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エチオピアには国の起源をソロモン王に求める「セム的歴史観」というものがあって、
近代においてヨーロッパ列強による植民地化をはねのけて独立を維持した事実と
あいまって、「セム的歴史観」は近現代のエチオピア人に自信と誇りを与えてきた
しかし、このイデオロギーは、エチオピア正教徒であるセム系エチオピア人
(アムハラ人とティグライ人)以外のエチオピア人には受け入れがたいものであった
国民の過半数を占めるクシ系やオモ系、ナイル・サハラ語族の人々、
およびムスリムは、エチオピアの偉大な歴史と伝統から排除されたばかりでなく、
しばしばその敵対者とみなされてきた