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台湾公共テレビ、吉田修一の小説「路」をドラマ化へ NHKと共同で制作
2019年6月6日 20時24分
台湾の公共放送、公共テレビ（公視）は5日、日台の人々の絆を描いた吉田修一の小説「路（ルウ）」のドラマ化にNHKと共同で取り組んでいると明らかにした。
全3話、計210分の作品として制作する方針だという。
同作は、日本企業が新幹線技術を輸出した台湾高速鉄道（高鉄、台湾新幹線）の建設プロジェクトを背景に、日本と台湾の人々の個人同士で生まれた絆を描いた。
日本で2012年に刊行され、台湾では2013年に中国語版が出版された。
公視とNHKは近年、ドキュメンタリー「人類誕生」（2018年）やいじめを考えるプロジェクト「FACESいじめをこえて」（2017年）などを共同で制作してきた。
このほか、アジア発のドキュメンタリー作品を発掘する国際企画提案会議「アジアン・ピッチ」を韓国放送公社を含めた3局で実施するなど、密接に連携している。
公視の陳郁秀董事長（会長）は先日、NHKの上田良一会長を訪問し、より多くのドラマを共同で制作できるよう働きかけた。
共同制作の番組の内容については、冠婚葬祭の伝統に関する日台比較は面白い題材だと提案。
一方のNHK側は共同制作しうるポテンシャルがあるテーマとして、「音楽」を挙げたという。
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