15/12/10 05:13:41.77 DlpzgiaS.net
（７）10月5日(月)
この春、二人そろって嫁入りをすることが決まったあさとはつ。「嫁に行きたくない」と言い続けていたあさも、次第に
新次郎に気持ちを寄せ始め、新次郎と会うことが楽しみになっている。約束の日、あさの家にやってきたのは
菊と惣兵衛だった。菊は美しくなったはつを見て喜ぶが、いじわるなことを聞く。それを見ていたあさは…
（８）10月6日(火)
山王寺屋の訪問後、あさは「ほんまにお姉ちゃんはあんな人のお嫁さんにならはるんですか？」と父の忠興、
母の梨江に抗議する。しかし、はつの決意は固く…。と、同時にあさの嫁ぎ先である加野屋からは、急きょ
訪問できなくなったという文が届く。がっかりするあさに、新次郎からの恋文が届く。
（９）10月7日(水)
はつの山王寺屋へ嫁入りすることへの不安を知ってしまったあさ。あさは、昔、本当は自分がその山王寺屋に
嫁入りするはずだったという事実を思い出す。そこであさは、新次郎に山王寺屋のことを教えて欲しいと文を出す。
しかし、なかなか返事は来ない。２か月が過ぎた頃、あさの元に文が届くが、それは思いがけない人からの文であった。
（１０）10月8日(木)
加野屋ではあさからの汚い字の文が手違いで破られていた。それに気づいた新次郎は大慌て。
あさとはつの嫁入りは日に日に近づいていた。あさには若い女中のふゆ
を、はつには、年長の女中うめが
ついていくことが決まる。お家の決めた嫁入りに納得ができないあさは、うめと相撲を取る。
うめに投げ飛ばされたあさは、大泣きする。
（１１）10月9日(金)
新次郎は惣兵衛と会い、そこで惣兵衛の家族に対する恨み、はつへの思いを知る。そんな中、新次郎の兄が
ついに危篤に陥ってしまう。いよいよ三日後に嫁入りを控えたあさとはつは姉妹として別れを惜しんで琴を演奏する。
その翌日、新次郎が父の正吉と共にやって来て、あさの嫁入りを見送らせて欲しいと言い出す。
（１２）10月10日(土)
兄の死で打ちひしがれる新次郎を、あさは持ち前の明るさと、強くまっすぐな思いで励ます。そして、
あさより半年早く、はつの嫁入りの日がやってくる。船で旅立つ姉を走って見送るあさ。時は経ち、
あさの嫁入りの日もやってくる。家族に見送られ、大坂にやってきたあさだったが、新次郎は…