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李登輝元総統、沖縄通じた日台関係強化に期待／台湾
【社会】 2018/06/26 17:19
22日から沖縄県を訪問し、台湾出身戦没者の慰霊祭などに出席した李登輝元総統が25日、台湾に戻った。
那覇空港を出発前、報道陣の取材に応じた李氏は、台湾は米国との関係だけでなく、日本との関係も強めるべきと強調。
台湾の政府は各方面で、日本政府に十分アプローチしていないとした上で、日台関係強化の道を模索することが今回の訪日の目的の一つだったと語った。
また、第2次世界大戦で多くの台湾人が沖縄で命を落としたことに触れ、沖縄を通じて日台関係を深めることに期待を示した。
23、24両日に行われた晩餐会では日本語でスピーチを行い、中国はアジア最大の不安定要因だとしてその覇権主義を厳しく批判。
李氏はこれについて、「紛れもない事実。台湾は台湾のために頑張るべきで、中国のために何かをする必要はない」と語気を強めた。
また、アジアや世界の平和実現のため、日本にどのような役割を果たしてほしいかとの質問には、リーダーシップを発揮して「アジアを背負っていくという考えを持つべき」との見方を示した。
今回、安倍晋三首相が同時期に沖縄を訪問したことで、メディアは両氏の対面の可能性に大きな関心を寄せていたが、李登輝基金会の王燕軍秘書長は、予定になかったと回答。
「誕生日などにプライベートで連絡を取り合っているが、公務上のやりとりはない」と強調した。
URLﾘﾝｸ(japan.cna.com.tw)