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台湾・馬総統「釣魚台列島の主権を守るのは私の責任」
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(台北 12日 中央社)台湾の馬英九総統(=写真)は11日、大学時代から釣魚台列島(日本名:尖閣諸島)の主権問題について
深い関心を抱いているとし、中華民国の総統として釣魚台列島の主権を守ることが職責だとする考えを明らかにした。
馬総統は11日、自身のフェイスブックで、釣魚台列島について「1895年の1月14日、伊藤博文内閣が同列島を所有者がいないのを理由に、
沖縄県への編入を秘密裏に閣議決定し、その後“国標”を設置した」と歴史的経緯を述べ、119年前のこの日を「不幸で屈辱的な日だ」とし、
「日本はわが国領土の釣魚台列島を奪った」と語った。
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また、「釣魚台列島は明の時代から台湾の属島で、康煕22(1683)年に清によって台湾が版図に組み込まれた際に中国の領土となっており、
“所有者がいない”ことはなく、国際法上の“先占”にも該当しない。
このことから日本の主張は国際法的に根拠がなく無効だ」との認識を示した。
このほか、1895年4月17日の日清戦争後に結ばれた下関条約の第2条で「割譲される台湾の領土範囲は“台湾全島とそれに所属する全ての島嶼”」
と明記されていることに触れ、「釣魚台は元々台湾の属島で、清の時代にはカバラン庁(現・宜蘭県)に属しており、
戦後日本は台湾を中華民国に返還し、釣魚台も当然この中に含まれる」と自らの見解を表明し、
「釣魚台列島の主権を守るのは私の責任だ」と発言した。