沖縄と台湾 沖台関係at TAIWAN
沖縄と台湾 沖台関係 - 暇つぶし2ch110:美麗島の名無桑
16/08/08 19:00:47.39 .net
◇ドキュメンタリーの社会的責任
昨年、台湾生まれの日本人、いわゆる「湾生」の姿を追ったドキュメンタリー「湾生回家」が台湾で公開され、興行収入3000万台湾元のヒットを記録した。
湾生も、「海の彼方」で扱われる台湾移民も、歴史に翻弄されながらも、これまであまり知られていなかった存在だ。
黄監督は「ドキュメンタリーの社会的責任はみんながわからないことを発掘して、世の中に出すこと」だと力説する。
「八重山の移民については研究や論文もありますが、どれだけの人に伝わっているかはわからない。一般の人が読むものではないので。
ドキュメンタリーは映画という媒体でより多くの人に見てもらうことができます。去年の『湾生回家』もそうですが、それらはみんなが知らないけれど知るべきテーマ。
日本人としても、台湾人としても、自分の国の歴史の一つとして、一つの現状として、今まだ存在するけれども長年忘れられてきた人の歴史や運命、
どういう経緯でこうなっているのかを伝えるドキュメンタリーは、社会的に必要だと思っています」
◇歴史を「感じてほしい」
「『人』のドキュメンタリーが好き」だと語る黄監督。
ドキュメンタリーは知識を得るとともに、いろいろなことを「体験」できるのが魅力だといきいきとした表情を見せる。
「今まで隠されていた歴史を『知らせる』というよりは『感じてもらう』。見て、一緒に旅をして、石垣にそういう人が存在するということを、
映画の家族のストーリーに一緒に入って体験できる。それは映画の力であり、魅力ですよね」
台北映画祭世界プレミア上映の様子
台湾の観客の中には、作品を見て自分のおばあさんを思い出したという人もいたという。同作を通じて自分の家族を思い出し、
「自分の過去を反省して、未来を改めて考えてくれれば」と監督は作品にかける思いをのぞかせた。
◇野外上映会や講座を開催予定
同作は台湾では9月30日、日本では来年春に公開予定。同作には映画祭版と劇場版の2バージョンがあり、一般公開では劇場版が上映される。
映画祭版は家族の旅にスポットを当てているが、劇場版は歴史的な要素がより多く加えられるという。公開を前に、台湾では様々な催しが企画されている。
9月中旬には、石垣から最も近い東部・宜蘭のビーチで野外上映会を実施。上映後には音楽パフォーマンスも予定されており、慎吾さんもステージを披露する。
慎吾さんは玉代さんのために作った歌を「台湾語で歌いたい」と意欲的だ。
また、9月から10月にかけて、台北と台中で八重山の台湾人をテーマにした展覧会を開催する。台中を選んだのは、移民の多くが台中や彰化の出身だからだという。
さらに、台湾移民だけでなく、沖縄と台湾の交流史など幅広いテーマを設定した講座を台湾各地の大学を中心に、書店やカフェなどでも複数回開く。
黄インイク監督:台湾・台東市生まれ、現在日本在住。政治大学テレビ放送学科を卒業後、日本に留学し、東京造形大学大学院で映画専攻修士を取得。
2010年に「五谷王北街から台北へ」でドキュメンタリーデビューし、これまでに製作した作品は世界各地の映画祭に出品されている。
2014年には映画監督の河瀨直美がプロデュースした奈良国際映画祭とジュネーブ芸術大学の共同制作プロジェクトに参加した。
「狂山之海」の第2弾「緑の牢獄」、第3弾「両方世界」は現在製作中。
URLリンク(japan.cna.com.tw)


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