー
08/05/08 00:16:34
>>352
全力で待機

356:名無しさん@ピンキー
08/05/08 00:40:29
9~16のログ、かちゅのでよければ提供できるぞ
ダメなら全部コピペしてメモ帳に保存してメールで送るとか
週末になるかもだけど

357:名無しさん@ピンキー
08/05/08 09:40:03
1~7までのログなら提供できる
ただ7はレスが途中までしかないがそれで良ければだが


358:名無しさん@ピンキー
08/05/08 09:54:44
8のログは984までしかないが提供できる
7は一応>>2のミラーの箇所から987までは取得可能らしい
それぞれのログはzipで固めてどっかのうpろだに上げるのが
いいかと思う

359:名無しさん@ピンキー
08/05/08 12:26:54
保管庫ばんざあい!
ルキアちゃん脱がしてお祝いや!

360:名無しさん@ピンキー
08/05/08 13:09:07
全部脱がすのはいただけない!
ビリビリに破ってある程度残してお祝いや!

361:名無しさん@ピンキー
08/05/08 15:54:59
先生!
上と下どっちを多く破いたらいいかわかりません><

362:名無しさん@ピンキー
08/05/08 19:37:15
ルキアたん…そういう意味での女王様を知ってるのか…

363:333
08/05/08 23:24:29
保管庫を作った者です。
現在、>>2を元にパート1~8をまとめています。
(パート1は終わりました。2はあともう少しで終わりそうです。)
過去ログの情報とても助かります。
パート9~16のログをお持ちの方、
もしご面倒でなければzipで固めてうpろだに上げて頂けると嬉しいです。
出来れば拡張子は.txtか.htmlでお願いします。

364:名無しさん@ピンキー
08/05/09 00:01:46
保管庫神お疲れ様です!


365:名無しさん@ピンキー
08/05/09 01:17:32
神もログ主も乙!

366:名無しさん@ピンキー
08/05/09 04:07:20
乙!!

367:名無しさん@ピンキー
08/05/09 08:07:52
乙であります!


368:名無しさん@ピンキー
08/05/09 22:21:34
白ルキばっかいやだ

369:名無しさん@ピンキー
08/05/09 22:24:32
お兄ちゃんだったら我侭言わないの!
おっぱい飲みたいの?

370:名無し@ピンキー
08/05/09 22:42:57 1U/XNyqZ
ダメなお兄ちゃんagew



371:名無しさん@ピンキー
08/05/09 23:09:45
白ルキアンチのマナーの悪さは異常
自分も嫌いなカプはあるが黙ってスルーしてるぞ?

文句言うなら別カプ投下しろよ


372:名無しさん@ピンキー
08/05/09 23:14:02
>>352
白ルキ投下楽しみにしてます!

373:名無しさん@ピンキー
08/05/09 23:14:25
むしろ以前あったシスコンスレのログも保管していただきたい。

374:名無しさん@ピンキー
08/05/09 23:30:40
>>373
あれはまた別にまとめサイトあるからなぁ

375:356
08/05/09 23:36:11
>>356だが、パート13のログが無かったんだ
もし持ってる住人がいたら新保管庫管理人氏に提供してもらえまいか
大口叩いてこのていたらく
ボンテージルキアたんに鞭でしばかれてくる

376:356
08/05/09 23:38:10
連投すまん、新保管庫管理人氏、メール送ったんで確認よろしこ

377:名無しさん@ピンキー
08/05/10 00:27:26
皆さん乙です
何も出来ない駄目な僕はルキアたんに乗られて来る

378:333
08/05/10 00:31:25
>>376
おおおありがとうございます!
ありがたく保存させて頂きました。

379:名無しさん@ピンキー
08/05/10 00:32:20
>>377
なんでおいしい目にあってんだw

>>375
自分の持ってるのを見たら、レス番が963までしかなかった
もし他に持っている人がいなければ提供するが
1001まで持っている人がいれば頼む

380:名無しさん@ピンキー
08/05/10 00:40:05
今調べたら、13の総レス数は1001ではなくて982だった

381:名無しさん@ピンキー
08/05/10 01:24:11
>>374
あのサイト二ヶ月前にいったら繋がらなかった
パソコン(八年使用)逝かれてログ消えてた処
>>363まとめサイト乙っす

