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台湾・馬英九氏、「釣魚島問題は主権で譲歩せず漁業権で大きな進展」―中国メディア
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台湾トップの馬英九氏は２０日、東京華僑総会の表敬訪問団と面会した際、
台湾海岸巡防署（海上保安庁）の巡視船「和星１０１」が釣魚島（日本語名称：尖閣諸島）周辺に入ったことにからんで、
「主権で一歩も譲歩せず、漁業権で大きな進展を得た」と説明した。環球時報が伝えた。
馬氏は「『台日漁業協定』の署名は平和的な解決方法で、各方面が非常に積極的な反応をしている。
主権は分割できないが、漁業権は分け合うことができる」と述べた。
馬氏は、漁業権問題で李登輝氏の時代に５回、陳水扁氏の時代にも１０回、日本側と協議し、
その後も１回協議したが、こうした協議は意味がなかったと指摘。
そのため昨年８月に「東シナ海平和イニシアチブ」を打ち出し、これによって緊張が緩和し、交渉が進むことを願っていると語った。
馬氏はまた、日本との漁業権交渉で成果が出たのは今年４月の１７回目の協議のみで、
「主権問題を棚上げして漁業権について先に交渉したもので、これは台湾と日本にとって非常に重要なことだった」と述べた。