07/10/09 00:15:25
>>112の後日談で、ルキア&恋次現世派遣前の小ネタ↓
「お呼びですか、隊長」
「恋次か。入れ」
「ルッ…ルキア?なんでここに?」
「狼狽えるな、未熟者め」
「あ、義骸っすか。でもなんでまたここに」
「邸におくにはさすがに憚られるゆえ、ルキアの出発まではしばらくこちらに置く」
「へ?これ、ルキアが現世で使うヤツじゃないんですか?」
「ルキアが現世に行っている間に使用するもの、という点において間違いはない」
「技術開発局の製造印が見当たりませんが」
「オリエント工業の特注品だからな」
「もう一度お聞きしますが、ルキアの義骸じゃないんですか」
「ルキアが現世に派遣されている間、私が尸魂界で使用するものだ」
「------------野暮なことをお聞きして、申し訳…」
「なぜ逃げる」
「いや隊長いま俺の事斬る気満々で」
「誤解するな。斬るのは、お前とルキアが万が一現世で過ちを犯すようなことがあってからだ。
現世ではルキアの半径1m以内に近づくな。身体の接触も厳禁だ。
盗聴器とカメラは町中に配備済みだから、出し抜こうなどとは考えぬことだ。
それとルキアは、一服盛られた状態で悪戯されると、眠ったままでも
蒼火墜を放つ条件反射が身に付いている。
我が身が可愛ければ、合意の上でないあれこれは自重することだ。
他に何か聞きたい事はあるか」
「はあ…隊長、そのお怪我は…?」
「お前が知らずともよい事だ。これで安心してルキアを現世に派遣できる。
ところでルキアには、当分この兄は助けに行けぬゆえ、
破面との戦闘には重々注意せよと…で…伝言を--------」
「ちょっと誰か四番隊―ッ!輸血用意しろ、輸血―ッ!!」