18/10/20 15:08:01.12 .net
日本時代の警察署、「新文化運動記念館」に 先人の精神伝える/台湾・台北
【社会】 2018/10/19 16:24
日本統治時代に建設された台北市の旧台北北警察署が「台湾新文化運動記念館」として生まれ変わり、14日に開館した。
1920年代に巻き起こった文化啓蒙活動に関する歴史的事件や人物の精神を保存、発揚する役割を担う。
同館は日本統治時代に台湾北部の経済の中心として栄えた大稲テイエリアに位置する。
1933年に竣工し、台北北警察署として使われた。
内部には同署特有の扇形留置場や水責めの拷問を行う水牢などが設置され、現在でも残されている。戦後は台北市警察局に移管され、増築などが行われた。
1998年に市定古跡に登録され、2006年に同所を新文化運動記念館とするための準備が始動。
2013年に警察署から同市文化局に引き渡され、2014年から4年にわたり、当初の姿を取り戻すための修復工事が行われた。(テイ=土へんに呈)
台湾新文化運動は1920年代、民族運動家の林献堂や蒋渭水らが台湾文化の向上を目的に立ち上げた「台湾文化協会」によって推進され、台湾の社会や文化に大きな影響を与えた。
開館式に出席した柯文哲市長は、まち全体を博物館と捉える構想を提起し、同館の開館は「大稲テイ都市博物館」の概念の証人になると語った。
入場無料。常設展では1920年代を背景に、新文化運動について伝える展示が行われる。
週末には館内や周辺地域で、1920~30年代と現代の「新文化運動」における様々な面にスポットを当てた講座が開催される。
URLリンク(japan.cna.com.tw)