22/04/19 21:58:33.27 te1qt6hXI
>>508
出所した武史は、差別に立ち向かうには教育が必要であると諭されて、酒を止め、解放運動に身を
投じる。以後、終生、解放運動を通じて、路地の子どもたちの教育や更正に身を捧げた。
こういう地道な活動をする人がいたのかと頭が下がる。差別を何とかしたいという気持ちは同じだが、
差別されないためには金だと割り切って金儲けに走った龍造とは対照的だ。
武史は、一度、龍造のもとへ、どうして解放同盟を通してお金を借りないのか、
と話をしにきたことがある。龍造は「剛三に頭下げるのだけは、我慢ならんのです」と話す。