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台湾の漁業者、日本の海上保安当局に逮捕 越境操業か
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（台北 7日 中央社）台湾の漁船「春何豊166号」は6日、日本・鹿児島県の南西沖を航行したところ、
船長の簡連春が越境操業の容疑で現行犯逮捕され、7日に同県に連行された。
「春何豊166号」が籍を置いた宜蘭県蘇澳の漁協などによると、同船は65トン級のはえ縄漁船で、6日午後7時頃（台湾時間）、
北緯30度・東経130度（口之島）付近の海域を航行したところ、
日本の領海で操業した疑いで鹿児島海上保安部に停船を命じられ、船長が現行犯逮捕された。
逮捕された船長は7日0時頃、鹿児島まで連行され、事情聴取を受けた模様。
船にはほかにフィリピン、中国大陸籍の船員など計9人が乗船していた。
台湾と日本の間では今年4月、釣魚台（日本名：尖閣諸島）周辺の漁業権をめぐる「民間漁業取り決め」が結ばれたが、
今回、「春何豊166号」船長が逮捕されたのは、取り決めの適用水域（釣魚台12カイリを除き、北緯27度以南から八重山諸島北側まで）の対象外にある。