22/03/25 09:33:20.60 0.net
・・・数日前、ロシアは「露軍がマリウポリ市内に入った」と発表した。
これは、フランスではすぐにニュースとなった。英国やポーランドでも
そうだったと認識している。主要トピックの中に1日あった。
ところが日本のメディアでは、これをはっきりと報じた所と報じなかった
所に分かれたと思う。なぜだろうと考えると、私が把握した範囲であるが、
アメリカのメディアが言わなかったからだと思う・・・
ここ最近は、やたらに・・・ロシア軍がいかに困っていて弱いかを強調する
記事が増えていた。そんな調子だったこともあり、疑い深い筆者は、
いまロシア軍がマリウポリを奪取寸前で、東の二つの自称独立共和国と、
西方面のクリミア地域がつながってしまいそうな事実を、アメリカ側は
そう簡単に認めたくないのではないのかと、うがって邪推したくなるほどだ。・・・
もう一つ。「なんだか・・・」と思っている事がある。米戦争研究所の情報だ。
Institute for the Study of Warという、アメリカのシンクタンクである。
日本のメディアが使っている戦況を示すウクライナ地図は、ほぼ100%、
この研究所が発表している地図を大元にしていると思われる。・・・
この地図は確かにすごい。・・・ただ気になるのは、南ブーフ川が描かれて
いないことだ。いま、マリウポリがロシア軍の手にわたろうかという時である。
これが実現すれば、次の重要な標的は、間違いなくオデッサである。
ロシアから見ると黒海沿岸域の制覇である。
オデッサ守備のために、この川は非常に重要である。河口から遠くない
せいもあって、そう簡単に渡れる幅ではない。川の東側にあるミコライフ市
から川を渡って西側に行き、オデッサ方面に到達するのには、橋が1本しかない。
この橋を、ウクライナ軍は死守しているのだ。・・・