【SLIP有】【PILOT】パイロット万年筆72【Namiki】at STATIONERY
【SLIP有】【PILOT】パイロット万年筆72【Namiki】 - 暇つぶし2ch172:_ねん_くみ なまえ_____
18/10/07 05:09:19.44 2HmxObB90.net
人懐っこい男の子だったジクソンさんは、自分の病気が当時の社会にどういう烙印を押されているか、知る由もなかった。
「90年代当時は、便座からでもエ イズがうつると思われていた時代です。大学の教科書にさえ、目と目が合うだけでH IVに感染すると書いてあった」とジクソンさん。
そもそもジクソンさんを怖がったのは子供たちではなく、親たちだった。お誕生会にジクソンさんを呼ばないだけでなく、ジクソンさんのきょうだいも招待しなかった。
そして級友たちは成長するにつれて、自分の親の偏見をそのまま受け継いだ。
「『エ イズの子、ゲイの子』とか呼ばれました。自分は孤独で独りぼっちだと感じるようになったのはその頃です。世界に自分の居場所はないと思った」
10歳になったジクソンさんは、自分の父親が何をしたのか、どういう犯罪だったのか、話を組み立て始めた。
しかし実際にその行為がどれほどのものだったか、実感できるようになるまでにはまだ数年かかった。
「最初はすごく怒って、憤慨していました。父親というのは近くから息子を応援するものだっていう、そういう映画を観て大きくなったので。
どうして自分の父親が僕にあんなことができたのか、まったく受け止められなかった」
「僕を殺そうとしただけじゃない。僕の人生を決定的に変えてしまったんです。僕がいじめられたのは父親のせい。
僕が何年も入院していたのも父親のせい。自分の健康や行動についてこれだけ気を付けなきゃならないのも、父親のせいだ」
13歳の時のことだ。自室でひとり聖書を勉強していたジクソンさんは、信仰を獲得した。そしてそのおかげで、父を許すことができた。
「許すのは大変なことです。でもあの人のレベルまで落ちたくない」


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