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野球賭博とは
警察や賭博に詳しい関係者によりますと、野球賭博は、プロ野球や高校野球な
どの試合を対象に、どちらのチームが勝つか賭けるものです。
胴元と呼ばれる、賭博を主催する人物が客の取りまとめと賭け金の分配を行い
ます。賭け方はさまざまだということですが、例えば、試合によって、チーム
にハンデが付けられ、弱いチームのハンデが「2」だとすると、強いチームは
3点以上引き離さないと勝ったことになりません。客は、ハンデを考えたうえ
でチームの勝ち負けを予想します。勝ったチームに賭けた客には、試合の点数
の差や賭けた金の額に応じて分配金が支払われる仕組みです。
関係者によりますと、最近では、客が、メールや無料通話アプリ「LINE」
を使って野球賭博を主催する人物やその仲介役とやり取りをするケースが
増えてきているということです。野球賭博を巡っては、5年前、大相撲の複数
の力士が賭博に関与していたことが明らかになり、元幕下力士らが警視庁に
逮捕されています。
専門家「違法性の認識 薄いケース多い」
野球賭博などギャンブルの問題を研究している「国際カジノ研究所」の木曽
崇さんは、野球賭博について「野球ファンが応援の延長のような感覚でのめり
込んでしまうなど違法性の認識が薄いケースが多くみられる。弱いチームに
ハンディキャップとして点数を上乗せするなどルールが独特で、単純に試合
結果を予想するだけでなくハンディキャップも含めた予想をするのでおもしろ
く感じてしまう。賭博は違法だという認識の徹底が必要だ」と指摘しています。
そのうえで「勝敗を点数で換算し、長期間かけて点数を争ううちに実際に賭け
ている金額が分かりにくくなり、清算の段階になって大きな借金に気付く人が
多い」と話していました。
また、野球選手が関わっていたことについて「野球はサッカーなどと比べて
1人の選手が勝敗を左右しやすい。特に今回取りざたされているのは、
最も試合を左右するピッチャーばかりなので、八百長に対する疑惑の目が
向けられるのは避けられないと思う」と指摘していました。