22/03/06 15:13:31.86 0.net
「プーチンは狂人でもナショナリストでもない」
佐藤優が読み解く「暴君」の“本当の狙い”(デイリー新潮)
・・・彼がもくろんできたのは非共産主義的なソ連の復活です。
つまりはベラルーシ、ウクライナ西部、トランスコーカサス、
そしてカザフやキルギス、タジキスタンなども勢力圏に置くというもので、
それがあるべきロシアの姿だと考えています。
ただし、完全に版図に組み込むわけではなく、ロシアの強い影響下に
ある状態を望んでいる。国境を線ではなく「面」で捉えており、
各国がそれぞれバッファ(緩衝地帯)でなければならないと考えているのです。
これは「制限主権論」であるとも言えます。
社会主義共同体の利害が毀損される時、個々の主権国家の権利が
制限されることがある。いわゆる「ブレジネフドクトリン」ですが、
この社会主義共同体に、プーチンの思い描くロシアが取って代わった。
「ネオ・ブレジネフドクトリン」と名付けるべきものかもしれません。
URLリンク(news.yahoo.co.jp)
重要なことは、今後の多極化する世界では極となるロシア以外の国家も、
周囲の小国に「制限主権」を要求すると言うこと。
というより、今でも日本や南朝鮮などの国々は、米国や西側支配階層に
主権を制限されている。同じ事が全世界の地域大国周辺で起きるだけのこと。
小国が完全な国家主権を持つという西側の公式見解自体が実は虚偽なのだ。
日本、北朝鮮、ベトナムは大国ではないが、対米戦争を勇敢に戦ったという
歴史の遺産で準地域大国として活動できるだろう。