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リュック・ベッソン監督、メディアの傍若無人ぶりに激怒=ロケ切り上げも―台湾
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2013年10月27日、リュック・ベッソン監督の最新作「Lucy(原題)」の台湾ロケで、地元メディアの執拗な写真撮影に監督が激怒。
ロケの予定を前倒しして終了することも報じられ、台北市長までメディアに警告を発する騒ぎとなっている。聯合報が伝えた。
映画「レオン」などで知られるリュック・ベッソン監督の最新作「Lucy」は現在、台湾・台北市で撮影中。
ロケ現場には、ヒロインを演じる米女優スカーレット・ヨハンソンの姿などを狙い、地元メディアが連日、大挙して押しかけている。
聯合報によると、今月21日から市内の高級ホテル付近で撮影が行われていたが、取材カメラがずっと張り付いてベストショットを狙い、
彼らが乗って来た車が違法駐車されたことで、通行する車や付近住民との間にトラブルが生じるなど、騒ぎが収まらなかった。
これに業を煮やしたベッソン監督が、今月31日までだった予定を早めに切り上げると言い出し、事態がさらに混乱。
しかしその後、撮影チームによると、予定どおり進められることが決まったという。
この騒動について27日、台北市のハオ・ロンビン(●龍斌/●は赤におおざと)市長まで緊急会見を開き、
メディアに自制を求めるコメントを発表している。
今回は日本やシンガポールなどの候補地の中から、台湾がロケ先に選ばれたと言われる。
人気監督の話題作で観光促進も期待できるため、台湾の期待度は大きい。
また、マーティン・スコセッシ監督も最新作「Silence」で台湾ロケを行うと発表しているため、
今回の騒動が大きな影響を及ぼさないようにと、台湾側の緊張した態度がよく分かる。