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「帰化の決断」
周は陳水扁が馬英九に敗れた選挙を見る前に逝ったが、台湾独立運動に
半世紀を捧げた周がいま生きていたら、私が日本国籍を取得したことを何と
言うだろうか。
そういえば九二年のブラツクリスト解除後、三十一年ぶりに帰国した私に、
帰国しないと言い張った周は、「きみのほうが正しい。この運動の最前線は
台湾なんだから。でも僕はどうしても嫌なんだ。中国的なものが大嫌いなんだ
から。“中華民国”には近寄りたくない。嫌だという僕の気持ちも察してくれ
」と言ったっけ…。
私たち夫婦は二人でひとりだった。
台湾の間題から子育てまで、常に同じ側に立ち、相補い合い、二人でひとりと
して生きてきた。
周英明が愛し、終生その行く末を気にした台湾と日本の二つの祖国。
「“中華民国”には近寄りたくない。嫌だ」と言った彼は、日本人として
最前線に立つことに決めた私と、きっと同じ道を歩んでくれたにちがいない
(正論2010年1月号、P63-P66)。
URLリンク(hanausagi.iza.ne.jp)
先に旅立たれた旦那さん同様、金美齢さんも中華料理よりか、日本料理が好き
だったんだ。これは生まれ時から日本文化に囲まれて育ち、生理的な感性で
あるから、理屈じゃないのだ。