382:名無しさん@ピンキー
08/05/10 02:34:39
>>381
>あのサイト二ヶ月前にいったら繋がらなかった

マジでか。
2のスレの保管庫管理って、大変な仕事だからなあ。
まとめサイト作成神は乙です。

恋ルキ短いのだったら投下できるかも。
と補完作業大変な神の労力を考えずに言ってみるテスト。

383:名無しさん@ピンキー
08/05/10 12:22:30
ちょっと思ったんだが、載せるのは保管庫2以降の作品でいいんジャマイカ?
全部やってたら大変な気が…



384:名無しさん@ピンキー
08/05/10 17:14:29
>>383
鯖の事はよくしらんが、1・2の保管庫も見れなくなるかもなんじゃないのか?自分は一つにしてもらった方が助かる
しかしまとめ人さん超乙としかいえない膨大な量…。手伝い人との数人で運営してる保管庫もあるが…。まとめ人さんがパソの前でぶっ倒れていまいか心配だ……

385:sage
08/05/10 21:30:33 zjTK2XXl
保管庫神様 更新お疲れ様です
怒涛の更新にうれしくて涙が出そうですが
どうかご無理なさらず更新なさってください

386:*
08/05/11 02:22:06
今週のルキアタン…

ラノベ2の38027

387:名無しさん@ピンキー
08/05/11 05:06:12
おおお*ネ申乙!
神がいっぱいだぜ

388:名無しさん@ピンキー
08/05/11 09:19:13
*神乙です!
いただきました!
コンうらやましすぎだろ……

389:名無しさん@ピンキー
08/05/11 12:33:22
>>386
*神乙です!可愛いルキアたん一杯で嬉しすぎる…

白ルキ投下するので、苦手な方はスルーして下さい。
(大体8レスくらい使用予定)


390:刹那に叫ぶ 1
08/05/11 12:34:13
この娘は、抱かれている時は無言だ。
だから時々、無性に腹が立つ。
甘い睦言を聞きたいわけではない。もとよりそんな間柄でもない。
義理の兄妹でありながら、人の目を憚る関係を長く続けている。
だが…と白哉は、己の体の下で震える小さな肢体を組み伏せながら、幾度目かの疑問を頭に浮かべた。
一体この娘は、なぜ私に抱かれている?

今もルキアは、胸の莟を白哉の舌で転がされて体を強張らせている。
「っ…!」
思わず、といった風情で漏れ出そうになった声を、ルキアは己の手のひらで押さえた。
それを忌々しく思った白哉が乳首に歯を立てると、ルキアもまた自分の指をきつく噛んで激痛に耐えた。
強情な…と舌打ちし、白哉はもう片方の胸を唇で含んだ。二つの丘を両手で柔らかく揉みほぐしながら、先端のしこりを舌で弾く。気まぐれに吸う度に、ルキアの背が撓った。
口を押さえている手を外してしまいたいが、そうするとルキアは切れるまで唇を噛み締めてしまう。猿轡を噛ませ、両の手を戒めて犯したこともあるが、今宵の白哉はそのような趣向を楽しむ気になれなかった。
なにより口を布で塞がれている時にルキアがいつも見せる、どこか安堵したような表情が気に入らなかった。
体を起こした白哉は、ルキアの胸に己の胸を合わせるように上半身を密着させた。
ルキアの額に、頬に、かすめるような口付けを落とす。やがて唇はルキアの唇にたどり着いた。
声を封じる邪魔な指を外させ、赤くふっくらした唇の輪郭を舌でなぞる。顎を強く押さえると、ルキアの唇がうっすらと開いた。
すかさず、白哉の舌が侵入する。歯列を割り、逃げる舌を絡めとり、存分に口中を味わう。その間白哉の片手はルキアの耳を捉えていた。
「…!」
耳朶を弄られただけで、ルキアの体が強張った。ここが彼女の人一倍敏感な箇所である事を知っている白哉は、唇をそこに移した。
「…んっ…ふ…」
ルキアの唇は今、白哉の指によって塞がれている。兄の指に歯を立てることはさすがに躊躇われるのか、声を殺しきれないルキアの甘い吐息が白哉の耳に届いた。


