07/10/07 23:56:28
「ルキア、いつもの薬は飲んだのか?」
「はい…あの…」
もじもじとして俯くルキアを無視して、白哉は侍女を呼んで杯を用意させた。
「お前は体がまだ本調子ではないのだ、まだ止めてはならぬ」
白哉が勧める杯の中には、甘い香りと放つとろりとした金色の液体が満たされていた。
「兄様、でも…これを飲むと、夢見が悪くて…」
「夢がなんだ」
逃げ腰のルキアの手を掴んで、白哉は杯を押し付けた。
「霊力を早く取り戻したくはないのか」
白哉に厳しく迫られて、ルキアは杯を取り上げた。息をとめて一気に呷るルキアの姿を、白哉は薄笑いを浮かべて見守った。
「ふっ…あ…暑い…」
頬を紅く染めてふらつくルキアの体を抱き上げ、白哉は己の寝所へと運んだ。
「眠るのだ、ルキア。休息がお前には必要だ」
「は…い…兄様…」
白い夜具の上に横たえられ、ルキアは素直に目を閉じた。呼吸はすぐに規則正しい寝息に変わっていった。
傍らでしばらくその寝顔を見守っていた白哉は、ルキアの顎に手を添えて唇を重ねた。
白哉の舌がルキアの薄く開いた唇なぞり、やがて口中に忍び込んだ。存分に口中を貪りつくしたあと、白哉は体を起こしてルキアの夜着に手をかけた。
白い肌を夜気にむき出しにされても、ルキアの眠りが覚める気配はなかった。
白哉は用意してあった小さな薬壷の蓋を開け、細い筆の先に薬液をたっぷりとしみ込ませた。
透明な液体を含んだ筆先が、ルキアの胸の二つの丘の上を縦横に這い回った。呪印を記す筆先は、時折紅い蕾を気まぐれに撫でていく。その度に眠っているはずのルキアの体がぴくりと震えた。
「眠っていても感じるか」
滑らかな腹にもびっしりと呪印を書き込みながら、白哉は喉の奥で笑った。臍の窪みに筆先を入れられ、ルキアの腰が動いた。
膝裏に手を差し込み、白哉はルキアの両足を大きく開かせた。内股にも呪印を書き込むためである。
「こんなに濡らして」
忌々し気な口調を作りながらも、白哉の顔は喜色を浮かべていた。ルキアの蜜壷は早くも潤いはじめ、白哉が指を突き立てて動かすと粘液質の音がした。
「薬が流れてしまうではないか。ここは特に念入りに書かねばならぬというに」
筆先で花芽をぐりぐり押しつぶすと、ルキアの息が荒くなった。
「あ…あん…」
残り少ない薬をすくい取った筆が、ルキアの秘所に一気に侵入した。
「んっ…んっ…」
右手で筆を抜き差ししながら、白哉はルキアの唇を奪った。左手はルキアの胸を揉みしだき、先端をつまんでこりこりと責め立てている。
「あっ、あああっ!」
秘所から筆を引き抜くと、薬液とは違う雫が糸を引いて零れた。
「これはお前のためなのだ、ルキア」
着衣を脱いだ白哉が、己のものを右手でしごきながらルキアの耳元で囁いた。
「私の霊力をお前に分け与えてやるのだ。けして淫らがましい行為ではない」