16/03/22 15:59:48.48 SMFAe2M6.net
コンクールの曲ってさ、
・約七分の単曲
・場面転換が多い
・急速な部分と緩徐な部分が詰まっている
要するに、バレエ音楽やミュージカル音楽の抜粋メドレーみたいな感じの曲に偏りがちじゃない?
それこそが「コンクールで有利な曲」ってことなんだろうけど、
コンクールでの演奏を視野に入れて作曲する際にこの制約は結構表現の幅を狭める。
例えばリンカーンシャーの花束やヒンデミットの交響曲みたいな複数の曲がセットの曲は
約七分に収めて、場面転換が多いようにカットして繋ぎ合わせなきゃいけない事が多いからあまり喜ばれない。
フランス組曲のアルザスロレーヌみたいな、一曲通して緩徐な曲も駄目だし、
ハイランド讃歌のフラワーデールみたいな長いソロがある曲もあまり受け入れられない。
協奏曲なんてもってのほか。コンクールで有利な曲は強いて言えば交響詩やラプソディに近いかも。
コンクールが駄目だとは思わないけど、
これを活動の中心に据えると、こんな感じで音楽の表現の幅をも狭めると思う。