16/01/03 21:20:26.62 iOEZm7uc.net
◇Yahoo! みんなの感想より。
（その１）
「まれ」が最悪なのは、登場人物に共感できないからであり、ストーリーが余りにもご都合主義的だからだ。
まれには、自分の身勝手な思いがあるだけで、人生の先輩たちに対する敬意も、自分の未熟さに対する謙虚な自省もない。
「あまちゃん」や「ちりとてちん」に共感できたのは、ヒロインが自らの未熟さを自覚して努力する姿や、すべての登場人物がそれぞれの人生を背負った愛おしい人々として描かれていたからだ。
そして、ていねいに張り巡らされた伏線が、みごとに収れんしていったからだ。
「まれ」には、それらがすべてない。
脚本家と演出の責任だと言える。
まれが目を剥いて騒ぎだすたびにチャンネルを変えてしまう。不快だからだ。
この脚本家と演出は、人間というものがわかっていないのではないか。
ヒロインの引きたて役程度に考えていて、一人ひとりがかけがえのない人生を背負った愛おしい人々であると見ていないのではないか。
それは、致命的で根幹的な欠陥だと感じる。