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しかし、それに対してはこういう見方ができます。
まずTononiの統合情報理論は、意識とは情報の統合性であると言う。
他方F.Varelaは、万物に絶対的基盤はなく、関係性こそが本質と
主張します。神経回路のコネクショニズム的な東洋哲学の解釈です。
これらの立場を踏まえると、我々の現象理解はそれ自体が
固有の情報統合の仕方、ホフスタッターのいう符号、変換なのです。
従って、その固有性無しにはそれはそれを、例えば生命や
意味、意図などを示しえないものだということです。
即ち、一種の独自性、唯一性があるということです。
このような還元主義批判は複雑系の先駆的数学者イアン・スチュワートも
しています。
ただし、ここに挙げた整理は私の勝手な編集です。
以上が>>270の一番目の問題への回答です