20/03/19 06:20:37 7O0qk5SG.net
>>331
問:亀治郎さんは猿之助を継げと言われたときどんなことを思ったか。
亀治郎さん:
僕の人生計画の中では「市川亀治郎を一生変えません、襲名しません」興行をやるつもりだったんです。
私は亀治郎で大河ドラマに出させていただいてから、大きくしたというつもりはないんですが、
本当に亀治郎という名を知っていただいて先輩、そしてお友達、後輩から「亀ちゃん亀ちゃん」と呼ばれて、その名前を大きくしていただいて、
その中でやっぱり、先輩である坂東玉三郎さん、仁左衛門さんであられます孝夫さんも一代で名前を大きくされてそういう先輩方があったからこそ、
僕も「亀治郎でいこう」という勇気をいただいて、決意していました。
しかしながら伯父から僕のやってきたことを継いで欲しいと言うことで、
その時点では猿之助という名前は神様に等しいような憧れの名前というのはありますけれども憧れイコールそれになりたいということではないです。
あまりにも憧れすぎてて、それにはっきり今の時点では亀治郎という名に愛着があります。
しかしながら僕も好き放題やりたい放題日ごろやって、伯父には何一つ恩返しをしていませんから、ここでひとつ恩返しをさせていただくなら、
継いで欲しいといわれたら、継がせていただきますというのがひとつの恩返しになればいいなという思いで受けました。
でも一番の念頭にあるのはやはり、襲名を通して、個人ではなく歌舞伎を末永く守りたいというそのための襲名と言うことは僕の中では変わりません。なのであくまで歌舞伎のため。
問:亀治郎という名は結婚して子どもが生まれたら継がせる?
亀治郎:
いやその子は出来が良ければ、です。出来が悪い子にやっても無理ですので。
でも密かな希望として僕は死ぬときにまた亀治郎になって死にたいなという、それはゆくゆくは猿之助を譲って、また亀に戻っていたいという気持ちを今は思っております。でもすぐ変わると思います。