21/08/26 21:01:39.93 .net
>>141
読み終わりました。
泣いたw
ピノッキオは無垢すぎる。
無垢だから騙されるし大変な目に遭う。
でも騙されたことも大変な目にあったことも、その根底には親や友達への愛情(親のために金貨を増やそうとした)や信頼(友達を信じてフカを見に行ったり、子供の国に行ったりした)がある。
自分の欲望もあったかもしれないけど、キツネやネコやロバになった友達とは根本が違う。愛情や信頼が根底にあると思った。
最後、ピノッキオは操り人形だった頃の自分をみて醜いと言ってるけど、そのぼろぼろの体は美しいと思う。いろんな間違いを犯して、その中でいろいろ失って、最後にやっとわかる。最後にやっと安らぎに辿り着く。ずっと父や母と一緒だったら、父や母と過ごす安らぎは気付けないはず。最後、恵まれた環境になるけど、最初から恵まれた環境だったら、その有り難みは気付けないはず。
おれが人生にリアリティを感じられないで、ぼーっと過ごしてしまうのは、その先に待ってるものがまだ想像できてないからなのかなあ、と思った。