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アポロンに関して
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オリュンポス十二神の一柱。ゼウスと女神レトの息子で、女神アルテミスとは双子の兄妹である。
聖地は出生地であるデロス島と神託が下される地として高名なデルポイである。
嫉妬したヘラに命じられた大蛇ピュトンは、レトを執拗に追いかけて出産を妨害し続けたが、
出生直後のアポロンは逆にピュトンを追い続けデルポイの地で射殺し、以後その地は神託の下される聖地となった。
が、これは、元々ガイアの聖地だったデルポイをアポロンを奉ずる人々が奪ったのを正当化するため、新たに作られた神話だとも言われている。
文化的な性格を持つ詩人の神であるが、「遠矢射る」アポロンとしては病疫の神として知られる。
転じて医療神としても知られ、医療神アスクレピオスの父でもある。自分の息子アスクレピオスには一匹の蛇が絡みついた杖を、
同じ十二神の一柱である弟ヘルメスには竪琴と交換で二匹の蛇が絡みついた飾り付きの杖を送ったことがある。[※1]
起源
小アジア起源の女神レトを母親に持ち、トロイア戦争では一貫してトロイ側だったように、彼もまた非ギリシャ的な側面を持つ神である。
彼はエトルリアの地ではアプル(Apulu)として信仰されたが、一方フリやヒッタイトの神話にもアプル(Aplu)という神が信仰されていた。
この小アジアの神は元来アッカドの神であり、その本来の意味はアプル・エンリル「エンリルの息子」で、この二つ名を持つ冥府の王ネルガルを指していた。
ネルガルは時にメソポタミアの太陽神シャマシュと同一視されるが、もしアポロンがその名の由来をネルガルに持つなら、
病魔の神、死の神、太陽神、そして主神の息子としての性格の多くを彼から引き継いだのであろう。