391:刹那に叫ぶ 2
08/05/11 12:34:56
己の指に絡む淫靡ともいえる妹の指の動きを楽しみながら、白哉はルキアの耳の中に舌を差し入れた。
「んんっ!」
体を竦めたルキアが、舌を強く白哉の指に押し当てた。蠢く舌にそそられた白哉は、指をルキアの唇から引き抜いて命じた。
「咥えろ」
肘をついて身を起こすルキアの腕を強引に引いて、白哉はさらなる命令を与えた。
「そうではない…こちらへ」
「あ…」
羞じらうルキアに無理強いして、白哉は彼女の体の下に潜り込んだ。己の体の上に逆向きに乗せたルキアの口に、既に硬くなった自身を含ませる。俗にいう二つ巴の姿勢である。
ルキアの秘裂が潤いだしていることに満足の笑みを浮かべて、白哉はルキアの芯に指を伸ばした。
「…!」
雁首に舌を這わせていたルキアの動きが止まった。
「どうした。続けろ」
冷徹な声に叱責されて、ルキアは鈴口の先端をなぞる舌の動きを再開した。最初は雁首だけをしゃぶっていた舌は、次第に竿全体に纏わりつくように上下に動き出した。
一方白哉は、ルキアの感じる中心をわざと外して、谷間をゆるゆると指でさすっていた。
しっとりと潤う肉襞に、白哉の長い指が潜り込む。無遠慮な侵入者を意識すまいという思いの表れか、ルキアの懸命な奉仕の動きが激しくなった。
柔らかく湿った肉に、己の分身が包まれている。その甘美な刺激を白哉は目を閉じて味わった。
白哉が教え込んだ通り、ルキアは吸いながら引き抜き、かつまた奥まで一杯に咥えこむ動作を繰り返していた。このまま口中に吐精してしまいたい誘惑を振り切って、白哉はルキアの花芯に舌を延ばした。
「んんっ…ふ…」
途端にルキアの動きが止まった。白哉自身を口内に納めたまま、切な気に身を捩る。思い通りの反応に、白哉はほくそ笑んだ。
焦らされていたそこに甘い刺激を与えられ、ルキアの身の内に細波が走った。花芽の先端をちろちろと舌が掠める度に、電流のような痺れが走る。
「ああ…」
唇に花芯全体を捉えられたとき、ついにルキアは声を漏らした。白哉自身から口を離してしまったのにも気づかぬようである。


392:刹那に叫ぶ 3
08/05/11 12:35:21
「うっ…くっ…」
最も敏感な箇所を舐め、突つかれ、強く吸われてルキアは震えた。頭の芯が白く焼き切れるような絶頂の予感に怯え、彼女は白哉の男根に頬を擦りつけるようにしていやいやをした。
羞恥心と躊躇いが、快楽に溺れそうになるルキアの心を縛る。一方で、この気持ちよさに身を任せてしまいたいという欲望が、その小さな体を突き動かす。
ルキアの腰は知らず知らずのうちに、白哉の舌に己の感じるところを押し当てるように動き始めていた。
「お前一人で何を楽しんでおる」
笑みを含んだ白哉の声に、ルキアは我に返った。慌てて放置していた兄自身を口に含む。
「ひぁっ!」
淫猥な音を立てて強く花芽を吸われ、ルキアの唇からまたそれが零れた。
「あああ…うぁ…」
白哉の下腹部に顔を埋めて、ルキアは悶えた。体の小さな一点から、全身に広がる純粋な快楽。喜悦に打ち震えてルキアは背を仰け反らした。眉を顰め、懸命に耐える努力も徒労に終わる。
「…っ!!」
ことさら強く吸われ、二本に増えた指に中を抉られた時、ルキアは絶頂の波に攫われた。白哉の体に縋り付いて、ルキアの体が大きく震えた。よほど快感が強かったのか、痙攣がいつまでも止まらない。
「!」
達したばかりのそこを白哉の舌でなぞられ、ルキアの目が大きく見開いた。
しとどに溢れる蜜を丹念に舐めとり、さんざんルキアに切ない吐息をつかせた後、白哉は己の顔にかぶさる細腰を下から持ち上げた。
体勢を入れ替え、四つん這いにさせたルキアの後ろに膝で立つ。怒張した己をルキアの濡れそぼった秘裂に押しあて、じわじわと腰を進める。震える肉壁に先端まで呑み込ませた後、白哉は一気にそこを貫いた。
「…っ…あっ!」
狭いそこを強引に押し広げられて、ルキアは苦痛に呻いた。白哉はかまわず、激しい抜き差しを繰り返した。
ルキアは枕に顔を押し当てて痛みに耐えている。限界まで張り詰めた男を受け入れるには、そこは狭すぎるのだ。呻き声を堪える為か枕に噛み付き、固く閉じた瞼からは涙が溢れていた。
痛い、と一言漏らせば許してやるものを…可愛げのない。と、白哉は舌打ちをした。
苦痛から逃れようとルキアの体は前へ前へとずり上がり、顔は枕に埋まり、指は敷布を皺になるほど握りしめている。柔らかな膨らみをもつ白い胸は、白い敷布に押し付けられて潰れていた。



