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大阪商科大はGHQに接収されていた
戦後、杉本学舎は占領軍により接収され、「U.S ARMY CAMP SAKAI」・「279th GENERAL HOSPITAL」といった軍事施設と化した。その接収の一部解除と学舎返還は、1952(昭和 27)年より始まり、完全返還は 1955(昭和 30 年)まで待たなければならなかった。その間 に戦後の学制改革によって大阪商科大学は旧制となり、その後身となる大阪市立大学が返還後 の杉本学舎に本拠を置き、総合大学として発展していく(43)。また大学周辺の杉本町は、農地 から宅地へとその用途を転じ、市街地化が急激に進み、現在の都市景観を形成するに至る。前 述したかつての田園風景の空間と、商大杉本学舎に流れた時間は、容易く想像できないほど見 事なまでに変貌を遂げてしまったのであった。