20/04/05 12:11:55 0.net
>>64
帝国が大きくなった頃にはウラマーはもう生じているし、実質上の政教分離は起きている
キリスト教の聖職者との違いは結婚の可否ぐらいで大した意味はない
よって指摘の王朝交代のいざこざは神学論争などではなく単なる政治闘争、イスラムの教義は関係ない
シオニズムは活版印刷の普及によって起こったわけではないし、中東で起こったわけでもない
アシュケナージユダヤ人は早くから教養人も多く、東欧各地の国民国家に同化し「よきヨーロッパ人」
たろうとしていたが、東欧のポグロム、仏のドレフュス事件と新しい容赦ない反ユダヤ主義が起こるのを見て、
それまでのコスモポリタニズムを捨て去り、自衛のために自分たちの国民国家を持つ必要に駆られた、それがシオニズムだ
決して昨日今日読み書きを覚えた者たちではない
活版印刷の普及によって急速に広まったのは経典だけでなく、ハディースのような注釈書でもなく、
啓蒙布教のための啓発書だった
布教のパンフレットの類だが、それがいかに戦闘的で危険なものだったかは太平天国の洪秀全の例を考えるといい
経典のほうは案外と穏健で、コーランでも戦争を呼びかけた直後に、しかし降伏したなら許せと飴の要素と
敵の逃げ道を用意している
コーランが読めるようになったからいきなりみんな残忍な人殺しになったなんて言うのは早計だ