393:刹那に叫ぶ 4
08/05/11 12:35:45
これでは面白くない、と白哉はルキアの片腕を引いた。ふと思い立ち、ルキアの両の肘を持って上半身を引き起こさせる。
縋るものを失い、なおいっそう奥まで男を咥えこまされて、ルキアは思わず悲鳴をあげた。
「素直に啼かぬ鳥だな、お前は」
腰を落とし、胡座をかいてルキアを膝の上にのせ、白哉はその耳元で囁いた。
「時折、縊り殺したくなる」
秘処に己を差し込んだまま、白哉はねっとりとルキアの耳をねぶった。幾度か下から突き上げてルキアを甘く苛んだあと、白哉は動きにつれて揺れる白い胸に手を伸ばした。
後ろから廻した右手でやわやわと乳房を揉む。控えめだが形のいい胸は、しっとりと白哉の手に吸い付くようで、緩急をつけて揉みしだくとルキアの息が荒くなった。
両の手で存分にいたぶってやりたいところだが、また声を抑えられては…と、白哉は空いた左手の指をルキアの口にねじ込んだ。
「あ…ぐ…」
白哉の指に歯を押しあてるルキアの舌を強く圧迫して、白哉は叱責した。
「力を抜け。私の指を噛み切る気か」
「…は…」
ほんの少し、ルキアの口が開いた。漏れる吐息を確認して、白哉はルキアの胸を捏ねる力を増した。ルキアの花弁の奥の秘肉は、白哉を呑み込んだまま収縮と弛緩を繰り返している。
頃合いを見計らって、白哉は両手で後ろから胸を鷲掴みにした。拉げるほど乱暴に白い二丘を蹂躙されて、ルキアは目を閉じて首を仰け反らせた。相変わらず無言だが、もはや唇を噛むことはなく、半開きになった口から熱い息が零れ続けていた。
「手間のかかる」
言葉とは裏腹に、白哉の顔には笑みが浮かんでいた。乳房全体に与える刺激に加え、こりこりとしこった両の乳首を親指で乱暴に押しつぶすと、ルキアがたまらず腰を振り出したからである。
「ひ!」
紅く色づいた敏感な先端を、白哉は両の親指と人差し指を用いて、強く引っ張った。悲鳴と同時に、ルキアの中がきゅっと締まった。
集中的に乳首を責めつつ、白哉はルキアの耳を噛んだ。感じる場所を二つながら同時に責め立てられ、ルキアは息を止めた。びくびくと蠢く内壁の淫らな動きは、白哉を喜ばせた。
「そんなに嬉しいか。いやらしい娘だ」
白哉の嘲笑が耳に入ったか、ルキアは眉根を寄せて唇を噛み、頭の芯を蕩かす熱から意識を逸らそうとした。
「無駄なことを」
薄く笑った白哉は、ルキアの濡れそぼった股間に片手を延ばした。包皮ごと肉芽を摘まれ、数回上下に擦られただけで、ルキアは易々と極みに押し上げられていた。
「あ、ああああ!」
絶頂と同時に訪れた激しい肉の締め付けに、白哉の喉からもかすかな息が漏れた。全身の痙攣と同期して、白哉を呑み込んだ内壁が複雑にうねる。気を抜くと達してしまいそうになる衝動を、白哉はどうにかやりすごした。


