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昨年末、ダウンタウンの松本人志に関する週刊文春の報道が出て以降、少し懐かしい動画や画像が、SNS上でしばしば拡散された。
'90年代の人気番組『ダウンタウンのごっつええ感じ』(フジテレビ系列)の一部を切り出した動画や画像である。よく知られるように『ごっつ』は、ダウンタウンを筆頭に芸人やタレントがコントを披露し、爆発的な人気を誇った番組だ。
今回出回った「切り抜き」でとくに注目を集めたのが、当時まだ駆け出しだった女優の篠原涼子が、松本にどつかれたり、股間を触られたりするシーンだ。いまでは考えにくい演出に、批判的な反応が寄せられたのである。
「それは『大阪の笑いは乱暴なんじゃないか』といった反応です。ダウンタウンのお二人は兵庫県尼崎市の出身ですし、もちろん大阪の芸人が全員乱暴だなんてこともない。でも、今回の件で大阪の『イメージ』が悪くなっている感は否めません」
大阪人にとってはとんだとばっちりだが、その一方で、多くの人が、大阪といえば「オモロイ」というイメージに加えて、「ツッコミがキツい」「ズケズケした物言いが下品」といったイメージを抱くのもたしかだろう。
セクハラやパワハラ、暴力、あるいは「強い物言い」に社会が敏感になるなかで、「大阪的なコミュニケーション」が世間の空気とズレて感じられ、「大阪ぎらい」とでも呼ぶべき雰囲気が広がっているのかもしれない。
それにしても、なぜ大阪はこれほどまでに「オモロイ」「ズケズケした物言い」といったイメージをまとうようになったのだろうか。そもそも本当に大阪の人は「オモロイ」のか。じつはそのイメージの裏に、大阪の複雑な表情が隠されている。
かつて大阪のコミュニケーションの特徴は「柔らかさ」だとされた。大阪の商売の中心である「船場」を舞台に小説を多数書いた作家の山崎豊子は、〈大阪弁は商業語、商人ことばとして驚くほど複雑豊富なニュアンスを持っている〉と書いた。「~やさかい~だす」「~でっしゃろ」といった柔らかく曖昧な言い回しで相手を立てつつ、最後は自分が利を得るような巧みな物言いを、大阪弁の特徴と評したのだ。
続きはYahooニュース 現代ビジネス 2024/02/09
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