18/01/09 00:55:42.70 ZA5pOlos.net
前スレ終盤の話を少し引っ張ると、
作り手が意識したのは各省上層部が内閣に一括された現在の官僚人事制度と
Jエドガーフーヴァーの前例だろうな
昔は各省の大臣がいて、その下に事務次官以下の官僚がいて、で
内閣の支配下ながらワンクッションおいていたのが、
人事と言う形で内閣、実質的には内閣府の各省への支配力が強くなり過ぎたと言う
加えてJエドガーフーヴァー、全くの堕落組織だった前身組織をアグレッシブに大掃除大改革して
政治と世論に働きかけて現在のFBIそのものを作った男、と言う陽の面と、
冷戦時代の防諜を背景にハッキングならぬ盗聴と言う手段で膨大な個人データを収集し
公民権運動家のネガティブ情報を収集、リークしたり政治家や司法長官、大統領まではっきり言って脅迫して
死ぬ迄アンタッチャブルな存在として君臨し続けた陰の面が表裏一体の人物。
これに就いても、大いにやり過ぎだったが冷戦がリアルな時代に
敵に付け入られるアカや変態を排除し萎縮させて来たのは現実的な効果だったと言う評価もある。
有馬は正にこれをやろうとした。
有馬の敗因はもちろん杉下右京がいた事と、社に対してリークと言う引き金を引いた事。
これによって、社はむしろ開き直って広報課共々完全に敵対したし、
衣笠の様な「普通な官僚」からも個人情報と内閣の人事権と言うフーヴァー以上の力で
自分達を脅かす危険人物と目された筈。杉下右京と言う「絶好の鉄砲玉」がいる状況で。
尚、有名なフーヴァーの趣味は「競馬」で、
フーヴァーが在任中コーサ・ノストラの摘発に消極的だったのは
八百長賭博形式の収賄を受けていたからとも言われている