17/01/12 20:05:45.35 .net
>>828
囲碁で言うと、
最初はその道のプロが客観的な評価基準を与えていた
しかし今話題のアルファ碁という人工知能は、自己対局、つまり人工知能自身で何億回と囲碁を打ち、
いまや人類(個人ではなく!)のトータルを超える量の経験を積んで、そこから新たな評価基準を得ている
もはやアルファ碁の手は、良いのか悪いのかさえ人間には判断できない
ただこれはボードゲームのように自己対局(というかシミュレーション)が可能な分野にかぎられる
起業アイディアや、お笑いのような分野だと、まず現実と同じ環境を用意することができないので同じ手法は取れない
だからあくまで過去の事例を集めるというビッグデータ処理のやり方をするしかない
こうなると発想は既存のものからあまり離れられない(離れてもいいが、それを良いアイディアだと評価することは人工知能にはできない)
これが「現段階で人工知能にむずかしそうなのはひらめき」ということの意味
ただしビッグデータを処理することで人間が気付けていない共通項(=傾向)を抜き出すことはできる