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目的論: 古代ギリシャに代表される世界観
目的論(テレオロジー)は、物事の存在や現象を「目的」や「意志」に基づいて説明する考え方です。この世界観は古代ギリシャの哲学において顕著であり、アリストテレスをはじめとする哲学者たちによって体系化されました。例えば、「石が地面に落ちるのは、石が”地”という性質を持ち、石が地に還ろうとする本性を持ち、石が地に還ろうとするからだ」と説明されました。この考え方では、自然界のあらゆる事象がそれぞれ固有の目的や本質を持ち、それに従って動くとされました。
機械論: 近代科学の考え方
一方、機械論(メカニズム)は、近代科学の進展とともに登場した世界観です。この考え方では、自然界のすべての現象は「機能」や「仕組み」によって説明可能であるとされます。意志や目的といった抽象的な要素は排除され、あらゆるものをシステムやモデルとして捉えます。例えば、太陽系は惑星や太陽が重力によって相互作用する「機械的なモデル」として理解され、これを通じて宇宙の動きが説明されます。このように、機械論では目的を仮定せず、現象を因果関係や数学的な法則によって記述することを重視します。
近代科学は、システムとして記述する機械論に立脚しているが、突き詰めると世界は目的論によって説明できるのではないかと考えている
このスレでは、機械論としてではなく、
目的論として世界を記述するゲームを考えていく