中村獅童【萬屋】親子スレat RAKUGO
中村獅童【萬屋】親子スレ - 暇つぶし2ch76:SPICE 2/
22/05/01 16:10:32 .net
>>75続き

◆歴史的大事件をもとにした新作

今回の新作『永遠花誉功』は、中大兄皇子(後の天智天皇)が蘇我入鹿を討った「乙巳の変(いっしのへん、 645年)」が題材。
「大化の改新」の発端であり、歌舞伎や文楽の演目として知られる『妹背山婦女庭訓(いもせやまおんなていきん)』のモチーフにもなった歴史的な政変に、
cosMo@暴走Pによる楽曲「初音ミクの消失」を絡め、スピーディーにストーリーが展開する(脚本=松岡亮、 演出・振付=藤間勘十郎)。

悪に立ち向かう金輪五郎今国(中村獅童)の活躍、ヒロイン太宰少弐息女苧環姫(初音ミク)が抱える秘密、帝位を狙う蘇我入鹿(澤村國矢)の巨大な悪を主軸に、
苧環姫の母である太宰少弐後室定高(中村蝶紫)、入鹿家臣である宮越玄蕃(片岡千次郎)や荒巻弥藤次(中村いてう)、中納言安倍行主(中村獅一)といった個性的なキャラクターが物語を盛り上げる。


◆お馴染みの一座に初参加組も加わりパワーアップ!作品をさらに面白くする俳優たち

獅童演じる金輪五郎は天下を牛耳った入鹿の子分になっているが、これは敵を欺く偽りの姿。実は正義のために“打倒入鹿”を胸に秘めていて……という役どころだ。
悪龍が宿り、横暴の限りを尽くす入鹿を演じる國矢は大きく、迫力たっぷり。娘である苧環姫への愛をじっくり見せた蝶紫の、情ある演技も印象的だった。
今回初参加の千次郎&いてう扮する入鹿家臣は道化役。コミカルなやり取りで客席をドカンと大いにわかせる。安倍行主を演じた中村獅一は品よく、また俳優としての出演だけではなく、「超歌舞伎」では立師としても活躍。
様式美をしっかり見せながら工夫を凝らした立ち廻りや、バク転、側転、ジャンプと、アクロバティックな技を生き生きと見せる俳優たち、舞台を華やかに彩り、舞い踊る女流舞踊家たちと、超歌舞伎ならではの多彩な顔ぶれが揃った座組は今年も健在だ。


◆切ない思いを胸に……初音ミクの告白

より立体的に、よりクリアに、より繊細になったミクの姿と動きにも驚かされた。目の表情もイキイキと、着物の質感もふわりと柔らか、しっとり唄い踊る姿も、指先まで美しくあでやかだ。
憎き入鹿の妻にと所望され、もし命令を断れば打首……無理難題を突きつけられた苧環姫は、「実は私は、 三年前に病で亡くなった姫の絵姿」と告白。
自分は金輪五郎への恋煩いで亡くなった姫の、“形代”であると語るやいなや、屏風の中にみるみると吸い込まれ、ピタッと絵に変身する場面は魔法のように鮮やか!
「ボクは生まれ そして気づく 所詮 ヒトの真似事だと 知ってもなおも歌い続く 永遠(トワ)の命 VOCALOID」……cosMo@暴走Pによる楽曲「初音ミクの消失」の歌詞からインスピレーションを得てつくられた今回のミクの役どころは、
どんなにリアルな存在になっても、人そのものにはなれないボーカロイドの“さだめ”が重ねられ、より切ない風情と魅力を放った。


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