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嘉義市文化局は15日、日本統治時代における同市内の庶民の生活を写した写真集「嘉義写真」の第5弾を発売した。
この写真集には当時の嘉義市の様子をおさめた150枚の写真が収録されている。来年2月には1931（昭和6）年に甲子園野球大会で準優勝に輝いた嘉義農林学校の活躍を描いた映画「KANO」が公開されるが、作中にも登場する街並みの実際の様子を知ることができる。
またこの中では市民から提供された「嘉義商業協会」のイベント看板も貴重な資料として紹介されている。同協会は「嘉義商工会」とともに大正時代に設立された商業団体で、前者は台湾の人が中心となり、後者は日本人が主に加入。
当時はこの2団体が激しい商売合戦を繰り広げていたという。
このほか「嘉義商業協会」が開催したバーゲンセールの様子を写した写真も掲載されており、
80年以上前の華やかな嘉義のにぎわいを見ることができる。文化局によると、この写真集は同市の市立博物館で販売されているほか、嘉義公園内の史蹟資料館でも来年1月15日まで写真展が開催されているという。