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ハミルトン、オメガ、ティソなどのスォッチグループと
他の陣営の対立について
10年以上も続く対立
2002年スウォッチグループ(Swatch Group) が、グ
ループ外へのエボーシュ(機械式時計の未完成ムーブメント)
提供を段階的に停止していくと発表し、時計産業というミクロ
社会に衝撃を与えた。
2009年、スウォッチグループの故ニコラス・ハイエック社長
(当時)は、今後同グループ製の時計部品をグループ外企業に供給
しない意向を宣言する。これに対し、スウォッチグループの系列
会社エタ社(ETA)とニヴァロックス社(Nivarox)にムーブメント
供給を依存していた時計メーカーの間で、激しい抗議が起こった。
2011年6月に公正取引委員会コムコ(COMCO)が調査を開始し
、スウォッチグループは2012年以降グループ外顧客への部品供給
を削減してもよいとする仮決定を下す。
2013年の春、機械式ムーブメント(
時計駆動に必要な部品)とムーブメント
中心部一式(機械式時計の心臓部である調速機)
のグループ外顧客への段階的な供給削減を計画
するスウォッチグループとコムコ事務局との間で
同意書が交わされる。
7月12日、コムコが同意を撤回する。市場競争
の監視役であるコムコは、ムーブメント部品の
段階的な供給削減は認めるが、現時点ではニヴァロックス
社製のヒゲゼンマイの代替品が存在しないことから、
ムーブメント中心部一式に関しては供給削減許可を取り