古代の地中海世界at WHIS
古代の地中海世界 - 暇つぶし2ch547:ゥら戦にたおれた兵たちを、三つの火葬の薪のなかで茶毘に付すと、大きな塚の上に墓三つを立てた。これらを今日までアマゾネス族の土墳の名で呼ぶ。 (3) ゴルゴネス族の最期  それより後代に、ゴルゴネス族がふたたび勢力を伸ばしたが、その後ゼウスの息子ペルセウスとの戦に破れ、当時のこの族民の女王がメドゥサであった。 そして結局は、へーラクレースの手でアマゾネス族共ども完全に滅び去った。後者の英雄が西寄りの諸地域へ出かけて、リピュア地方の地に標柱を立てた折のことである。 英雄の考えでは、自分が人間族全体に功労を尽す道を選んだのに、それら諸族のなかに一部、女人支配の族民がいるのを見逃したのでは、不当なことになるからであった。 また、トリトニス湖も地震が起きた際に姿を消し、消えたのは、湖のうちで大洋オケアノス寄りになった諸地域が裂けたことによる、という。 (4) エジプトからシュリアまで  話によると、ミュリナはリピュア地方のほとんどへ出向いた。そして、エジプト内へ足を踏み入れると、 イシスの息子ホロスが当時エジプトの王位にあった許を訪れて、友好関係を結び、アラビア族との戦を遂行して多くの敵をたおし、シュリア地方を打倒した。 キリキア族は贈物を用意して女王を迎え、受けた命令を実行することに同意したので、自発的に投降したものとして自由民の資格を存続させた。 (5) カイコス川に達する  女王は、タウロス山脈一帯の諸族が格段に強力であったのをも戦に下し、大プリュギア地方を通過して(わたしたちの)海へ下った。 そして、引きつづき沿岸地方を征服地に加えた後、カイコス川を遠征の境界とした。




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