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台北で日本近代洋画展開催 日本統治時代の風景画も約90年ぶりに公開/台湾
【社会】 2017/10/06 18:57
日本近代洋画の歩みを紹介する展覧会が7日から、台北教育大学北師美術館(台北市)で開かれる。
明治から昭和にわたる約100年間に制作された油絵52点、水彩画35点などを展示するほか、日本統治時代に台湾に渡り、台湾近代美術の基礎を築いたとされる石川欽一郎の風景画「河畔」も、約90 年ぶりに公開される。
展覧会は同美術館、東京芸術大学などが共催。
同美術館は5日午後、先行記者会見を開催し、同展の見所を紹介した。
キュレーターを務める東京芸術大学の薩摩雅登教授によると、今年は同大創立130周年の節目に当たることなどから、日本の近代洋画を系統だてて台湾に紹介することになったという。
展示品の中には、1931(昭和6)年に台湾で展示された児島善三郎の「赤い背景」など、台湾と縁深いものもある。
石川欽一郎は、日本統治時代に台湾で美術教育に携わり、台湾水彩画会も創立した。
台湾近代美術の巨匠、陳澄波にも影響を与えたと言われる。
今回展示される「河畔」は、淡水の風景を描いた作品。
1927(昭和2)年に初開催された台湾美術展覧会に花を添えるために描いたとされる。
戦後、絵は台湾に残されたものの、行方は分からなくなっていた。
2005年に所有者の家族が石川氏の絵であることに気づき、所在が明らかになった。
絵画は現在、台湾の画廊に所蔵されている。
「日本近代洋画大展」の開催は2018年1月7日まで。
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