394:刹那に叫ぶ 5
08/05/11 12:36:59
力を失ったルキアの体を、白哉は敷布の上に横たえた。一度己を引き抜き、仰向けにしたルキアの上に覆いかぶさる。両の太腿に手を掛けて秘花を露にすると、白哉は乾いた唇を舌で舐めた。痛みを与えぬよう、ことさらにゆっくりと挿入する。
「…ふ…ぁ…」
花芽を刺激されることによりもたらされる直接的な快感とは違い、中を突かれて訪れる喜びは、じわじわと目覚める快楽である。ルキアは己の内側に湧く新たな感覚を、白哉によって知らされることとなった。
深く突き入れた己を最奥に押しあて、白哉は小刻みに腰を使った。それはゆるやかな動きだが、確実にルキアをまた高みへと押し上げていく。
「ここが好きか」
白哉の腕に縋り付いて陶然とするルキアの表情を堪能しながら、白哉は問うた。もちろん答えはない。
「隠さずとも良い。ここが好きなのであろう?初めての時も…あれだけ泣きわめいたと言うに、奥を突つかれたら途端に大人しくなったではないか」
事実無根のことを、あえて白哉は言いつのった。彼に純潔を奪われた時、ルキアが感じていたのは想像を絶する破瓜の痛みと恐怖だけであった。
「淫乱な娘だ。私の目を盗んで、他の男を銜え込んでおるのではなかろうな」
腰の動きを速めつつ、なおも白哉は言葉で嬲った。ルキアの眦から一筋涙が溢れるのを見て、白哉の嗜虐心は満たされた。
「良い所は…ここだけではないはずだが?」
小さく喘ぐルキアの表情を鑑賞しながら、白哉は中を抉る角度をわずかに変化させた。
「あ…あっ、あっ…」
最奥を突かれている時にわき上がるじんわりとした快楽とは異なる、異物感とない交ぜになった法悦がルキアを襲う。苦し気に息をつくルキアは、時折下腹部から全身に走る甘い痺れに惑乱した。
前後運動だけではなく、円を描くような動きを伴って秘肉を嬲ると、ルキアの表情から苦痛の影がだんだん薄らいでいった。白哉は、さらなる場所を求めてルキアの脚を抱え直した。
「んぁっ!」
はっきりとした喜悦の表情を浮かべて、ルキアの体が跳ねた。
「ここか」
そこは時間をかけて白哉に開発された、ルキアの弱点である。抽走の痛みに慣れた頃合いを見計らってその箇所を責められると、ルキアはひとたまりもなく屈服する。
一方白哉も、絡みつき締め上げる狭い秘肉の蠕動に、背骨から頭まで走り抜けるような快感を味わっていた。さすがの彼も時には息を整えて、爆ぜそうになる己を宥めなければならなかった。


395:刹那に叫ぶ 6
08/05/11 12:37:25
「ひっ…ひぁ…あ、あ、あ…!!」
焦点の定まらぬ目を見開いて、ルキアは啼いた。もはや声を抑えることは能わず、ただわき上がる肉の快楽に翻弄されるだけである。限界を意識しながら、白哉は内壁のある一点を擦りあげた。
一度大きく震えて、ルキアは絶頂に達した。
恍惚の表情を浮かべて白哉の体を両足で挟み、その背に手を廻してすがりつき痙攣する。いっそうきつくなった締めつけを受けて、白哉は抽送を止めた。ひくひくと不規則に震える内壁に強く誘惑されたが、白哉は歯を食いしばって吐精を耐え抜いた。
「…くっ…」
息を吐いて、白哉は動きを再開した。ルキアの両足を大きく広げ、強く深い抜き差しを繰り返す。達したばかりで蕩けきった体を突き上げられて、ルキアは悲し気に啼いた。
懊悩の奥から、また新たな快感が引きずりだされる。消えかけた火が、再び燃え上がる。激しく腰を打ち振る白哉の下で、ルキアは愉悦の涙を流した。憚ることを忘れた嬌声と、蜜に濡れた花が散らされるときの淫らな水音が、閨の闇に響いた。
「うっ…」
放出の予感に白哉の背が震える。ルキアの脚を下ろし、膝を彼女の胸につくほどに深く曲げさせた姿勢にすると、白哉の荒々しい抽送はいっそう速度を増した。爆発寸前の己を制御しようと、白哉は目を固く瞑った。
「…白哉…に…いさま…」
かぼそい声に弾かれるように、白哉は閉じていた目を開いた。涙に潤んだルキアの深紫の瞳が、彼を求めていた。視線が交わった時、白哉の激情の堰が切れた。
「…っ!」
そして訪れる白い虚無。耐えに耐え抜いた果てに得られる至福を味わいつつ、白哉は己を解放した。
体の奥深くに迸る熱い滾りを、ルキアは戦慄きながら受け止めた。白哉の腕に絡んでいた彼女の指から力が抜け、敷布の上にぱたりと落ちた。



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