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453 :金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/08/22(金) 03:55:47
「あのひとたちは民主主義の生みの親ですよ
民主主義のデモクラシーという言葉には、かなしい響きがあります。
この言葉のもとになったギリシア語の『デーモス』という言葉には、
元来『別れ』という意味があったんです。
なぜ民主主義が、『別れの政治』なのか?
なぜ『別れ』という言葉が、民主主義そのものを意味するようになったのか?
一般に、古代ギリシアで人類最初の民主主義が誕生したのは
紀元前9世紀頃とされています。ところがその誕生の経緯自体が
あまりハッキリしない。本当ははっきりしているのかも知れないが、
とにかく「あまりはっきりとは」教えられてはいない。
実は古代ギリシアには暗黒の200年といって歴史に大きな断絶の時期があるんです。
それより前の時代の史料は多く残ってる。それより後の時代の史料も多く残ってる。
なのに、その間だけはなぜか異常に史料が乏しい。
そして、古代ギリシアが王制から民主制に移行したのは、実はこの謎の時期なんです。
人類初の民主制がどういう経緯で誕生したのかは、歴史の闇に包まれてるんです。」
「史料がなぜか『消失』しているこの暗黒時代を過ぎると、それ以前に
ギリシアを支配していたミケーネ王国という「領域国家」はどこかへ
姿を消してしまって、どこからともなく現われた数百の「都市国家」が、
いつのまにか、ギリシア全土に成立しているんです。
驚くのは、そのほとんどが、民主制だってことです。
領域国家としてのミケーネが、数百のポリスに「分割」されたのはなぜなのか?
王家の人たちが消されて、いつのまにか民衆たちが支配している異常事態は
どうしてなのか? この間、いったいどんな事が起こったのか?
ひょっとすると民主制というのは、もともと植民地統治の一形態だったのではないか?」