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齋藤飛鳥が明かす俳優業への率直な思い 「まだまだわからないというのが正直なところ」
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齋藤飛鳥（以下、齋藤）：『あの頃、君を追いかけた』のときは本当に右も左も分からない状況で、台本を読んでもどうやって撮るのかまったく想像できなかったんです。
ただ言われたことを現場でやるという状況だったんですけど、今回もそこは変わらずで……。
ーーそうなんですか？ それは意外です。
齋藤：現場に行って、指示していただいたことを一生懸命やっていくという感じで、何も成長していなくて。
温度感を見たり自分でちょっと考えてみたりすることもありましたが、そんなに大きく変わったところはありませんでした。
目線の動かし方とか腕の組み方とか、細かいところでどう感情を作っていくかの技術的な部分がまだ全然分からないので、「自分だったら普段こうしているな」というイメージでやっています。
ーー乃木坂卒業後は映画『サイド バイ サイド 隣にいる人』や木曜劇場『いちばんすきな花』などお芝居のお仕事が増えている印象です。
齋藤さんの中でも、今後はお芝居に力を入れて活動していきたいという意欲は強いのでしょうか？
齋藤：そういうつもりはなくて……。いや、「ない」って言ったらいけないか（笑）。
ーー（笑）。
齋藤：お芝居のことを1から10まで細かく教えてくれる人がいたら教えてもらいたい気持ちはありますけど、そういうわけでもないですし、お芝居のことは自分自身、まだまだわからないというのが正直なところなんですよね。
もう25歳になったので自分でいろいろ考えてやっていかなきゃいけないのはわかっているんですけど……。
俳優の皆さんって、役作りのために演じる職業を実際に経験されたり、体重を増やしたり減らしたり、髪型を変えたり、いろいろされている方が多いですけど、私はまだその領域にたどり着けていなくて。
もちろん適当にやっているわけではないんですけど、まだまだ模索中なので、胸を張って「俳優として頑張ります！」とはあまり言えないんですよね。