反出生主義について ★5at PHILO
反出生主義について ★5 - 暇つぶし2ch36:考える名無しさん
24/11/22 20:45:18.36 0.net
反出生主義的には、子を生むことは子に大きな苦痛を与える可能性があるので倫理的に悪であり、辞めるべきであるという。
しかし、「他者に重大な苦痛を与える可能性がある行為は悪であり、辞めるべき」という倫理規範は果たして妥当なのか?これを実社会で生じる他の行為へ当て嵌めると、かなりおかしな事になってしまう
車を運転すると誰かを轢き殺してしまう可能性があるが、だからといって、「全ての自動車運転は悪であり、全人類は自動車運転を辞めるべき」という倫理規範を導くことは妥当とは言えないだろう。これを妥当性のある形に修正するならば、「全て」という対象を却下した上でどのような自動車運転が悪となり得るのかを考え、個別具体的な対象に絞り込み対策を講じなければならない
これと同様に、反出生主義の「全ての出生は悪であり、人類は子を生むことを辞めるべき」という主張はとてつもなく大雑把な極論で著しく妥当性に欠けるものであり、もっと丁寧な対応が要求される
では、子を生むことの論点についてどのような社会制度が実装できるのかを考えてみると、世の中には明らかに親としての資質に欠ける虐待親予備軍的な者がいるので、子を生むことに一定の規制を設けてもいいかもしれない。まずは職歴、収入、犯罪歴、病歴などの簡単に分かる属性チェックから開始し、テクノロジーが急速に進化した近未来世界においては個体の遺伝子的特性から子育ての向き不向きを客観的に割り出す技術が発明されているかもしれないので、そういった技術を取り入れるのもよいだろう。勿論、この例を深く考えると色々と現実的問題はあるのだが、今はそれを論じることが目的ではないので棚上げとする。この例から導ける倫理規範は「親の資質がない者が子を生むことは倫理的に悪であり、辞めるべき」というものになる
このようなきめ細やかな規制が社会制度には求められるし、そうすることが不幸の逓減に繋がる
「全人類は子供を生むのを辞めるべき」はいくらなんでも極論過ぎる、それ故に極論的な問題も容易に想定できてしまう
主義として杜撰すぎる


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