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住民が拝む神々
住民は不死なるものを神々と見なして、これが万物の原因となるもの
だと信じているが、死すべきものをも神と見なす。
しかし、これには名もなく、はっきりそれとわかるものではない。
また、たいていは特志家や王のような人びとを神々と見なし、そのな
かでも王は万人を共に庇護し守護する神々であり、民間人のばあいなら
、恩を受けた人びとがそれらの恩人を個人的に神と見なしている。
また、灼熱地帯の近くに住む人びとのなかには神を信じない部族もあ
る、と考えられている。
話によるとその人びとは太陽をすら憎んで朝日が登るのを見かけると
、陽は自分たちを焼いて戦を挑んでくるからとして悪口を叩きながら沼
地のなかへ避難する。
メロエ市ではヘラクレス、パン、イシスをも、このほかの未開民の何
れかの神に加えて拝んでいる。
葬制
死者の亡骸は河中へ捨てるか、ガラスで囲んだ上で家のなかに保存す
る。
また、陶棺に納め神域のまわりに穴を掘って埋め、この棺の上で誓い
を立てるよう求め、この誓いをあらゆるもにもまして尊ぶ。