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靖国神社参拝問題 馬総統「失望以上のものがある」/台湾
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(台北 12日 中央社)安倍晋三首相をはじめ内閣のメンバーらが昨年から相次ぎ靖国神社を参拝したのを受け、
馬英九総統は11日、自身のフェイスブックを更新し、日本の行動に対して不快感をあらわにした。
馬総統は「昨年12月26日に実施された靖国神社参拝が、中国大陸、韓国からの批判、
中華民国の厳重な関心、米国の失望を招いたことは、東アジア地域の安全に不安定要素を植えつけた」とした上で、
「中華民族の一部分である我々にとって、隣国の歴史の痛みを顧みない行動は理解に苦しみ、失望だけにとどまらない」とコメントした。
また、2012年9月の日本による釣魚台列島の国有化(日本名:尖閣諸島)をめぐっては
「東アジア情勢を揺るがし、その後中国大陸と日本が空域、海域において数回にわたる対立や、
一触即発ともいえる衝突を引き起こしたことは米国の重大な関心を集めた」とし、
「台湾の領土である釣魚台列島は依然として北東アジアの不安定なキーポイントだ」との認識を示した。
このほか、昨年11月23日に中国大陸が東シナ海防空識別圏を設定したことに対しては、
「日米韓の抗議を招き、米国は意図的に空軍機を該当空域に派遣し、日韓はそれぞれ自国の航空会社に対して飛行計画書の提出拒否を求めたほか、
韓国はその後自国の防空識別圏を拡大したことから、東シナ海の緊張状態が緩和されていない」と危機感を表明した。
靖国神社をめぐっては先月26日に安倍首相が、今月1日には新藤義孝総務大臣がそれぞれ参拝し、中華民国政府は遺憾の意を発表している。