24/05/25 13:10:44.00 dK3DIEWrr.net
ある所から入手した「警察庁指定第114号事件」(通称グリコ・森永事件)の犯行グループと思われる無線交信記録テープ、当時全国のアマチュア無線関係に配布されたもので、1984年12月4日午後2時過ぎに北海道のアマチュア無線家が傍受し、警察に届けたものです。文面は新聞などで公開されていますが、実際にテープを聞いてその内容を読み解いてみました。
「了解、まったくそのとおり(です)。いちにぃいちろく(1216)、ただしねえ、R6に行った際には(ね)、日帰りで戻ってくるように。往復券が確実に取れてRの6に行く場合には必ず足が付かないうちに戻ってくるように。えーと、それから7のほうは現在ね、また別のコマンドが探りを入れてますけども、7、8は比較的えーあれなんでね、厳重に警戒してるんで現在のところ6あるいはRの6が一番有望との情報が入っています。21面相、こちら玉三郎」
「了解、ところで不二家のほうはどうなっとんのや?ほなら不二家のほうでは金払わんちゅーとんのけ?」
「やあ、だったらもう不二家、あきらめたほうがええわなこりゃ」
この交信記録はアマチュア無線に割り当てられている7MHz(バンド)から少し外れた(オフバンド)の7.110MHzでの無線交信で、通常はSSBと呼ばれるAMラジオの音質からさらに劣化した方式で行われています。この音声自体も非常にノイズが多く、交信相手は傍受されていませんでした。
グリコ森永事件で録音されたQSO
URLリンク(www.ja3yaq.ampr.org)