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丸木舟、黒潮越えに期待=来夏、台湾から与那国島へ-「3万年前の航海」再現
3万年前の航海再現を目指す国立科学博物館などのプロジェクトで、来年夏に台湾から沖縄・与那国島への航海に使う丸木舟がほぼ完成し、千葉県館山市沖で17日、報道陣に公開された。
これまで航海実験を行った丈夫な草を束ねた舟や竹のいかだと比べ、かいでこぐ場合に1.5倍から2倍のスピードが出るという。
日本人の遠い祖先は、大陸と地続きだった台湾から与那国島へ3万年前までに渡ったとみられるが、流れの速い黒潮を越えるのが難しい。
今月3日には丸木舟に5人が乗ってこぎ、房総半島沖の黒潮分流を横断することができた。
同博物館の海部陽介・人類史研究グループ長は「今まで草や竹の舟で(黒潮などに)流されたことに比べると、飛躍的な成果だ」と話した。
丸木舟は長さ約7.6メートル、幅約70センチ。
縄文時代の技術に詳しい大工の雨宮国広さんらが昨年秋に石川県能登町で杉の大木を石斧(せきふ)で切り倒し、内部をくりぬいて作った。
今年9月からの海上テストでは、左右のバランスが悪く、転覆しやすいなどの問題点が見つかり、削って修正したり、砂袋を積んだりする工夫で解決した。
シーカヤックなどの熟練したこぎ手が乗り組み、丸木舟で訓練を重ねて本番の航海に臨む予定。
(2018/10/17-18:34)
URLリンク(www.jiji.com)