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開放性と世界性を特徴としたアクスムと比べると、12世紀以降のキリスト教諸王国は、
深い谷と断崖によって分断され守られた北部高原で、外部世界からは切り離されて
存在していた
もちろん、完全な孤立ではなく、たとえばエチオピア正教会の大司教は
アレクサンドリアのコプト教会派遣されていたし、エチオピア人の巡礼は
聖地イェルサレムを訪問していた
また、エチオピア皇帝は15世紀に二度にわたってヨーロッパに使節団を派遣し、
ヨーロッパ人もときおりエチオピアを訪問していた
しかしこれらは、いわば、か細いパイプであった