24/11/27 19:24:03.43 0.net
原義的な意味における「反出生主義」は、主義としては色々と難点があり過ぎて、倫理規範として認めるのは難しい。
よって、倫理規範として主張するのではなくて「子に苦しみを与えたくないので、私は生みません」と自己完結させるのが妥当だろう。このスレの元住人の反出生的な人達は自己完結しているので、何の問題もない。
反出生主義者の主張として「反出生主義は出生主義(?)への反発だ」というものがある。出生主義がどのようなものであるか不明瞭だが、ここでは仮に「全人類は生むべき」という倫理規範を掲げる思想としてみよう。反出生主義者は「生め」という強制に反対しているのだと思うが、「強制」の反対は「自由」や「任意」なのに、逆に強い「規制」を設けろと主張している構図になる。出生主義(?)も反出生主義も人々の自由や任意を束縛するという意味では同じなので、自らが出生主義(?)に反対するのと同じ理由で反出生主義に反対されているということには気づかないのだろうか?
また、反出生主義者は批判者を出生主義者とよく誤認するが、世の中の人々は反出生主義者と出生主義者の二項対立で成り立っているわけではない。多くの人々は出生については「任意であるべき」という立場をとっている。
だからこそ、任意に強い規制を掛けろと主張する反出生主義に反対しているのだ。もしも出生主義なるものを体系化された理論として主張する者がいたら、反出生主義と同様に批判の対象となるだろう。